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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第八話 『海水浴』
131/206

第八話 015

○同・イベント会場~ユニットハウス前(18時頃)

   太鼓の演奏が終わる。

   ――ライトアップされた会場。

加奈「(チラシを見て)次がいよいよ高丘さんのライブですね!?」

夏「あれ? おじさんは? さっきまでいたよな?」

春香「車で寝るって『GKW』に戻っていったよー?」

夏「あはは……」

望美「はいみんな!! これつけて!!」

   と、鞄からサイリウムを次々に取り出して。

音葉「わー、綺麗ー」

加奈「確かこうやって指の間に挟んで持つんですよ」

春香「腕にも巻けるんだ―?」

望美「(取り出しながら)いろんな種類があるから!!」

夏「望美お前、何でこんなの持ってたの?」

望美「夜につけたら綺麗かなー? と思って持ってきたの。まさかこんなところで役に立つとは思わなかったけど」

湖太郎「んーん!! サイリウムを持つ夏ちゃんは、まるでホタルの――」

夏「何ならお尻に刺そうか?」

   と、サイリウムを向けて。

   素早く首を横に振る湖太郎。

望美「はい!! 湖太郎さんは全身に付けれるだけ付けて!!」

湖太郎「ええっ!?」

   ――全身にサイリウムを巻いた湖太郎。

   かろうじて目元だけに隙間。

湖太郎「どう夏ちゃん!? 僕いま輝いてる!?」

夏「おう!! 最高に輝いてるぞ!!」

   × × ×

現場監督「会場の皆さん、この後のライブはテレビで生中継されますので、粗相のないようにお願いします」

   と、マイクで挨拶。

夏「(神妙な面持ちで)どうする高丘っち……変わるか、変わらないか」

   と、ユニットハウスを見つめて。

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