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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第八話 『海水浴』
133/206

第八話 017

○同・イベント会場

   サイリウムで応援する望美たちや他のファン。

   ファン以外は複雑な表情。

   ――高丘、その様子を見て。

高丘М「(歌いながら)大丈夫!! 自分を信じれば……きっと大丈夫!!」

   ――演奏が終わる。

   少しの静寂からの大歓声。

   観客から「可愛いー!!」「頑張れよー!!」の声。

現場監督「これは……視聴率いただいたぞおおお!!」

   × × ×

司会「えー、この後19時から花火大会もありますので、みなさんごゆっくりお楽しみください」

   ――はける観客たち。

夏「花火かー……高1の夏休みは、音葉とニ人で花火大会に行ったっけ?」

音葉「そうそう。人がいっぱいではぐれないようにって、ずっと手を繋いでたよね?」

夏「へへっ、今日は大丈夫そうだな?」

音葉「うん」

   ――夏と音葉を見つめる春香。

高丘「立花さん!!」

   と、女装姿の高丘とマネージャー。

高丘「今日は色々とありがとう」

夏「いやいや、ウチも『ファンも認めたんだから行けるよ』なんて、無責任なことを言ってごめん」

高丘「ううん。編集長に突っかかる立花さんを見て、僕も勇気をもらえたんだ」

 「今の場所から落ちるのを怖がっていないで、どうせなら自分からやってやろうって」

 「(ウインク)一度死にかけた身だもんね?」

夏「へへっ、そっか」

高丘「いろいろ悩んだけど、(笑顔で)結果的にカミングアウトして良かった!!」

夏「(笑顔で)高丘っちが納得したならそれでいいや!!」

マネージャー「立花さん、一度だけでなく二度も景を助けて下さり、ありがとうございました!!」

 「何か力になれることがあれば、景を連れていつでも協力します!!」

   と、名刺を差し出す。

夏「(受け取って)いえいえ、これからも頑張って下さい!!」

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