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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第六話 『ほうとう杯(前編)』
105/206

第六話 017

峰山「(泣きながら)良くやった立花ああ!!」

   と、アリーナ足下にある小窓から会場を覗き込んで。

   × × ×

編集長「最後のサソリ蹴りを見て思い出した……」

記者A「(編集長を見て)え? 手帳じゃなくて?」

編集長「お花見女子のコーチ、彼は全日本を二連覇した立花 恵介だ」

 「別名、サソリ蹴りの立花」

記者A「えーっ!? じゃあ立花 夏はその妹!?」

編集長「(歩き出して)これは決勝戦が楽しみだ」

記者A「(追いかけて)あ、ちょっと待ってくださいよ編集長!!」

   × × ×

南姉「へー、中々やるやん? 立花はんも」

   と、喜ぶお花見部員たちを見て。

柏原「綺麗なサソリ蹴りだったね友やん!? カッコ良かったなー!!」

 「立花さんにサイン貰ってこようかなー!?」

南姉「(呆れ顔で)ほんま、アンタとおると調子が狂うわ……」

   × × ×

アナウンス「ここで30分の休憩を挟み、女子の決勝戦を行います」

観客A「おいあれ、山梨学園大学じゃねえか!?」

観客B「ホントだ、すっげーオーラ!!」

   と、ざわつく観客席。

監督「どうやら決勝には間に合ったようだな?」

   ――監督に続いて会場入りする、山梨学園大学空手道部の部員たち(男女20人程)。

   全員ジャージ姿。鬼島の姿もある。

   × × ×

湖太郎「やったねなっちゃん!! ついに決勝戦だよ!?」

   と、2Fの観客席で。

夏「(ガードしながら)分ったから離れろって!!」

   ――周りで休んでいる部員たち。

峰山「河口、昼メシ余ってないか? 飛ばして来たから腹が減って……」

知恵「(笑顔で弁当の残りを見せて)野菜だけなら」

峰山「おおぅ……」

   × × ×

恵介「みんなここまでよく戦ったな!?」

レギュラー5人「はい!!」

   と、恵介の前に横一列に並びながら。

恵介「それでは決勝戦の出場順位を発表する」

夏「くっ!!」

   と、右足首を押さえてしゃがみ込む。

恵介「どうした夏!?」

音葉「まさかさっきの試合で!?」

夏「(しかめっ面で)……大丈夫、大丈夫だ」

   と、しゃがんだまま。


――終わり――

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