◎登場人物紹介(2章終了時点)
※コイツ誰だっけ? となった時などに御利用ください
※ネタバレの危険があるので、74話まで読み終えてから御覧ください
※登場人物紹介と言いながら、名前しか出てこないキャラも混ざっています
※オマケで独自設定の組織などの大雑把な説明も最後に入っています
【主人公の関係者】
◎薮上荊斗 本作の主人公 高校1年生
どうやら死に際の走馬灯ではなく、普通に過去に戻ったと判断して身の振り方を思案中。
自分の知る歴史と今いる現実とのズレから、並行世界に迷い込んだのではないかと疑っている。
雪枩親子との戦いを終えて、とりあえず筋力と体力を増加する必要性がある、と痛感させられた。
◎村雨瑠佳 荊斗の幼馴染 高校1年生
クズな父親によって闇に消えかけたが、間一髪で荊斗に救われる(1章参照)。
荊斗から「サメ子」呼びされるのにも、よくわからない用事を頼まれるのにも慣れつつある。
◎奥戸充悟 荊斗のクラスメイト 高校1年生
バグった距離感で荊斗に絡んでくる、同じクラスの男子生徒。
高身長でガタイもいいので、外見的にはかなり威圧感があるのが否めない。
しかし、やや間延びした喋りと陽キャ的な態度で周囲からの警戒は解けている。
トラブルに巻き込まれていた荊斗にノリで助太刀し、いつの間にか友人ポジションに収まった。
過去を語らないが異様に喧嘩慣れしており、フィジカルの強さもあって戦闘能力は高い。
レースゲームの経験しかないのに平然と車を運転して事故るような、中々のネジの外れ方をしている。
◎桐子晶 荊斗の同級生 高校1年生
かつては「榛井肖」の芸名で活動していた有名子役。
中性的なルックスの美少年だが、目立たないようにモサい長髪で顔を隠している。
中学時代に問題行動を繰り返し、マスコミに叩かれ芸能界から追放状態になった過去がある。
しかし愚行の大部分は強制されたもので、全ては赤瀬川志麻という天才役者をスキャンダルから守るためだった。
自分を脅迫している雪枩力生に命じられ、その息子である大輔と行動を共にする。
一周目では、力生の手駒として相手の性別を問わず性的接待やハニートラップに便利に使い潰された。
三十代となり容貌に衰えが目立ち始めた頃、ある富豪一族の跡継ぎを陥れる仕掛けの一環で殺害される。
二周目では荊斗によって囚人状態から解放され、再び演技の道に戻るのを決意する。
◎空閑寧々 高校3年生
神楠高校の映研部長で、瑠佳とは以前からの知り合い。
学校では金髪ボブの頭をウィッグで隠している。
幼少期からの映画好きが高じて、現在は作り手の方に回りつつある。
瑠佳の撮影した大輔主演のビデオを編集したりダビングしたりと協力。
【主人公の敵対者】
◎雪枩大輔 高校3年生
雪枩ホールディングスの会長である雪枩力生の次男。
親の権力と財力をバックに、文字通り好き勝手に日々を過ごすボンボン。
小中時代からの取り巻きを中心にした不良集団のリーダーとして、数十人を従えている。
長身で体も鍛えていて、空手をベースにした格闘技を身に着けており、本人もそれなりの戦闘力。
教師は勿論、地元警察も雪枩の違法行為をスルーするのが当然になっている。
最近では恵まれ過ぎた環境に退屈と倦怠を募らせ、刺激が欲しくて無茶を繰り返していた。
オモチャとして甚振っていた桐子を経由して荊斗と関わってしまい、環境が一変するハメに。
荊斗を呼び出して校内でシメようとするもタイマンに敗北、復讐のために自宅で待ち伏せる。
しかし手下共々惨敗し、全治不明の重傷を負った挙句に屈辱的な主演ビデオを撮影された。
精神的にも肉体的にもズタボロな大輔は、雪枩邸内が壊滅状態になった混乱の中で消息不明となる。
◎高遠 高校3年生
幼少期から長年、大輔の世話役・監視役を担当させられている苦労人。
大輔の馬鹿さ加減にウンザリしているが、家族が雪枩の社員なので逃げられない。
グループの参謀的な立場で、荒事に関しては基本的に他の連中に任せる態度。
ハデなナイフを使うが、威嚇が主な目的で実際に誰かを刺したことはない。
大輔を守れなかったペナルティとして、力生に両耳を切り落とされる。
◎羽瀬 高校3年生
中学時代から大輔の取り巻きをやっている古参幹部。
自身の派閥を作り、大輔とは無関係に学校内外で恐喝や暴行、強姦などを繰り返す。
桐子に手を出すな、という大輔の意向を無視し、女性芸能人を紹介しろと執拗に迫っていた。
それを荊斗に阻止され肩関節を壊された後、フェイスクラッシャーで鼻も潰される。
一周目では、夜遊び中の有力政治家の娘をそうと知らずに睡眠薬を盛って犯したのが発覚し、紆余曲折の末に豚の餌となる。
◎仁部 高校2年生
茶髪パーマの地味顔。グループでは高遠派に属する。
大輔と共に無人の薮上家に侵入し、バットを振り回して薮上家のリビングを破壊。
その後にバットを奪われ、お返しとばかりに顔面を念入りに破壊される。
一周目では、高校卒業と同時に東京から離れ、大輔とも縁を切って関西で暮らす。
しかし性根は変わらず、裏社会をウロチョロする無意味な人生の末、30代半ばで飲酒運転中に事故死。
◎建林 高校2年生
長髪の似合わない不細工。仁部とコンビで行動することが多い。
アイスピックで平然と人を刺す戦闘スタイルで、恐れられたり嫌がられたりしていた。
薮上家を襲撃した際、仁部の誤チェストでバットを脳天に食らい、頭蓋骨を骨折。
その後に荊斗からの追撃で骨盤を粉砕骨折して長期入院を余儀なくされる。
一周目では高遠の補佐役を任されるが、大輔のデタラメな行動をフォローする日々に心を壊す。
現実逃避にフェンタニルを濫用するようになり、過剰摂取によって死亡。享年24。
◎筑田 高校2年生
大輔の手下の一人で、グループでは羽瀬派の一員。
坊主頭にジグザグのラインが入っていて、荊斗は「稲妻坊主」と認識。
荊斗に複数回ぶちのめされ、十本ほどの歯を失い左右の鼓膜を破られる。
一周目では、クラブで発生した大輔が原因の乱闘の最中、ナイフで刺され腹膜炎で死亡。享年21。
◎渕山紀雄 用心棒
仲間内でノリオと呼ばれている、口髭がトレードマークの男。
大輔が通っていた空手道場の先輩で、荒事の主戦力として頼られている。
池袋を拠点とするチーム『リモート・フォート』のメンバーでもある。
黒帯持ちの実力者だが、ルール無用で闘う荊斗に対応できず惨敗。
◎雪枩力生 大輔の父
雪枩家は大身の旗本で、維新後は地元の名士として知られていた。
先々代の当主が商才を発揮して巨万の富を得、先代が更に事業を拡大。
若くして父親から会社を受け継いだ力生は、並外れた特権を欲して奇策を用いる。
それは、有力な政治家・実業家・宗教家の秘密を収集し、その情報を活用すること。
力生の陰謀は本人の予想以上に成功し、政治や司法に多大な影響力を及ぼす存在に。
他者を支配する万能感に酔った力生は、芸能人・文化人・スポーツ選手なども狙い始める。
やがてマスコミも動かせるようになった力生は、エゴを果てしなく肥大化させていく。
逆らった者は世間的にも肉体的にも抹殺し、それ以外にも気紛れで有名人を破滅させる。
自身の美学のために数十人を殺害し、その模様を芸術作品として演出しながら撮影。
そんな力生の築いた狂気の王国は、次男の大輔と揉めた荊斗の始末に失敗したことで全てが破綻。
部下たちの敗北後、自らの手で荊斗を斬殺するつもりが敗北し、瀕死の重傷を負う。
最後は、積年の恨みを募らせていた警備責任者の掛見によって爆殺され、汚い花火となった。
特権の源であった、有力者の秘密を集めた「雪枩コレクション」の大部分は力生と共に焼失する。
◎百軒 力生の秘書筆頭
古くから雪枩家に仕えている、家宰一族に連なる人物。
立場としては力生の秘書だが、主な業務は雪枩親子の起こすトラブルの後始末。
暴れる荊斗を拳銃で制圧しようとするが、失敗して武器を奪われる。
本人は飛来した矢の盾にされて重傷を負い、大土手医院に搬送される。
◎掛見 雪枩邸警備責任者
右のこめかみから顎にかけての長い傷が目立つ、力生の護衛たちのリーダー。
顔の傷は、大輔のイタズラを止められなかった罰として力生につけられたもの。
部下を率いて荊斗を捕獲しようとするが、催涙スプレーを食らって失敗。
その後、荊斗に敗北して重傷を負った力生に対し、積年の恨みを晴らして逃亡。
◎沼端 何でも屋・掃除屋
荊斗に「ヒヨコのおっさん」呼ばわりされる、金髪でやや薄毛の中年男。
今回のトラブル処理担当として力生に召喚された、何でも屋的な立場の人物。
身長はないが筋肉で分厚い肉体を作っていて、現代の総合格闘技に近い技術を駆使する。
知名度皆無なはずのスタイルに荊斗が合わせてきたのに困惑しつつ、一対一の戦闘に。
卑怯な手口を平然と使う荊斗に破れ、ヒールホールドでヒザを破壊される。
以前から雪枩一家や関係者の起こす問題の対処を任されていたが、実は他の依頼人がいる。
その依頼は「雪枩コレクションの破壊もしくは力生の殺害」だったが、沼端が何もしない内に達成された。
◎秋津 雪枩邸警備員・力生専属
力生の身辺警護を担当している、年齢・国籍不詳な姉妹の姉。
中国系の不法入国者である親に売られた、戸籍のない娘だった。
幼少期の栄養不足のせいか、姉妹揃って発育が悪く低身長で低体重の傾向。
雪枩の関連会社とハーブか何かを取引する組織から、姉妹をセットで譲渡される。
記録上は存在しない子供なので色々と用途があったが、力生の気紛れで妹と共に武芸を仕込まれる。
槍や薙刀など、長柄の武器での戦闘術が得意だが、ナイフや体術なども使う。
しかし、そんな能力を発揮する余裕もなく、荊斗の蹴りでダウンして戦闘から脱落。
雪枩邸での騒乱終了後、姿を消した十数名の中の一人。妹も同じく消息を絶つ。
力生にはそれなりの忠誠心があるが、雪枩家や上司に対する感情はだいぶ薄い。
◎瑞穂 雪枩邸警備員・力生専属
力生の身辺警護を担当している、年齢・国籍不詳な姉妹の妹。
三合会系の組織に姉妹を売ったのは母親の内縁の夫で、二人との血縁はない。
転売先を巡って関係者のトラブルが発生し、紆余曲折あった末に雪枩への進物となる。
自分を捨てた親からの貰いものは捨てる、との考えで力生から与えられた名を使う。
姉は「秋津洲」、妹は「瑞穂国」と日本の別名からの引用だが、当人たちはわかっていない。
コンパウンドボウをメインに、ボウガンや吹き矢などの飛び道具を主体とする訓練を受けてきた。
接近戦も人並み以上にこなすが、体格や筋力の面で不利になりやすいので好まない。
力生の指示に従って荊斗を射殺しようとするも、反撃のハンマー投げを頭部に食らって昏倒。
荊斗の大暴れで警備が壊滅した後、頭蓋骨にヒビが入っている状態で屋敷から失踪。
◎ドニ 雪枩邸警備員
ボクシングで五輪代表に選ばれたこともある、アルジェリア系フランス人。
素行不良で選考から外され、来日して不良外国人グループの暴力担当に収まる。
そこで見せた戦闘能力を買われ、百軒にスカウトされて雪枩に雇われる。
技術と体格差で荊斗を追い込むが、足技で破れてその場で釘付け(物理)に。
◎尹 雪枩邸警備員
スキンヘッドで異様な風体を作り上げている韓国系日本人。
テコンドーの遣い手で、パンチ主体のドニとのバランスが取れたコンビになっている。
決めの一撃を荊斗に見抜かれ、ハンマーで殴り倒されてKO負け。
◎ヤマシタシュウイチ 探偵(?)
荊斗の自宅周辺を探っていた探偵らしき男で、本名や正体は不明。
雪枩の関係者が送り込んだ人間だろうと見当をつけた荊斗は、指をヘシ折って解放。
【その他】
◎赤瀬川志麻
ハリウッドの大作映画に出演し、十歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされた天才子役。
その後も順調にキャリアを重ね、現在ではアイドル的な存在から演技派女優へと進化を遂げつつある。
その一方でバラエティ番組などにもよく登場するので『シマちゃん』と呼ばれ世間に親しまれている。
そんな彼女は数年前、TVのディレクターに騙されドラッグを吸引している様子を撮影されていた。
そのビデオを表に出さないため、彼女に憧れる桐子は自身のキャリアを捨てて雪枩の犬となる道を選んだ。
◎与那原
演劇やドラマで使うセットや大道具の作成が本業で、副業で内装工事も行う『ヨナヨナ工芸』の社長。
子役時代の桐子と交流があり、その縁で大輔らに破壊された薮上家の修繕を依頼する。
◎大土手
『大土手クリニック』の院長。ヤブ医者っぽい名前だが腕は悪くない。
力生に秘密を握られており、雪枩絡みで表沙汰にできない怪我人や病人を受け入れている。
警察が黙ってないタイプのエグい変死体も、ココでなら心不全や脳卒中として処理される。
◎芦名将 逃亡者
『HST総合管理』の社長・貞包のボディガードだった巨漢。
警察や洪知会の追及を逃れるため、元同僚の黒川が準備したアパートに潜伏。
しかし、そこで正体不明の集団に襲われ、自分が裏切られ売られたことを知る。
◎衣田 元HST社員
暴走族時代から黒川の舎弟。HSTの壊滅後も黒川と行動を共にしている。
芦名の潜伏生活をサポートするフリをしつつ、身柄を泗水会に引き渡そうと企む。
◎冠城
泗水会系の三次団体・井笠組の若頭。
行方を晦ませた貞包を探すため、芦名を捕えて利用しようとするも失敗。
【地名・組織名・施設名】
◎泗水会
江戸から続く博徒系組織を祖にする関西の暴力団。
昭和50年前後から関東進出を試み、洪知会と抗争を繰り広げた。
現在は鎮静化しているが、水面下では対立が続いている。
◎御護屋
秋葉原の雑居ビルで営業している、主に護身・防犯用品を扱っている店。
防犯と言いながら犯罪に使えるアイテム(隠しカメラ・盗聴器・キーピックなど)も売っているのは御愛嬌。
リクエストがあったので、雪枩邸に登場する警備員2名の設定を追加しました(26.1.26)




