7歳の目が彩る景色
あのころは本当に、虫やお花やお星さまと、心が通じ合う会話をしていたように思います。目に見えないものが当たり前に大切だったからこそ逆に、必死に目に見える何かを、ーーー私の場合それは道に転がるまんまる石ころやお店に飾ってある煌びやかな水晶体だったのですが、探していたように思います。
1人きりで歩く帰り道、道端の石につまづいて転び泣きべそをかいている私に、目の前にいるミミズが「大丈夫だよ、立って!」と声をかけてくれ、痛みが飛んだ記憶があったりするのです。
みなさまにも、きっと、
そんな淡い記憶があるのだと思います。
◇オレンジ色
色の中で、
においのする色って知っている?
それはね オレンジ色なんだよ
オレンジ色って なんか
お日さまの香りがしない?
私はするよ お日さまのかおり
◇いたみ
私が自転車でころんで けがをしたら
お父さんも
お母さんも
お兄ちゃんも
いたいんだって
いたみって つたわるのかな
不思議だね
◇まん中
なぞなぞです
「世界のまん中にいる虫はなに?」
答
「か」
じゃあ本当に
地球のまん中には 何があるのかな
まさか「か」はいないよね...
ほってみようか、地面の下
◇あの時
あの時
ごめんねって 言えばよかった
あの時
ありがとうを わすれちゃった
こんな時が
もうこないようにしよう
◇風の色
春の風は ぽかぽかピンク
夏の風は ギラギラオレンジ
秋の風は さらさら茶色
冬の風は ビュービューグレーね
ねっ!
風にも 色があるんだよ
◇リサイクル
あきかん
ペットボトル
牛乳パック
リサイクルするよ
今度会うときは
きっと へんしんしているね
だからみんな、どうろに一人ぼっちでおかないで
だからみんなも、へんしんしようよ
◇子犬
子犬がね
ちっちゃくて 丸っこくて とってもかわいい
みんなにかわいがられて よろこんでいるよ
キャンキャンってね 子犬がね
◇うぐいす
ホーホケキョ
うぐいすの声を聞いていると
とっても心がおちつくよね
ホーホケキョ
だから大好き うぐいすの声
◇星はなぜ?
星はなぜ 夜の空にいるのかな
朝でも 昼でも いいと思うのに
かみさまはなぜ 夜の空に星を入れたのかな
星さんに聞いてみよう
◇流れ星
夜、空を見たら流れ星を見つけたよ
みんなも探してごらん
とってもきれいなんだよ
流れ星を見た時 不思ぎに思ったんだ
そこに人が住んでいるかもしれないって
もし人が住んでいたら家がとんでいるんだね
家が飛んだら たいへんなことになるよね
まさか、、、そこに
宇宙人が住んでいるかもしれないよ!
◇虫のおはなし①
私のお母さんは子どものころ
くわがたとかぶと虫が
おはなしをしているのをきいちゃったんだって
「やっぱりくぬぎの木のみつはおいしいなあ」
「うん、たまんないな」
と、言ったんだって
私も聞いてみたい
一度でいいから聞いてみたい
そして お友だちになってみたい
◇虫のおはなし②
うちのおにわのお花に
ちょうちょがとまりました チャンス!
「うちのお花のみつはおいしいよ」
と私が言ったら
「本当においしいね」
ちょうちょさんが答えてくれました
やった!
◇虫のおはなし③
私の家には 不思ぎなお客さまがくる
一年前 ちいさなかまきり
2年前 お母さんかまきり
今年はだれかな?
お父さんかまきりかな?
◇とんぼ
とんぼ一匹
あれ?もう来たの?
とんぼ二匹
まだ夏はおわりじゃないよ
とんぼ三匹
まだまだ夏を終わらせたくないの
とんぼ四匹
もう少しかくれていてお願い!
とんぼ五匹
いわし雲といっしょにきたのね
わかった、わかった。もうすぐ秋も来るね