ジャック!オ!ランタン!
目が覚めるとここは…
「異世界だ!!」
今まで自分が見てきた世界だったからひと目でわかった。この自分住んでいたとこにはない木!独特な生態!そして興奮が冷めない!
「ほんとにエルフになってるな」
手を出して確認する。
魔力もあるし、魔法もいくつか使えるな。今使ってみたいがそんなことをしている暇はない!早速ダンジョンの制作に取り掛かろう!
「まずダンジョンとなる建物を探さないとな」
周囲を見回す。後に大きな建物を見つける。
「おっ、いい大きさ!そしてダンジョンにふさわしぃぃ!」
走って建物の中に入る。
「いいね!いいね!中も完璧!まぁ物足りないと思ったらまた造ればいいし。とりあえず他の魔物を…」
魔物を探しにいこうとしたらどこからか歌が聞こえてきた。
やばい!とりあえず隠れよう
「カボチャひとつで一つの命♪カボチャふたつで二つの命♪カボチャみっつ……♪」
あれは……ジャック・オ・ランタン?かな。ここに住んでいるのかな?あまり悪いやつじゃ無さそうだし話しかけてみよう。
「こんにちは」
「いつつ食べればお腹がいっぱい♪ん?やぁこんにちは」
そう言うとジャック・オ・ランタンは通りすぎてしまった。ジャック・オ・ランタンの行った方を追いかけると彼はもういなかった。
「残念だなぁ。一緒にダンジョンを盛り上げてもらおうとしたのに」ボソッ
と言ったらいきなり目の前にジャック・オ・ランタンが現れた
「なになに!?それ!面白そうだね!僕にもやらせてよ!」
「ダンジョンはね。とりあえず人間を困らせていじめる建物のことを言うんだよ」
全然ちがうけど
「え!?人間を!?やったぁー!じゃあこれからよろしくね!エルフくん!」
「俺のことはムカイと呼んでくれ」
「わかったよ!ムカイ!よろしく!」
「じゃあ僕のことはランって呼んでよ!」
これでジャック・オ・ランタンのランが仲間第1号になった。
「他のジャック・オ・ランタンはいないの?」
「いないよ!僕だけ!僕は旅してる途中にこの建物が気に入ったからここに住んでるの!」
「そうなんだ」
これから俺のダンジョン生活がはじまる!早速仲間も出来たし!次は罠でも作ろうかな!