出会い
〜sideレイ〜
「!!!」
「だ……れ…?」
目の前の少女が弱々しい今にも消えてしまいそうな声でそう言った。
「えっと、私はレイ、レイ・アリエル
あなたのなまえは?わかる?」
「…………僕は…そら」
あたりを見回しながら答えるの少女。
「そっか、そらちゃんか、かわいい名 前だね。」
警戒心を与えないよう笑顔で言う
レイ。
「ちゃん?」
「ごめん、ちゃん付は嫌だった?
可愛いからちゃん付けがにあう
かなぁ〜って。」
「かわいいって、僕は男なんですけど
……」
首を傾げながらいう女の子。
「っえ!!!」
(どういうこと?この子が女の子なのは助けた時に確認してるし……)
「そ、そうなんだごめんね。とりあえず先生呼んでくるね。」
不思議そうな顔をした少女ことそらを部屋にのこして先生を呼びに行く。
〜sideそら〜
「えっと、私はレイ、レイ・アリエルあなたの名前は?わかる?」
あたりを見回していると自分がつい言ってしまった質問に答える金髪の女の人。でもなんだか聞き方が小ちゃい子にする聞き方が見たいだ、僕は立派な中学二年生だ。と思いつつ質問に答える。
「…………僕は…そら」
(声が高い?喉でもおかしくしたの
かなぁ?
「そっか、そらちゃんか、かわいい名前だね。」
と笑顔で答えてくるレイ・アリエルさん。というか、ちゃん?
「ちゃん?」
思っていることがそのまま出てしまう。僕は男らしいとまではいかなくてもちゃんとした男だ。
「ごめん、ちゃん付は嫌だった?
可愛いからちゃん付けがにあう
かなぁ〜って。」
これまた的外れな答えが帰ってくる。
「かわいいって、僕は男なんですけど
……」
(なにをいってるんだろう?)
「っえ!!!」
(いや、そんな驚かなくても…)
小さい頃は分からないけど、少なくとも小学校に入ってからは女に間違われたことはない。
「そ、そうなんだごめんね。とりあえず先生呼んでくるね。」
そう言って部屋から出ていく。
(やっばりここ病院なんだ…うーん
体がうまく動かない。なんでここにいるんだっけ?たしか目が覚めた時は
変な部屋ににいて、その前は………
?思い出せない?)
そうこう考えているとアリエルさん?
だったっけ?が白衣を着た医者らしき人と戻ってきて精密検査やらやんやらで場所を移される。
〜sideレイ〜
目が覚めたそらちゃんに精密検査検査をいろいろ受けてもらう。そこでわかったことはいろあろある。
まず、そらちゃんは体を誰かにいじられている筋肉や免疫力はいじられていない、それこそ普通の人よりもかなり弱い方だ。じゃあなにがいじられているかというとそれは魔力だ。魔力といのは人によってまったくない人からたくさん持っている人もいる。そらちゃんはその魔力が異常なほどある。
でもそれを全部使うことはできない
魔力の量の割に体が弱すぎる。使い過ぎれば自身の体を傷つけることになる
そらちゃんが何故自分を男だと思って
いるのかはよく分からない。
医者が言うには、記憶が混乱しているか操作されているのでは?といことらしい。
そらちゃんの容姿は真っ白な肌に
眉毛まで白い髪の毛、それに自分よりも赤い目を持っている。これは、アルビノというメラニン色素がつくれない
病気のためらしい。これは紫外線に非常に弱くなる。
(うーん、この子これからどうなるんだろう?いしずがあれだけ大掛かりな研究所があったんだから後ろになんらかのバックアップがいるかもしれないからその捜査は私たちが担当するって言ってたからそらちゃんも私たちの部隊で保護するんだよね)
〜sideそら〜
やっと精密検査が終わった。すんごい
疲れたまぁずっと寝ていただけなんだけど…
なにやらアリエルさん?から話があるらしい、こっちも聞きたいことがあったから丁度いい。
「そらちゃん?ちょっと大事な話があるんだ。いいかな?」
そう遠慮気味にいってくるアリエルさん。ていうかまた"ちゃん"………
まぁとりあえず話を聞こう。
「はい」
「えっと、そらちゃんは男の子なんだよね?」
男の子?僕は中学生だぞ?
「そうですけど?」
この高いこえにもいい加減聞き慣れてきた。
「これ……」
そう言って差し出してきたのは鏡、別になんの変哲みない鏡。
でも、そこに映っているのは僕の姿ではない…
「だれ???」
(どういこと?この真っ白な女の子はだれ?なんで鏡に映ってるの?これじゃあまるで……ぼくが………)
「え、…な…に……これ?」
知らないうちに涙が溢れてくる。
意味が分からない。あの女の子が
ぼく???でも何で?
「大丈夫だから、落ち着いて。ね?」
そう言ってアリエルさんがぼくの頭を
引き寄せてくれる。
「えっぐ…うぁーーーん」
なんだか安心して年甲斐にもなく泣いてしまうぼく。止めなきゃとはおもうんだけど止まってくれない。
それから大分時間がたってアリエルさんが話かけてくる。
「なんでこうなっちゃったかは分から ないけど、それが分かってそらちゃん が安心できるまでは私が一緒にいるから。」
それを聞いてなんだかとっても嬉しくなった。
それからアリエルさんにはたくさんのこと聞いたりした。なんでもアリエルさんは平和維持局とか言うには組織に所属していてしばらくはぼくもそこでお世話になるらしい。他にもいろいろ聞いたけど1番驚いたのはなんと"魔法"
がここでは使われているらしい。ぼくも使えないか聞いてみたら凄いことに
使えるらしい、教えて欲しいと思ったけどケガが治るまではダメだって。
ぼくが女の子になっているのをしってから5日後今日はレイさん(あ、前にアリエルさんって呼んだらレイって呼んでっていわれたのでそう呼ぶことにした。)のいる部隊に移るらしい、まだ動けないから車イスだけど…
女の子になったってことにはまだ慣れない、トイレだって今まではその………カ、カテーテルだったし<img src="http://czx.jp/tk/h/mo">(向こうに移ると同時に普通にするようになるって)体が変わって1番大変な事は紫外線に弱い事少しの日の光で眩しくて全然見えなくなっちゃう。
でも紫外線をカットしてくれるメガネを掛けてからは大分楽になった。
こんな事を考えている今は、レイさんに日焼け止めを隅々まで塗ってもらって外に出る用意をしてる。
「よし!できた!じゃあ、そら今から車イスに乗って私たちの部隊に向かうよ。」
ぼくの呼び方は"そらちゃん"から"そら"に変えてもらったやっぱりちゃん付はちょっと…
「お願いします」
ぼくはまだほとんど動けないから何から何まで手伝ってもらうしかないです
早く動けるようになりたい。
ぼくが動けないのはケガが原因ではなく筋肉が弱すぎるからなんだって。
……どんだけ弱い…
あれこれしている間に車イスごと車に乗せられて病院をあとにする。
海だ!うん……日の光が反射してメガネを掛けていないぼくにはチョットきつい。いいや寝ちゃえ。この体になってからすぐに疲れてしまう、何もいてないのに………
「………ら、そ…ら」
何か言っているのが聞こえる。
「んぅ…」
「そら、起きて付いたよ。」
「ついたぁ?」
なだ頭がスッキリしない
「うん、ここがそらがしばらく住むところだよ。」
想像していたよりも建物が新しくて広い。ぼくはレイさんに車イスを押してもらいながら中に入る。
「とりあえず、みんなに紹介かなぁ」
そんな事をいいながら進んで行く。