表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第一話 『ウチと彼女の約束事』
10/206

第一話 010

○元の屋上のドア前スペース

加奈「……そうだったんですか」

夏「でも約束したからって、誰でも良かったわけじゃないんだ」

 「まぁ最初は、助けてくれる優しい人なら、友達になりやすいかなーと思ってたけど」

 「あのとき加奈が、勇気を出してウチらの決闘を止めてくれた」

   × × ×

[フラッシュ]

加奈「こんな清々しい朝から喧嘩なんてダメですよ!!」

   × × ×

夏「あの時の加奈の目、音葉が鬼島を止めた目とそっくりでさ……」

 「(神妙な面持ちで)だからウチは加奈と友達になりたいって――」

   ――夏を優しく見つめる加奈。

夏「……でも虫がよすぎるよな?」

加奈「分かりました」

 「私、夏先輩やハルちゃんを見て、学校に迷惑ばかりかけている人だと勘違いしてました」

 「……まあ多少はありますが」

春香「えー? ハルもー?」

加奈「でも二人といると、何だか少し楽しいなって思えて……私はその気持ちを大切にしたい!!」

 「私でよろしければ、お友達になってください」

   と、床に手をつき、お辞儀。

夏「えっ!? いやー、こちらこそよろしく!!」

春香「ははーっ」

   と、二人もお辞儀。

春香「でもまだかなちゃん、町を一望できてないよねー?」

夏「(図星)うっ……」

春香「(夏を見て)近くにいいところがあるのにねー?」

加奈「そうなんですか!?」

夏「あーもう!! 分かった分かった!! 腹くくったよ!!」

 「(立ち上がって)いくか!! 大切な友達のために!!」

春香「流石なっちゃん!! そうでなくっちゃ」

加奈「ありがとうございます!!」

   と、立ち上がって。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ