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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第九話 『学園祭』
152/206

第九話 014

○同・校門~校庭(9時)

   校門には『お花見女子高等学校 学園祭』のボード。

   校庭を歩く制服姿の音葉・春香・加奈・望美と、私服姿の稲穂・知恵・湖太郎。

加奈「へー、稲穂先輩は音葉先輩の家に泊まられたんですね?」

稲穂「うん、連休最終日までお世話になるんだけど……迷惑かけてごめんね? 音葉ちゃん」

音葉「気にしなくていいよ。お父さんとお母さんも凄く喜んでいたし」

稲穂「そういえばおじさんとおばさんの顔を見るのも久しぶりだったなー。おばさんは相変わらず可愛かったし」

音葉「うふふ、ありがと」

湖太郎「可愛いと言えば夏ちゃんのメイド服姿だよ!!」

 「(妄想して)えへ……楽しみだなー……えへへ」

春香「(湖太郎の耳元で)そこにメイド服姿の峰山先生も追加してみよう」

湖太郎「(妄想して)えへ……メイド服姿の峰山先生も――」

 「!」

 「リア充 峰山あああ!!」

   と、校庭の木におでこをガンガンとぶつけて。

峰山「(昇降口からジャージ姿で猛ダッシュ)呼んだか河口いいい!!」

知恵「うふふ、噂をすれば」

音葉・春香・加奈「おはようございます!!」

峰山「おう、おはよう!!」

 「(赤面)か、河口……来てくれてありがとう」

知恵「ううん、こちらこそ誘ってくれてありがとう」

峰山「あいつ……大丈夫か?」

   と、おでこをぶつける湖太郎を見て。

知恵「うん、いま反抗期みたい。放っておけばそのうち治るよ」

峰山「そ、そっか……」


同・運動場(9時半)

   運動場の端には様々な屋台や机とイスが並ぶ。

   運動場の中央に整列する全校生徒と一般客たち。

   その前に並ぶ実行委員、先生、ご来賓。

夏「(マイクで)これより、お花見女子高等学校の学園祭を開催します!!」

   と、朝礼台から挨拶。

   ――音花火が上がる。

   拍手するみんな。

   × × ×

[屋台の食べ物をメイド服姿で客にふるまう三年生たち]

[実行委員の腕章をつけて場所を案内する夏や羽村]

[食べ物を食べながら運動場でくつろぐ音葉と稲穂]

[食べ物を取り合う春香と望美、加奈は仲裁に入っている]

[校内の展示物を見て回る知恵と湖太郎]

[真中と南に特製ミックスジュースを勧める野宮とあわてて止めに入る大木]

[北川から紅茶をもらい、ハンカチで涙をぬぐう飛鳥井。離れた場所から見守る理事長]


○同・運動場(13時半)

放送「お知らせします。この後14時から『高丘 景のスペシャルライブ』を行います」

 「屋台の販売もここで終了となります。みなさん速やかに体育館にお集まりください」

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