6歳の目が彩る景色
◆ 1番じょうずな字
お が じょうず
か が じょうず
あ が じょうず
さ が じょうず
ん が じょうず
だって、おかあさん、だもの。
だから、ゆっくりていねいに書くの。
お か あ さ ん
◆きらきらした心
それは 私のねがいです
キラキラした心になりたい!
そう神さまにおねがいしたら、
❤️の形のこころが、⭐️の形になっちゃった...
あれ?
◆風鈴
さあ 耳をすましてごらん
きっと 風鈴の音がするから
かぶとの形の風鈴が
一番
いい音がすんるだよ
さあ 夏がはじまるよ
◆雲にのる
水たまりに 空にうかぶ 雲がうつってる
そっと その上に立つと...
まるで 雲にのっているみたい
「お母さん、見て見て!
私、雲にのっているよ!」
◆ガラスの靴
はいてみたい ガラスのくつ
さわってみたい ガラスのくつ
どんな大きさ? どんな形?
どんなにきれい?
さがそう ガラスのくつ
◆白い雲
私は
白い雲にさわりたくなった
だって、ふわふわしてて
キラキラかがやいているんだもの
それで 手をのばしてみても とどかなかった
それは なぜかわかった
きっと 雲はとおいんだね
風にのって 雲にさわってみたいな
1人で生きていける程度のお金は稼げるようになり、なにかと寂しい夜は哲学をしてしまうような大人になって、生きることの複雑さを感じるようになったいまだからこそ、かつての先生や両親のことを、とてつもなくキラキラとした有り難い存在に思います。
親は生まれながらに親であって、彼らにも子ども時代があるなんてことを想像もしなかったし、サンタクロースは南極で暮らしながらおもちゃをくれる大好きなお爺ちゃんであって、高校に上がるとまさか大切な家族を失うなんてことは想像もしていない、わたしはずっと何不自由ない子どものままだと思っていたのだから。