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性技リスキリング

中洲や吉原の超高級ソープでもこれ程までの高レベルで刺激的な愛撫やフェラを受けた記憶は無い。


……それをこんな雪国の場末の安モーテルで出くわすとは……。僕など、足元にも及ばない高いレベルの性技スキルだ……。僕は自分の性技の未熟さが恥ずかしくなると共に、若い花梨さんがどうして、これ程まで素晴らしいスキルを持つまでに至ったのか……、彼女に対する興味が高まっていった。


「ここまで気持ち良いのは生まれて初めてです。花梨さん、もしかして特別な訓練とか受けてませんか?それとも以前、別のお店でも働いてたんですか?」試しに花梨に聞いてみると、


「あははっ!特別な訓練とか受けてませんし、このお店が初めての風俗です!でもそこまで喜んで貰えて嬉しいです♡ありがとうございます!」とまんざらでもない反応だった。時間延長で少し時間に余裕があったこともあり、花梨に対する興味から、色々と聞いてみた。


年齢は22歳で東京の私大を新卒、方言が殆ど出ないのはそういう理由らしい。職業はエステティシャンで、どうやら隣の市内の女性専用エステで働いているらしい。あまりに巧みな性技スキルは、純粋に過去の彼氏との性行為の中で互いに探求していった結果だという……。


風俗嬢のピロートークを鵜呑みにするほど僕も若くは無いが、花梨には僕を納得させる何かがあった。そして次回の出勤予定(翌週土曜日)を聞いたところでその日は終了した。


帰宅後、取り急ぎ翌週土曜日の予約を入れた。

土曜日当日、前回同様、安モーテルの部屋で待つこと15分、またもインターホンがなり、トントンと階段を登る足音が聞こえてきた。ドアが開くと、白系のワンピースで前回よりも更に女子大生のような出で立ちの花梨が現れた。


「こんにちは!早速またご指名頂きありがとうございます!」相変わらずの向日葵のような笑顔で挨拶され、今日も120分コース、28,000円を支払った。


「実は、今日は花梨さんに折りいってお願いがあるのですが……。」 花梨は、


「お願いって何でしょう?お店で禁止されているので、連絡先の交換や外でお会いすることや、本番行為は出来ませんけど……、やってみたい事や、されてみたい事なんかがあれば遠慮なくおっしゃって下さい!」と笑顔で花梨は答えた。


「花梨さんの性技スキルを体験させてもらって、『この人しかいない』と感じてます。……残念ながら、本番は出来ないので、それ以外の性技を僕に教えて貰えませんか?この年にもなって恥ずかしいのですが、妻との長いセックスレスもあって女性に何をどうすれば良いのか、わからないんです……。毎週、出来るだけ花梨さんを指名して通いますので、1から性技を鍛え直して貰えないでしょうか!」と頼んでみると、


「えっ、この間、ヒロキさん、上手かったです!私なんかが教える事は何も無いと思いますよ!」と固辞されたが、その後も粘り強く頼み続けると、こちらの本気が伝わったのか、


「……わかりました。どこまで出来るかわかりませんが、私でお手伝い出来る事はお伝えしてみます……。」と渋々ではあるが、彼女に性技リスキリングの師になって貰える事になった。

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