暴れます。
これ、2,5話です。申し訳ありません。一気に書いて投稿したので間違えました。
「いよっと」
目の前の魔法生物を蹴り上げて、窓の外へ飛ばす。厚さ5cmの窓ガラスが一瞬でふっ飛んだ。
そういえば、まだ説明していなかった。この世界には魔法がある。
魔法とは、体に満ちている魔力と自分の精神を一時的につないで、決められた術式を組み立て、また精神を通常に戻してスタンバイさせた術式を起動するという、めんどうくさいものである。しかし、魔法の才能が平均な人が一番基本の魔法をつかっても、大砲一つ並みの威力を持つほど、超強力だ。自分が4歳の当時は、一部の才能のある者しか使えなかったが、魔力を底上げする『法具』の存在により、誰でも使えるようになった。(ちなみに、どういう事だか法具を2つ以上装着すると、精神が崩壊する。)
もう一つ説明。人間には、だれでも生命値(HP)と精神値(MP)が存在するのが普通である。HPは、600ぐらいが平均だ。これが0になれば、死ぬ。いくら鍛えても、これは変わらん。(魔法による強化なアリ。)MPは500が平均だ。これは、魔法を使う人も使わない人も関係なく存在する。魔法を使うと減っていく。さらに、これが0になっても、死ぬ。その人の魔力の大きいほど、MPの自然回復量も多くなる。
常人の魔力はだいたい100ぐらいである。魔法は、魔力1000から使うことができる。魔法の才能があるなら、普通5000ぐらいである。時々、強力なのがいて、10000という数値があるものもいるが、普通5000ぐらいである。魔力が強いほど、魔法の威力がすごい。
とまあ、脱線したから元に戻す。
魔法は属性は分かれていて、炎、氷、草、風、雷、水、それぞれ長所と弱点がある。
まず炎。難しくもなく、簡単でもなく、微妙。水と風に弱い。氷と草に強い。
次に氷。少しくせがある。炎と雷に弱い。水と草に強い
草。難しい。術式が複雑だ。炎と氷に弱く、風と雷に強い。
雷。属性系では一番難しい。水と草に弱い。風と氷に強い。
風。難しい。草と雷に弱く、炎と水に強い。
水。超簡単。氷と風に弱く、炎と雷に強い。
と、まあ、こんな所だ。それ以外にも、超能力というものがあって……その話は後にしよう。
もう一匹、もう一匹と、雷魔法(一番得意)の応用で筋肉を強化した脚を使い、次々と襲い来る魔法生物を蹴りまくる。
「ふ~~」
落ち着いたところで、体を伸ばす。8年分のなまりは、まだとれない。
ありがとうございました。