住み込みます。
変です。すいません。
「ん? お客さん、どうかした?」
「さっきの奴ら、どうした?」
「いやだなあ。幻覚見てたんですか?」
いや、ちがう。空間に、削除した後がしっかり読み取れる。
「次元から……飛ばした?」
「! お客さん、普通じゃないね」
一瞬目を見開いて、リンと呼ばれていた奴はにやりとした。
ごくたまに、『異能者』と呼ばれるものが現れる。めったなことではなく、昔から災厄の象徴としてあった。自分も、その一人である。
「もしもーし。おれ、一人置いてけぼりなんすけど?」
右京が細い目をして言う。
「たか、意味わかんない」
奥でお茶を沸かしている奴が、肩をすくめる。
それらを無視し、手に愛短剣を逆手に構える。リンが、パチリと指を鳴らした。その瞬間、そこは涼しい茶屋ではなく、炎天下の下だった。そこで初めてスキャンの結果に敵意がなかったことを思い出す。
「ショー、行くぞ」
軽自動車が突然出現し、リンはそれに乗り込んだ。そして、窓から顔を出しきいてきた。
「乗る?」
「もちろん!」
二人合わせて即答。
中は、魔法で拡張しているのか豪邸並みだった。
「おお!」
右京が驚きながら見渡している。25メートルプール並みのお風呂付、金のトイレ付一人一部屋ずつ。ベッドが超ふかふか。魔法により自動操縦。
「便利すぎだろう…」
ぬっと、何かが横から。
「自分が欲しいです。登場人物がうらやましい……」
しみじみとしている作者様様を、右京が外に戻した。
「お前が来るなーー!!!」
「冗談はさておき、この中で目的アリで旅する人手―あげて」
リンがみんなをまとめるべく呼びかける。結果、リン、たか、ショーのみ。
「では、みなさん、旅は道ずれ世は情け。自分と右京がみんなについていっても問題ないでしょうかな?」
豪邸GETのために呼びかける。みんな反論なし、と。
そして自分は深く喜ぶ。
―豪邸生活、約束された!
ここでステータスについて
斉藤 林太郎
13歳
HPオーバー
MPオーバー
魔力オーバー
スキル
全管理
そうび
ただのピストル
法具
なし
渡辺 翔
13歳
HP1900
MP9999
魔力100000
スキル
草系魔法全マスター
雷系魔法全マスター
水系魔法中級~LVMAXマスター
電流操作
そうび
軍支給コンバットナイフ
???
???
???
ハルバード(武装法具)
法具
200式
星 隆宏
13歳
HP2000
MP9888
魔力100000
スキル
地核操作
炎系魔法全マスター
風系魔法全マスター
氷系魔法中級~LVMAXマスター
そうび
???
インフェルノ・T
???
???
法具
9800式(正式版)
ありがとうございました。