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第12話

大きな声で、叫んだのは、ライガだった。他の勇者たちも揃っていた。


叫んだライガは「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・。」と上体を曲げて、頭をさげて、両手を膝の上にのせて、息切れしていた。


勇者たち全員が、その状態だった。


ダークブラントは「勇者の諸君!だいぶお疲れのようだな!わざわざ、やられるのに、登場ご苦労さん!」


セバスチャンは「魔王様!カッコイイですね!」と指笛を吹いた。


ダークブラントは「ありがとう!」続けて「勇者のおぬしたち!今日が命日だな!」


エレーナは「うるさいわね!あの脅迫状、何なのよ!」と息切れしながら言った。


ダークブラントは「吾輩は、おぬしたちのことは、何でも把握済みだ!」


エレーナは「じゃあ、昨日、ランチ、何を食べたか答えてごらんなさい!」


ダークブラントは、“しめしめ!これはもらったぞ!”


ダークブラントは「えーっと・・・。難しい!うーん・・・。うん!ハンバーグとチキンだな!」


ダークブラントは、わざと難しそうに、答えた。


エレーナは「ヒェェェェェ!!!」


ダークブラントは「どうだ!怖いだろう!吾輩は、おぬしたちのことは、手に取るようにわかっているぞ!しかし、お遊びは、これまでだ!すぐに、戦闘に入るぞ!」


ダークブラントは、思いがけず、エレーナが驚いたので、面白かった。しかし、これ以上、質問されると化けの皮が剝がれるので、すぐに、やめたほうが賢明だと判断した。


ダークブラントは「では!ゴミ掃除だ!皆の者!一丸となって、勇者たちゴミを一掃だ!」


ライガは「何を勝手なことを言ってるんだ!ゴミは、そっちだ!おまけに、お前たち、アイマスクなんかして、変装しやがって!どんな素顔なのか見せてみろ!」


ルークは「そうだ!魔王城を滅ぼされて、まだ懲りないんだな!」


ダークブラントは「人の城を滅ぼしておいて、そっちこそ、迷惑かけてるんじゃないか!」


エマは「ボクたちは、仕事でやってるんだ!仕事で、ベストを尽くすのがプロなんだよ!」


ダークブラントは「さぞかし、高給取りなんだろうね!」


ダークブラントは、勇者たちが、ファミレス・バンビーノで、勇者たちは、ほどほどの給料なのを常々、盗み聞きしていたので、皮肉を言って、お笑いだった。


エマは、痛いところをつかれて、ため息をついた。


ダークブラントは「じゃあ、ナンバー2、3、4、5、勇者たちにかかれー!!!遠慮するな!!!泣いても許すな!!!思いっきり暴れてこい!!!」


セバスチャンは「はい!思いっきり、魔王様のために、戦います!みんな、行くぞぉぉぉぉぉ!!!」


アルマーニ、メリッサ、モージは、「はい!!!」と揃って、返事をすると勇者たちに向かっていった。


ライガは「望むところだ!」


スカイラーは「両刃ソードの餌食にしてやる!後悔すんなよ!」


魔王たちと勇者たちの攻防戦の始まりだった!

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