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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
番外編 『あれから一年』
201/206

番外編 011

○同・玄関ロビー~外

夏「なんか今日はあっという間だったな……」

   と、玄関ロビーを歩きながら。

加奈の父「(後ろから)立花さん!!」

夏「(振り向いて)加奈のおじさん」

加奈の父「看護師さんに聞いたけど、うちの患者さんを助けていただき、ありがとうございました」

夏「いえいえそんな……でも行動して良かったです」

加奈の父「はい。ヒーローは自分の為ではなく、困っている人の為に行動するんですよね!?」

夏「(照れて)ヒーローってそんな大げさな」

加奈の父「外は寒いですから、ロビーで待っていて下さい。後で家まで送ります」

夏「ありがとうございます。でも大丈夫です」

   と、自分の胸に手を当てて。

夏「今はすごく温かくて……」

   ――外を見つめる夏。

   玄関から見える三体の雪だるま。

   大きな雪だるまの間には、小さな雪だるま。

夏「(微笑んで)だから外でタクシーを待ちます」

   ――微笑み返す加奈の父。

加奈の父「では、失礼します」

   と、会釈して別れる二人。

   × × ×

   玄関ロビーから外に出る夏。

夏「へーくしょん!!」

   ――うーっと身震い。

   鞄からスマホを取り出して。

夏「あーもしもし鬼島先輩?」

 「あ、まだ病院にいます?」

 「良かったー!! 今玄関にいましてー、良ければ先輩の超カッコいい車に――」

鬼島「おいわれ、あたしはタクシーか?」

   と、すぐ後ろから。

夏「うへ」

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