第2話
店の開店時間がきた。基本的に、朝10時から夕方5時までだ。定休日は、日曜日で、スローライフだ。席は、6人掛けのテーブル席が2席、2人掛けのテーブル席が4席。
店に、客がやってきた。常連客の勇者たちだった。日本人で転生してきたライガ、ルークとエレーナとスカイラーとエマとリリアンだった。
メリッサは「いらっしゃいませ!いつもありがとうございます!」と挨拶をすると、勇者たちを6人掛けのテーブル席に誘導した。
いつも、勇者たちは、メリッサと戦っているとは露知らずに、笑顔だった。
勇者たちの内訳はこうだ。
ライガは、日本人の男性で、19歳。日本で、ブラック企業に勤めていた。父親の借金のために、休日もバイトをしていた。下町の時代劇のバイトをしていた時に、無理がたたって、舞台で、過労死した。その姿のまま、この世界に転生した。黒髪の短髪で、着物を着ている。腰には日本刀を帯刀している。
ルークは、男性で、19歳。茶髪でやや長髪で、普通の洋服の上に紺色のマントを羽織り、カードデッキを左腕に装着していた。
エレーナは、女神で、19歳。腰まで長い銀髪で、ブラウスとミニ丈のスカートは、青色で、ガーターベルトで、ストッキングを履いている。ライガを転生させた。回復魔法は、少しできる。
スカイラーは、女性で、20歳。赤毛で、長さは背中の中ほどまである。洋服は、白色の超ミニ丈のワンピースに、ショートブーツ、腰には、両刃ソードを帯刀している。
エマは、女性で、16歳。緑色の髪の毛は、肩まであり、ヘアバンドをしている。水色のセーラー服の上下で、スカートは、ミニ丈で、片刃ソードを帯刀している。
ドロシーは、女性で、16歳。金髪で、ヘアゴムで、ポニーテール。額には、忍者学校を卒業した忍者の証の防具の鉢金を結び付けて、上半身は、大きな胸の谷間が見えそうなショッキングピンク色の着物風のミニ丈のへそ出し服で、同じくショッキングピンク色のショートパンツで、ぴっちりしているので、お尻に食い込んでいた。ニーハイの編みタイツ風の黒色のオーバーニーソックスを履いている。靴は、忍者靴ではなく、ショッキングピンク色の靴を履いている。見かけは、かなりエロい、くノ一だ。武器は、サバイバルナイフに近い大苦無を使用する。時と場合によっては、手裏剣や小苦無を敵に投げつける攻撃をする。得意技は、悩殺だ。
勇者たちは、ランチ目当てだった。
女神のエレーナは、ランチメニューのメニュー表を見ながら「ここのランチ、美味しいよね~!1度食べたらやめられないわ!」
ライガは「本当にそうだよ!ここの食事を食べたら、満足して、もう死んでもいいと思ってしまうよ!」
エレーナは「何言ってるのよ!あんた、1度死んで、転生して、この世界で、生き返ったんっじゃない!あたしが、どれだけ蘇生させるのに、苦労したか、わかってんの?」
ライガは「あ~、そうでした!俺、もう死んでたっけ?偉大なる女神さんよ、その節は世話になったな!」
エレーナは「そう思うなら、いつか、恩を返してよね!ランチ代でもいいからさあ。でも、やっぱり、素晴らしい恩賞を期待しているわ!逃げた魔王を必ず倒そうよ!そのために、あたしも、こうやってついてきたんだからさ!」
ライガは「エレーナ!ランチ代をせがむなんて、せこいな!出世払いを期待しておけ!俺たち、街の見回り&魔王討伐で、割といい賃金もらってるしなあ!あくせくしなくてもいい!」
ルークは「それにしても、あの魔王、なかなか、仕留められないな!僕、もうちょっとのところで、護衛軍3人に邪魔されたしな!」
エマは「ボクが思うには、護衛軍3人もほどほどの実力だけど、時々出てくる、あの魔法使いの少女、ある程度の実力はあるな!」
スカイラーは「ふん!いつか、魔王と子分のやつら、あたしの両刃ソードの餌食にしてやる!そうだ!ソードの刃が欠けているので、研ぎに出さなくちゃ!明日、給料日だから明後日に行こう!」
ライガは「俺のもそうだ!ガテゾリアンの刀鍛冶しか納得できないし、あのおっさんが研がないと、刀が生き生きとしないな!辞められたら困るなあ。」
エマは「ボクの片刃ソードもボロボロだよ。」
スカイラーは「あたしのソードがガテゾリアンによって生き返るから、今度こそ、やつらを仕留めてみせるよ!」
ドロシーは「でもさあ、確かに仕留めたら、その時は、褒美はもらえるけど、一時的じゃない?仕事なくなったらどうするの?」
エマは「それもそうだなあ・・・。」
勇者たちは、現実的なことも考慮に入れていた。
ライガは「腹が減ったので、早く注文しようぜ!」
エレーナは「賛成!!!」
スカイラーは「いつも通り、メニュー表の日替わりランチにしよう!お得だしね!」
エマは「ランチ代もバカにならないから、元を取るぐらいスープバーやドリンクバーを飲んで帰ろう!」
ルークは「そんなこと、当たり前さ!」
ドロシーは「ライスは、もちろん、サービスの大盛りライス!」
勇者たちは、現実的だった。そして、話題は、ランチに移行していた。
そこに「いらっしゃいませ!」と声がした。




