第八話【喰い散らかす】
「何で女子トイレに入っていたんだ?青鈴」
『いやだから血瑠璃を守るために―――』
「そんな襲われてただのあるはずがないだろう!」
青鈴は女子トイレに入ったことで生徒指導室に呼ばれた
ついでに血瑠璃も
「いや久保先生 濫真の言ってることは本当で――」
「赤熊!お前はこの男をかばうのか!?いやもしかして女子トイレでいかがわしい事でもしてたんじゃないのか?」
『そんなことしてませんって!ていうか血瑠璃とそんなことするわけがないでしょ!』
「だとしたら何で女子トイレに入っていたんだ?」
『だーかーら!血瑠璃を守るために入ったって言ってるでしょ!』
「そうです!守るために―――」
「そんなことがあるわけないだろう!」
『あーーーーーっもう!話がつかないなぁ!とにかく俺は何も悪いことはしてませんから!』
「とにかく!お前達は停学にさせる!」
「はぁ!?先生何言ってるんですか!?私たちは何もやってな―――」
「そんな言葉は何かしらのことをやらかした奴の常套句なんだよ!」
『ぐっ…』
「それと赤熊は後で2-1の教室に来い」
「何で?」
「話があるからだ」
そして血瑠璃は放課後2-1に行った
青鈴を付けずに
「お、来たか」
「話ってなんですか?」
そして久保は赤熊に近づいた
「な、何ですか」
「実は私は参加者だ」
「!?」
「だから私に勝たせてくれ…」
「嫌…」
「嫌?それはないだろうこれはゲームだ、遊びだ楽しまなければ損だぞ」
『『神獣変化:狼』…』
「誰だ!?」
そこに聞き覚えのない声が響く
『貴様に教えるほどの主人公じゃない』
「主人公?何を言っている」
『とにかくお前は俺のエサだ
食い散らかさしてもらうぞ』
「食い散らかす?エサ?私は人間だ人だ!」
『貴様は先生だよな』
その人物は問いかけた
「あぁ。それがどうした」
『ならこれぐらいわかるよな
命は平等だがその価値は平等ではないことぐらいは』
「価値?それなら私は教師だ公務員だ高いはずだ!」
『主人公の俺からしてみれば一般人だそして一般人が一人や二人死のうと世界にそれほど影響はでない』
「お前は私を殺す気か?そうか?そうだろ?それはやめろ!」
久保はおびえた表情でその人物に言った
『ならどっちを選ぶ?死ぬのは一瞬の苦痛だ生きるのは一生の苦痛だ
いや貴様等モブキャラは生まれた時点で誰かに迷惑をかけて心配をかけて泣かせて困らせる有毒で有害な物質だな。駆除せねば』
「な、何をする気だ」
『『狼牙』!』
その人物は右腕を上に上げ左腕を下に下げ久保の腕を引きちぎったいや抉りちぎった
「ぎゃあああああああああああああああああ」
久保が悲鳴を上げる
「やめろ!やめてくれ!」
『『赤喰』…』
「ヒッ!」
『それじゃあ喰い散らかせてもらうぞ』
そして久保はその人物否 尾上に喰い散らかされた
その光景を見ていた血瑠璃は
「一体何をやって…」
『ん?そういえばいたなお前を俺は救ってやったんだぞ。ホラ土下座して感謝しろ』
「誰がするかっ!」
『まぁとにかく俺は尾上という主人公だ覚えておいた方がいいぞ』
その言葉を最後にそこから尾上は消え去った