表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第八話 『海水浴』
129/206

第八話 013

○同・サーフィンエリア

   ――サーフィンを楽しむ知恵。

夏「知恵姉ー!!」

湖太郎「おーい!! 姉ちゃーん!! お昼ー!!」

   と、知恵に向かって。

   ――手を振る知恵。

   × × ×

知恵「わざわざごめんねー、つい夢中になっちゃって」

夏「何回も電話したのに」

知恵「ごめんごめん」

 「ちょっとこれ返しにいくね?」

   と、サーフボードを見せて。


○同・お店への道中~店内~ビーチ真ん中への道中。

夏「知恵姉、大人って何だろう?」

   と、三人並んで歩きながら。真ん中に夏。

知恵「んー、自分の言動や行動に責任を持つこと、それが大人かな?」

夏「なるほど」

湖太郎「(泣きながら)夏ちゃんそれさっき僕も言った……」

   × × ×

知恵「こうやって休日に好きなだけ遊べるのも大人の特権だし」

   と、カウンターで店員にボードを返す。

知恵「でもね、その分仕事の時は我慢しなければいけない事も沢山あるし」

   カウンターを背にする三人に「ありがとうございましたー」とお辞儀する店員。

   × × ×

夏「そっか……。夢ってさ、大人からしたら、やっぱ綺麗事に聞こえるのかな?」

   と、ビーチ真ん中へ向かいながら。

知恵「んー、例えばどんなに小さなことでも、夢を持った方が楽しいじゃない?」

夏「うん」

知恵「だからその人の気持ち次第かな?」

夏「なるほど……」

知恵「夢を追う人も、夢を諦めた人も、自分が納得していればそれでいいと思う」

夏「……分かった。ありがとう知恵姉!!」

湖太郎「僕はまだ夏ちゃんを諦めてないよーん」

   と、夏に飛びつこうとする。

知恵「(笑顔で)でも一方的な考えの押しつけはダメかな……」

夏「それ……すっごく分かります」

   と、湖太郎をガードしながら。


○同・ビーチ真ん中(昼~午後~夕)

[以下、動きのみで]

   レジャーシートでお昼ご飯を食べる夏・音葉・春香・加奈・望美・知恵・湖太郎。

   フランクフルトを片手で食べながら、双眼鏡で覗き歩く拓蔵。

   ――午後から知恵も含めて6人で遊ぶ女子たち。

   ビーチバレー、砂山作り、浮き輪でぷかぷか。

   ――日が傾く。

   湖太郎が手に持った腕時計を指して、みんなに時間を知らせる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ