ロンちゃんと白いタンポポ
ウサギのロンちゃんは、白いタンポポさんをみつけました。
黄色いタンポポさんのなかで一人でがんばっている白いタンポポさんを応援します。
春のぽかぽかな日です。
ロンちゃんもぽかぽかにさそわれておさんぽです。
色々なお花がいっぱい咲いてます。
黄色いちょうちょさん、黒くてきれいなちょうちょさんがお花のまわりで楽しそうに踊ってます。お花とちょうちょさんはいつもなかよしです。
ロンちゃんは、スキップしながら公園に向かいます。
公園では、黄色いタンポポさんが、いっぱいあそんでます。
黄色いお花が、お日さまにむかって笑ってます。
ロンちゃんも、しぜんと笑顔になります。
ロンちゃん、黄色いタンポポさんのなかに、
白いタンポポさんをみつけました。
白いタンポポさんは、黄色いタンポポさんよりちょっと小柄です。
小さい白いタンポポさんは、いっしょうけんめい背伸びしているみたいです。
「がんばれ~」
ロンちゃん、思わず応援してました。
「黄色いタンポポさん、白いタンポポさん、こんにちは。」
黄色いタンポポさんも白いタンポポさんも、風にゆられながら
「こんにちは。」してくれました。
「白いタンポポさん、せのびしてがんばってるんだね。」
「黄色いタンポポさん、白いタンポポさんをおねがいね。なかよくしてね。」
「また、くるね。」
ロンちゃん、おうちに帰っても、白いタンポポさんが気になって、
気になってしかたありません。
「はやく、あしたになーれ。」
ロンちゃん、走って公園に行きます。
白いタンポポさんはいました。元気そうです。
「白いタンポポさん、元気でよかった~。」
ホッとするロンちゃんです。
「黄色いタンポポさん、白いタンポポさんを守ってくれて、ありがとう。」
黄色いタンポポさんも白いタンポポさんも
「とうぜんよ。仲間だもの。」
ちょっとじまんげです。お花が上を向いたような気がします。
ロンちゃん、毎日、公園に遊びにでかけます。
「白いタンポポさん、あのね・・・。」
「黄色いタンポポさん、それでね・・・。」
毎日、お話しします。
ある日、黄色いタンポポさんが白いわたげさんになりました。
「黄色いタンポポさん、白いわたげさんになってどうするの?」
すると、白いわたげさんは風にのってとんでいってしまいました。
「白いタンポポさん、黄色いタンポポさんの白いわたげさんが
とんでいちゃったよ~。」
ロンちゃん、あわててます。
白いタンポポさんも残った黄色いタンポポさんも笑ってます。
バイバイするかのように、お花をゆらしてます。
次の日、白いわたげさんたちが競争するように公園からとびだしていきます。
黄色いタンポポさんは少なくなってしまいました。
「あのね。ママにきいたの。タンポポさんは、わたげさんになって、
とおくへ飛んでいって家族をふやすんだって。
だから、お別れじゃないんだって。家族にあいにいくんだって。」
公園のタンポポさん達が、「うん、うん。」ってうなずいてます。
もう、公園には、白いタンポポさんしかいません。
「白いタンポポさん、あなたも家族を探しにいくの。」
白いタンポポさん、「そうよ。」と言ってます。
「それまで、いっぱいおはなししようね。」
ロンちゃん、白いタンポポさんといっぱいお話ししました。
白いタンポポさんは、黄色いわたげさんになりました。
「白いタンポポさん、もうすぐお別れなんだね。」
ロンちゃん、さびしいけど泣きません。がまんします。
だって、ロンちゃんは、ママと毎日一緒です。
白いタンポポさんは、家族に会いにいくんです。
だから、笑顔でみおくるんです。
やさしい風がふきました。
白いタンポポさんの黄色いわたげさんは、風にのって空高く飛んでいきます。
ロンちゃんは、手をふります。
「いってらっしゃーい。げんきでね~。」
白いタンポポさんの黄色いわたげさんもユラユラと手をふってます。
ロンちゃんは、ちょっと涙目です。
でも、ちゃんと笑えてます。
白いタンポポさんは、ロンちゃんのお庭に突然あそびにやってきました。
ロンちゃん、お庭の白いタンポポさんをみてびっくりです。
「白いタンポポさん、一年ぶりだね。」
「また、あえてうれしいなぁ。」
「おかえりなさい。」
白いタンポポさんはうれしそうにユラユラゆれてます。
白いタンポポさんは毎年ロンちゃんのお庭にあそびにきてくれます。
ロンちゃんは、白いタンポポさんといっぱいお話しします。
黄色いわたげさんになったら、
『フー』して風さんを助けます。
ニコニコ「いってらっしゃーい。」です。
おしまい
読んで頂いてありがとうございます。
実在の白いタンポポは白いわたげです。文中は黄色いわたげです。
ご理解、おねがいいたします。
投稿初心者せす。
お読みいただいたあと、感想をお聞かせくださ。マイナス点でも結構です。これからの糧にさせていただきます。




