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おっぱいで!異世界へ!

俺は前世からゲームが好きだった。だからゲーム制作会社に入りどんなにブラックでも働いた。そう全てはゲームのために…。


会社帰り

「先輩!今日のブラック・アルミリアのアプデ無事終わって良かったっすね!」

「あぁ…」

「いや~、安心したら腹減ってきましたよ。どこかで食べに行きませんか?」

「あぁ…」

「先輩、元気ないっすね。どうしたんです?」

「いや、アプデの件でちょっとな」

「どこかミスでもありましたか!?」

「ミスというか……」

俺は今でも悔やんでいる。本当に新しく追加した美少女キャラ"ミリヤ"たんのおっぱいをもう少し大きくするべきだったと…。"ミリヤ"たんは確実に人気が出るキャラだ。いやそうしたのだ!主に自己願望で!くそっなぜあそこでCカップにしましょうと言ってしまったのだ…!DカップもしくはEカップにすべきだった…何故かってそれは感だ。いくつものゲームというゲームを制覇してきた。その中で人気のキャラはやはりおっぱいが大きい子だ!だからゲームの女の子のおっぱいの順位が重要であり…ってなに1人で語ってるんだ。

「……ぱい……んぱい……先輩!どうしたんですか?いきなり考え込んで」

「いや、なんでもおっぱいだ」

「へ?なんでも…なんて言いました?」

「なんでもない!ただ噛んだだけだ!」

ここであんなこと言ったら引かれてしまう。そうだなうんうん、今後は気をつけるとしよう。さて今日は何食べに行こうかな♪


「先輩!!」

その時後輩の山田の声とともにクラクションと悲鳴と紅い液体が宙を舞っていた。



「はっ!ここは…?俺は確か山田と飯を食べに行こうとして…」

「そうあんたは考え込んでしまい信号を無視して車にひかれ死んだのよ。」

「そうか。死んだのか…って誰?」

「私はそう!女神様よ!」

そう言うと胸を弾ませた。

「いいおっぱいだ」ボソッ

「なにか言ったかしら?」

「い、いえ!何も!」

つい、いいおっぱいで口に出してしまった。あぶないあぶない。

「で俺になにか?まさか今どき流行りの勇者に転生して世界を救いなさい的なやつですか!?それとも魔物に転生させられるやつですか!?」

「あら、あんた死んだことはどうでもいいのね」

やり残したことはない、と言えば嘘になるが…まぁ死んでしまったのでどうしようもない。俺が生きてた世界ではゲームだけが生きがいだったわけなのだが転生させてもらえるのならば色々楽しいことが待ってそうだし!それもそれでありかな!

「はい!」

「そ、そうまぁいいわ。さっきあんたが言った通り転生させるのだけど、人間、魔族どっちがいいかしら?現世で生きていたことに悪い事をしたやつは魔族しか…」

そこまで決めれるとは嬉しい限りだな。転生出来ても大体は人間だ。だから俺は無理してでも魔族にしてもらおうとしたがその必要はなくなったな。どうして魔族になりたいかって…?それは俺がファンタジーゲームをはじめた時からやりたかったことがある!それは

ダンジョンをつくる!ガチガチの勇者がクリアできないものを造ってやりたかったんだぁ!ということで

「…ということよ わかった?」

「はい!もちろん魔族で!」

「そう、魔族ね…って魔族!?ほんとにいいのね!?一度、転性したらもう変えられないけど?」

「え?魔族でいいですよ。早くしてください」

「あんたがそういうなら勝手にすればいいわ。種族は決められるのだけどとにかく色々あって説明は省くわ」

「じゃあエルフで」

「わかったわ、ではお元気で」

そう言うと呪文のようなものを唱え始めた。

「ありがとうございました!」

女神様は優しく手を振ってくれました。

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