28話 冬
更新遅れました。申し訳ございません。
「えっと、利一さん?元気出してください」
最初に言葉を発したのはナナシだった。
「そうだ。大方予測出来ていたことだろう。何驚いた顔をしてんだ」
続いて紅梅の激励(?)が入る。
「まあ、前例も聞いたことがないだけでゼロってわけでもねえだろうし」
「いやゼロだ」
「紅梅さんちょっと静かに」
佐鳥君もすかさずフォローに入ってくれた。
三人の言わんとしていることは分かる。結果的に俺は体術を発動させることが出来なかったし、外から見ればただ単にその場で力んだだけの奴に終わってしまった。
そう、外から見れば。
恐らくではあるが、体術は発動した。
全身に強く残る痛みがそれを証明づけているし、体術を使う際の霊素が体中をめぐる感覚も十分すぎるほどに感じた。
そして何より声が聞こえた。風輪で会った黒龍の声が。
勘違いで済ませるには鮮明過ぎるし、確信するには不確かだ。けれど間違いなく“何か”が起こった。
「んじゃまあ、取り敢えず飯だけ買ってくるわ」
「あ、ありがとう」
階段の上り下りが困難であることが判明した俺に気を使って佐鳥君と紅梅が購買まで買い出しに行ってくれることになった。
残された俺とナナシは近くの空き教室に入り席に着く。
「元気出してください利一さん」
なおも考え込んでいる俺に気を使いナナシが困ったように首を傾げた。
「あ、いや、えっと、体術って難しいのな」
ーー取り敢えず言わない方が良いよな。
全身の痛みならまだしも、黒龍の件に関しては説明するには情報量が足りなさすぎる。
あの一回以降声も聞こえてこないし、そもそも自分ですら状況が把握できていないのだ。
むやみやたらに誰かに話したところで、あの黒龍に関する正しい情報が得られるとも限らない。
それに何より気がかりなのは安倍晴明の件。今の今まで忘れてしまっていたが、風輪で黒龍が言ってきた“呪い”だとか“ソレ”だとかいうおぞましい言葉の数々も、残念なことに掘り起こされてしまった。
もしそれらと700年前の事件に関連性があるのであれば、この情報が出ていくと同時に俺は危険人物のレッテルが貼られてしまうことになる。ただでさえ警戒されているというのにこれ以上溝を深めるような真似はしたくない。
「利一さんはどの科目が気に入りました?」
「地理とかかな。変わった地名が出てきて面白いし」
あちこちから問題が出てきてややこしいことこの上ない。黒龍の声のことに関しては黙秘を貫くんだ。
クラスメイトに友達が出来た。それで十分だこれ以上余計なことは考えたくない。
ともかく今はナナシとの会話に集中することにした。
******************
「おにぎりでいいか」
「あ、俺鮭がいい」
ナナシ達と別れて購買に行く。
時間が少し遅れたからか人気の商品はすべて完売してしまっていたが、代わりに殆ど並ぶことなく昼食を買うことが出来た。
ーー座敷は何で伊坂に話しかけたんだろう。
物事を考えていないようで実は考えている、と見せかけて本当は何も考えていない座敷のことだ。
理由を言葉で説明しろと言っても恐らくなんとなくとしか返ってこないのだろう。
が、今回の件に関しては話は別だ。何も感じなかったわけがない。
座敷はつい5年前まで穢土にいた。
座敷童として人間たちの住居を渡り歩いている間、暇を持て余すためにゲームをしていたらしい。
今では座敷童とゲーマーどちらが本業であるのか分かったものではないのだが。
だからと言って人間が好きだという話は聞いたことがないし、穢土にいた割には人間の話を全くしないから寧ろ苦手な部類なのだとすら思っていた。
聞くのも野暮ってやつだ。特に梔子の妖怪は事情を抱えた者が多い。座敷もそうであるとは限らないが、相手の過去に首を突っ込まないことは梔子の暗黙のルールだ。
どういった背景があるかは分からないが、伊坂の件だっておそらく座敷なりにきちんと考えて出した答えなのだろう。
それに対して俺は。
ーー薄っぺらい、よな。
昨晩の嘗川との電話を思い出す。
『お前、あの人間の肩持つつもりじゃねえだろうな』
クラスのまとめ役の俺が人間を受け入れたら梔子の組全体が伊坂利一を歓迎する形になるからやめろ。
嘗川の言い分を簡潔にまとめるとこうだった。
『別にお前らが会話しなきゃ良いだけだろ。俺一人普通に接したところで関係ない』
『甘えこと言ってんじゃねえ。追い出すんだよあいつを!クラスメイトに危険が及んだらどうすんだ』
『安倍晴明とは無関係の可能性だって十分あるだろ。勝手に危険だって決めつけて引き離すのは無粋ってやつなんじゃねえの』
『関係がある可能性のほうがもっとある。そもそも安倍晴明とあの人間に繋がりがあるかどうかなんてどうだっていい。霜月京にいる時点でただの人間じゃねえんだよ。ちったあ周りの迷惑も考えろ!これはお前だけの問題じゃねえんだ。あいつを避ける理由があっても受け入れる理由なんてものは微塵もねえ』
『うっせえな。俺らのクラスに人間が入ってきたってことはつまりは典漸さんがその許可を出したってことだろ。それってあいつが危険じゃねえっていう何よりの証拠なんじゃねえの』
『ここに来てたったの三日で何が分かるってんだ。典漸さんだって判断ミスくらいするだろうが』
『もういい。お前はお前のしたいようにすればいいし、俺はそれを止めない。だからお前も俺のすることに口出してくんな』
『おい待ちやがれ!話はまだ終わってねえぞ!佐鳥ーー』
半ば逃げるようにして電話を切った。
嘗川の言うことは最もだし、これ以上何か言われたとき言い返せる気もしなかった。
別に俺だって伊坂利一が危険じゃないと確信している訳ではない。
会ってたったの一日でさあ仲良く学校生活を送りましょうだなんて出来る訳がないし、馬鹿げた話だとすら思ってる。ただ。
「おい何してる。さっさと行くぞ」
「ああ」
ーーただ俺は一度あいつの心を読んだ、会話をした。
例えば伊坂利一の存在が俺達にとって危険なものだったとして、強大な力を持っていたとして、彼の心証を考えると霜月京の妖怪たちを傷つけるような真似ができるとは思えなかった。
あれだけ周囲の反応に対して臆病な奴なんだ。そんな大層なことをしようとする思考すら浮かばないだろう。
ーー悪い奴じゃない。
ここに居る時点で異常な存在だと嫌煙することは簡単だ。でもそれ以外の可能性があるのならばそちらに賭ける価値があるのではないだろうか。
初めて話した時の彼の様子を思い出すとそんな気にさえなる。
これは偽善だ。
論理付けできるような明確な理由は何処にもないしこの判断を後悔する気持ちだって少なからずある。
それでも彼に話しかけたのは昨日の伊坂利一の言葉が本物だという確信があるからだ。
ナナシと座敷が何故伊坂と普通に接しているかは分からないが、そこはきっと俺と同じだろう。
ひたすら物思いにふけっている俺にしびれを切らした座敷が持っていた買い物袋を後頭部に直撃させた。
「痛え!何すんだ!」
よりによって飲み物が入ってる方で殴りやがった。
「この階段、先に上り切った方は今日一日負けた方を好きなだけパシリに出来る。よーいスタート」
スタートの合図を口にしながら飛び上がると、座敷はあっという間に距離を取ってしまった。
「いやおい俺の是非は!つーかフライングすんな!」
「ぼさっとしてる方が悪い。」
「不正出発する方が悪いに決まってんだろ!」
ーー深く考える必要はないか。
難しく考えたらキリがない。こういう時こそ自分の直感を当てにしよう。
座敷の背中を追いかけて俺は思いっ切り地面を蹴った。
***********
「今日の体育の授業は持久走です。各自準備体操をした後一時間以内に学園の敷地内を一周してきてください」
あっという間に6限のチャイムが鳴り。悪夢のような時間が始まった。
いや、無理無理無理無理。
つまりは島一周ってことだろ?そんな暴力的な授業聞いたこともないわ!
どれだけ前向きに考えても一時間以内に島一周は人間には無理。
つーか何で皆普通にスタートしてんだよ。体育の授業ってこんなラフな感じだったっけ。
恐らくこの授業内容は初めてではないのだろう。何の滞りもなく進んでいる様子を見ると自分だけ取り残されている感じがして居心地が悪い。
「あ、あの、先生。俺、た、体術使えないんですけど」
流石にこのまま黙って走るわけにはいかない。
郷に入っては郷に従えとは言うが、体術の使える他の生徒達と体術の使えない俺が同じメニューをこなすなんて理不尽にも程がある。
思い切って話しかけると、先生はあからさまに肩を震わせた。
「そ、そうですか。それではう、汐君。伊坂さんに体術を教えてあげて下さい」
・・・生徒に丸投げしやがった。
そんなに人間が嫌かよ。こっちだって妖怪怖いわ。
瞬間的に湧き上がってきた黒い感情に首を振る。
いやいや、仕方ないんだってこれは。
汐君と言えば、昨日質問攻めにあっていた俺をスマートに助け出してくれた心優しい少年だ。彼と仲良くする機会を貰えたのだと思えばとても嬉しいし、寧ろそのための気遣いだったのではとさえ思えてくる。
幸い汐君とは隣同士の席だし、気楽に会話ができるようになれば楽しい学校生活を送れること間違いなしだ。
先生の言葉を受けて、汐君はゆっくりとこちらに近づいてきた。
「体術という言葉を知っているということは、試してみたことがあるということですか」
何の前触れもなくにこやかな笑みで話しかけられ、慌てて応対する。
「う、うん。き、今日の昼休み」
負けじと笑顔で言ったのだが、そんな俺に顔色一つ変えることなく汐君は言葉を続けた。
「そうですか。では諦めましょう」
「え」
あまりにも呆気ない対応に思わず声が出た。
「出来ないのでしょう?」
「まあ、そうだけど」
「それなら必要ありません」
全身が張り裂けそうになるしやれと言われても無理だからこの流れは非常に助かるのだが、あっさりとし過ぎていてなんとなく寂しい。
汐君は相変わらず笑顔のままポケットから小さな風呂敷を取り出した。
「これをどうぞ」
「なにこれ」
出てきたのは現世で何度乗ったか分からない、自転車だった。
物理の法則を完全に無視した出来事が目の前で起こったことに関しての言葉だったのだが、汐君は全く気にせず微笑んだ。
「現世にもあるでしょう?自転車です。霜月京の物なので少し勝手は変わってきますが。身体の霊素を消費することでより速く走ることが出来る造りになっています」
「なるほど」
画期的だ。霊素があるのだか無いのだかよく分からない俺が使えるかどうかは分からないが。
「体術も鬼術も使えない状態で校舎内を移動するのも厳しいでしょうから、差し上げますよ」
「え、いいの?」
「勿論」
「あ、ありがとう」
マジかめっちゃ優しい。おかげで登校時間が大幅に短縮されそうだ。
いきなりのプレゼントに喜んでいると、汐君はゆっくりと進行方向を指さした。
「さあ、行きましょうか」
「うん!」
自転車に乗りペダルを回すとあら不思議。普通だ。
使い心地としては現世のものと何ら変わりなく、頬に当たる風が気持ちがいい。
「おや驚きました。霊素が無いというのは本当だったようですね」
自分としては現世にいたころから自転車のスピードはこのイメージだったし別段驚くこでもなったのだが、キコキコとペダルを回す俺を見て汐君はここに来て初めて表情を変えた。
「え、霊素を使ったらどのくらいの速さになるの」
「フルに力引き出せたら時速90キロは裕に超えますよ」
そう言いながらも汐君は走るスピードを俺に合わせてくれている。
これだけハードな授業内容だというのに足手まといになるのは素直に申し訳ない。
今の話ぶりだと、彼は恐らく自転車を使わなくともそれくらいの速度を出せるということなのだろう。
一緒に走るのに気が引けて、先に言って欲しいと声を掛けようとしたら、俺よりもワンテンポ先に汐君が口を開いた。
「つまりは、鬼術も体術も使えない状態で今朝登校してきたと」
「え、あ、うん。まあ」
予測していなかった質問に驚く。俺が鬼術と体術を使えないことは汐君も分かっているようだったので改めて質問されるとは思っていなかったからだ。
信じてもらえていなかったのだろうか。
「登校時間は玉璃を使って2時間弱と言ったところですか」
「き、今日はちょっと早めに着けたけど」
なんとなく恥ずかしくなって笑って誤魔化す。
無視されたのに必死になって学校に来ている痛い奴と思われただろうか。
おずおずと答える俺の言葉を聞いて、汐君は走っていた足をゆっくりと止めた。
急な動きに驚いて慌ててブレーキをかける。
「驚きました。昨日あれだけの言葉を浴びせられておいてそれでもなおここに来るだなんて」
「い、いや、その」
やべ、なんて答えるのが正解なんだろ。
汐君は優しそうだし、取り敢えず仲良くなりたい意思を見せていれば間違いないだろう。
彼だって普通に接してはくれているが俺が人間であることを気にしているはずだ。
「お、お互いのことまだ知らないだけで、時間かけたら、その、仲良くなれるんじゃ、ないかと」
ひたすらにこやかな笑みを浮かべる汐君に安心して、思わず恥ずかしいことを言ってしまった。
「仲良く?」
心底驚いたように呟いた汐君の声を聞いて機嫌を損ねまいと弁解をする。
「む、難しいことは十分分かってるんだ。でもーー」
「まだそんな戯言をほざいていらっしゃったんですね」
・・・え。
突然浴びせられた言葉に思わず顔を上げる。
汐君は相も変わらず笑顔のままだ。
一つ呼吸を置くと、汐君は小さく考える素振りをして見せた。
「ーー遠回しにと思っていましたが、話が通じないようですので直接的に言いましょう。登校中それだけ考える時間があって貴方は何故、今、ここにいるのですか?」
「え」
鋭い言葉が心に突き刺さる。これはもしかしなくても嫌われている。
でもどうして。俺を恐れているような素振りは微塵もないし、会話だって普通にできていた。
「な、何故って」
いや、普通じゃなかったんだ、彼は。
ずっと表情が変わっていなかったから分からなかった。
俺は彼がどういう性格なのかも、普段どういう態度であるのかも知らない。
「ナナシや、紅梅が背中を押してくれたから・・・」
真っ先に思い浮かんだ回答をなるべくはっきりという。
これは事実だ。クラス全員に拒まれていたのなら流石の俺だって今日わざわざ登校なんてしていない。
また明日と声を掛けてくれるクラスメイトがいる。学校に来る理由なんてそれで十分だ。
「たかが二人。佐鳥さんを入れて三人です」
「三人も、だ」
昨日までの俺なら対応出来なかったであろう唐突な展開。
でも今は何故か、混乱している頭とは裏腹に自然に言葉が出てきた。
思わず言い返した俺を見て、汐君はすっと笑顔を引いた。
「僕の言い方が悪かったようですね。梔子の生徒は貴方を除いて25名。そのうちの3人を除いた22名は今日貴方が登校してくることを望んでいなかった。それを分かっていながら何故ここに来たのかと聞いているんです」
「い、一日目だったから警戒しただけで、日にちが経てば安倍晴明とは関係ないって思ってもらえるかもしれない。初日で全部決まってしまうなんて納得いかない、から」
それでも駄目なら諦めるしかないのかも知れないけど。
そもそも、今日俺が来なかったら昨日話しかけてくれたナナシや紅梅に失礼だ。
確かに他のクラスメイト達に申し訳がない気もしなくはなかったが、俺にとってはそっちの方が重大だった。
「貴方の言う通り、貴方と安倍晴明は無関係であるという可能性もゼロではない。前例が無いだけに計算のしようもありませんが」
「それなら・・・」
「ただ僕は、貴方がそれを前提で話を進めていることが心底気に食わない」
そこまで嫌煙する必要は無いじゃないか。そう言おうと思ったのだが、汐君は遮るようにして言葉を続けた。
「貴方がもし我々妖怪にとっての危険因子で合った時、貴方が傍に居ることによって唯一の味方のナナシさんや紅梅さんの命が危険に晒される。その可能性を何故考えない」
呼吸が止まった。
「可笑しな話だと思いませんか。神の加護を強く受ける人間は一度死んでも輪廻の輪に居る限り何度でも生まれ変わることが出来る。対して妖怪や付付喪神は死んだら消滅、そこで終わりです。
罪の重さに関してもそうです。人間はどれだけ重い罪を犯したとしても地獄で業を燃やせば、もっと言えば穢土にいる状態でも行い次第ではそれらを償うことが出来る。しかし妖怪は別。一度背負った罪は二度と償うことは出来ません。
それどころか貴方は人間である限り、僕達全員を殺したところで何の罪にも問われない」
「・・・そんなわけ」
「あるんですよ。理不尽でしょう?人間には虫一匹殺したら落ちる地獄があるというのに、妖怪を殺したら落ちる地獄は無いんです」
なんだそれ。授業で聞いた話よりもずっと酷い。
妖怪を殺しても罪には問われない?それって命として扱われてないってことじゃないか。
「貴方は僕達を殺したところで痛くも痒くも無いのかもしれませんが、僕としては人間に命を奪われることはこの世のどんな苦しみより重いことでしてね、全身の皮を全て剥がされたうえで火で炙られて死んだ方がずっと良いとすら思っています」
「殺したりなんか、しない」
そんな惨忍なことするものか。
俺はーー。
反論するように声を絞り出した俺を一瞥すると、汐君は小さく溜息をついた。
「本当に物分かりが悪い。それは貴方の性格からですか?それとも人間の傲慢さからですか?」
「人間だって、全員が全員、傲慢なわけじゃない」
「その思考回路が傲慢だというんです。
・・・嘗川さんも甘い。クラス内に入ってきた人間を“追い出す”だけで済ませようだなんて」
ぽつりと言った後、汐君はゆっくりと首元に手を掛けた。
「罪を償えないということは、罪を償わなくても良いということではないんです」
姿を現したのは、鎖骨の辺りに500円玉くらいの大きさの黒い花の刺繡。
実物は知らない、けれど聞き覚えはある。
不意に、昨日の授業での教師の言葉が浮かび上がってきた。
『首元に真っ黒な冬の花。その印をつけることで、その妖怪は生涯を遂げるまで神の加護から外されます』
その罪とは殺人。
ーー冗談じゃない。
冬の妖怪が何故こんなところに。何故。
人を殺した妖怪が、目の前に。
理解したとたんに全身が震える。
そんな俺を見てか、汐君は再びうっすらと笑みを浮かべた。
「罪を償えないということは、一生罰を受け続けるということなんですよ」
めっちゃキリが悪いですが一旦ここで切ります。
違和感あるところ指摘して頂けたら嬉しいです。