第二十三話 やるべきことが決まりました。
本日二本目!
最近ずっとゴッドイータ―オンラインとシャドウバースばっかりしている気がする
超越神
神の中でも最上位に位置する神。神王とも呼ばれている。
絶神王
神の中でも最強の力を持ち、例えすべての神が束になったとしても止めることができない、創造神を超越した神。
鬼神王
鬼神に認められ、王として恐れ敬われる存在となった者がなれる
【全属性魔法Lv10】
文字通りすべての魔法を使用することができる。
【斬撃攻撃力上昇Lv10】
斬撃の威力が上昇する。上昇率は1.5Xレベルによって変化する。
【物理耐性Lv10】
物理攻撃に耐性を持つ。スキルレベルが最高になれば、たとえ山を吹き飛ばす攻撃でも耐えることができる。
【魔力掌握Lv-】
魔力に関するスキルを統合したことによって出現したスキル。
魔法使用時による魔力消費を最大軽減
【超身体強化Lv10】
身体強化等のスキルを統合したことによって出現したスキル。
【強欲之神】
【強欲王】の最上位スキル。ステータスを際限なく奪い取ることができる。
【暴食之神】
【暴食王】の最上位スキル。直接口に入れなくても、触れるだけでスキルを喰うことができる。
【神器錬成】
【武装錬成】の最上位スキル。創る装備がすべて神器クラスの物になる。
【眷属化】
【テイム】が進化したスキル。魔物であろうが動物であろうが、人化のスキルを与えて眷属として使役することができる。
【絶神王の魔眼】
複数の魔眼が融合したスキル。使用したいスキルを任意のタイミングで使用することができる。
【絶剣技】
【剣術】や【刀術】、【両手剣術】など剣を使うスキルを統合し、さらに昇華させたスキル。
【全てが記されし禁書】
歴史や大陸の地図と言った知識を宿主に与える。知識の面において、ありとあらゆるサポートが可能。
【覇王の風格】
王を示すための風格。相手が自分よりレベルが下であるほど、相手を気絶させやすくなる。
【虚無魔法】
ロストマジックの一つ。神のみが使える魔法であり、使い方を誤れば最悪世界が消し飛ぶ。
【神格付与】
眷属にした者に神格を与え、神の従者にすることができる。
神の眷属となった者はステータスが大幅に上昇し、スキルレベルが一段階アップする。
【鬼神王化】
鬼神に認められ、鬼神の主となった者に与えられるスキル。一定時間のみ、鬼神の力を得ることができる。
/(^o^)\ナンテコッタイ
いや、なにこれ? すっごい強くなってるんだけど?
確かにこの五年間、厳しい修行をしてきたとは思っているけれど、流石にここまで強くなった覚えはない。
あ、でももしかしたらモンスターから逐一ステータス奪取とスキル食いを繰り返した結果か?
…………ありえそうだな。
というか種族がついに神様に、しかも超越神って。
ミルティスさんに聞いた話だと、超越神は確か今は極神しかいないんだっけ?
ということは、俺は新入りにして神の頂点に立ったと。
…………嫌だなぁ…………………。
こういうのってよくある話だと、長年居た会社員が新入りのくせにかなりの高スペックを誇る人が来ると新人いびりみたいなのがあるんだよなぁ。
もしかして神の世界にもこういうのはあるのかもしれない。
「確認できましたか?」
ミルティスさんの声に俺は頷きを返し、いくつかの質問をすることにした。
「質問だが、この絶神王というのは?」
「説明文にも書かれている通り、神の中でも最も強い力を持った者のみがなれる役割です」
「この鬼神王というのは?」
「あなたの修業を、鬼神達が見ていたのでしょう。あなたの力を見て、彼なら我々の王になってくれるかもしれないと思ったのではないでしょうか。そうすることで絶神王のほかに鬼神王という二つの役割ができたのだと思います」
いったいいつの間に見られていたのやら。
まあ、認められたのは素直にうれしいのだが。
「さて、ステータスの確認も済みましたし、私からできることはもうほとんどありません」
ミルティスさんが唐突にそう切り出す。
ということは修行はこれでもう終わりなのかな?
「はい。ただ修業は終わりましたが、少し頼みたいことがございまして…………」
そこで、ミルティスさんの言葉が途切れる。
なんだ、随分渋っているみたいだが。そんなに面倒なことなのだろうか。
「晃さんには、邪神を討伐してもらいたいのです」
…………はぁ?
え、邪神ってあの邪神?
「ええ、あなたが想像しているので大体合っています」
「なんで俺が?」
「邪神には私たちと同じように階級があり、複数いる邪神をまとめている、言わば邪神王と言えばいいのでしょうか。その邪神王を倒すほどの力を持っているのが超越神である極神とあなたくらいしかいないのです」
なるほど、敵が強すぎて自分たちじゃかなわないから俺に倒してほしいと。
俺に倒せる敵なのか?
「あなた一人では難しいかもしれませんが、あなたのパートナーも神に至った天使ですよ? へまをしなければ負けることはないでしょう」
あ~、確かにリーナも女神に至ったんだっけか?
う~ん、まあ、今すぐに倒せってわけじゃなさそうだから、今よりもっと強くなれば何とかなるかな?
「わかった。その頼み事を引き受けよう」
俺がそういうと、ミルティスさんは申し訳なさそうな顔から花が咲いたような笑顔で喜んだ。
というかこの人クール系の美女のくせに笑顔はめっちゃ可愛いな、これが噂に聞くギャップ萌えというやつだろうか…………まあ、幸希が言っていただけで意味は知らないんだけど。
「ありがとうございます! では、私から一つ助言を」
そう言ってコホン、と咳払いをした後、真剣な表情で俺に言った。
「晃さんが持っているユニークスキル、【強欲之神】と【暴食之神】は大罪スキルと呼ばれる特殊スキルです。そして、あなたのパートナーであるティリーナさんは【愛之熾天使】という美徳スキルを持っています」
大罪スキルと美徳スキル。
恐らくその名の通り、七つの大罪と七つの美徳がテーマにされたスキルなのであろう。
そしてこのスキルから察するとすれば―――――
「何者かが俺たちが持っているスキルを欲している、とかそんなところか?」
「その通りです。美徳スキルは聖都オリヴィアが、大罪スキルは魔都グランヘルツが狙っています」
聖都オリヴィアは【八柱神】や【四帝神】ではなく美徳を司る神を崇める国で、亜人や魔族の存在を認めず、亜人と魔族を根絶することを掲げている、ぶっちゃけ面倒な国なのである。
それに対して魔都グランヘルツは、魔族が住んでいる世界、魔界の中心部である。
グリンデル皇国やバルティス帝国といった国と比べ、最も敷地面積が広く、魔族だけでなく亜人や人族までがそこで暮らしている。
なお、魔王の棲み処である魔王城は魔都グランヘルツではなく、そこから遠く離れた場所に位置する。
「何故狙われているんだ?」
「聖都オリヴィアは魔族を滅ぼすために有効なスキルであることが分かったため。魔都グランヘルツは邪神を復活させ勇者や人族を滅ぼすためですね」
ふむ、つまりどっちも戦争のためだと。
「ついでに言っておくと、大罪スキルは四つは魔都のところに。美徳スキルは五つが聖都に集まっています」
「大罪スキルと美徳スキル保持者は保護したほうがいいのか?」
「ええ、どちらにもついていない人物を見た方につけておいた方が良いでしょう」
というわけで、女神さまの依頼をこなすための一つ目の課題が決まった。
切りのいいところで今まで投稿した話の誤字などの直しを行いたいと思います




