梨奈を支配
梨奈との3回目の逢瀬の当日、梨奈から連絡があった。
「ごめんなさい、急に女の子の日になってしまいました。出来ることは限られてしまうと思うのですが、それでもお会いしますか?もしくは別日になさいますか?」梨奈とのSEXを楽しみにしていただけに、残念ではあるが、彼女の責任でもなんでもない。彼女の書きぶりからすると、「フェラは出来ます」という事なのだろう。
「梨奈さんが嫌なことや出来ないことはしなくて良いですよ。お金はいつも通り払いますので、もし梨奈さんが体調など辛くなければお会いしたいです。」甘すぎるかとも思ったが、長く会っているとこんな事もあるだろう。別にSEXだけが彼女の魅力でもないし、梨奈のフェラはそれだけで十分に破壊力もある。
彼女は生理にも拘らず、ちゃんと紺色のワンピースで来てくれた。男性に対してこういう自然な気づかいが出来るのは彼女の能力なのだろう。駐車場で待ち合わせのあとホテルの部屋に入ると、彼女からお詫びがあった。
「ヒロキさん、楽しみにしてくれてたのに、本当にごめんなさい。今日、私、何でもしますね!」(何でも?ホントに?)とも思ったが、別に彼女の責任でもないし、梨奈には上だけを脱いでもらい、洗体してもらったあと、フェラだけは2回してもらい、2回とも彼女の可愛いお口の中に射精した……。
何でもする、という梨奈にせっかくだから「精子を飲んでもらえば良かった」と後で気付いて後悔した。
言わなくても良いことだとはわかっていたが、彼女の反応が見たくて、彼女とのこの間の会話から、梨奈の実家や自宅がわかった事と、家業である二階堂印刷の財務内容や不動産の状況、今後、財務内容を改善させる為に考えられるリストラ策や事業譲渡の可能性まで話をした。
「スゴい!ヒロキさん、私よりよく知ってる!」梨奈は気持ち悪がるという事は無く、感心しているような反応だったが、話題を掘り下げて改善策の提案をしていくと、「もう良いです」と話を遮ってきた。(やはり、やり過ぎたか……)と思い、彼女に詫びを入れ、これ以上は話題を掘り下げることはしなかった。
梨奈にはあまり良い印象ではなかったかもしれないが、僕が彼女の職業、現在の勤務先、名前、誕生日、経歴、家族構成に加えて自宅や父親が経営する会社の状況まで把握してしまったことは理解できただろう。過去のデリヘル勤務の秘密を知る僕に、ここまでの個人情報を入手され、なおかつ会う度に僕とSEXをすることで何度も性的な絶頂を与えられ、10万円という金銭も受け取れる……。現在の彼女の状況ではこの関係を自らの意思で終わらせる事は出来ないくらい依存してしまうのではないか、僕は彼女を支配したのだ……。
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梨奈は帰宅する車の中で考えていた。
……ヤバい、ヒロキに自宅やお父さんの会社の事まで知られた。私のせいだ……、でも「デジタル化の波」って言葉だけであそこまで調べるなんて思わなかった……。
秘密を握りあってるのはお互いさまだし、もう連絡取るの止めようか……。……イヤ、多分ダメだ……、ヒロキは私の事が好きすぎて私にスゴく執着してる……。こちらから一方的に連絡を止めたら学校や自宅に悪気なく来るかもしれない……、今はまだ私からは止められない……。
……うん、考えても仕方ない。もうヒロキとはSEXしたし、2回目はまた上手くなってたし……。今の私にとって2時間ほどで10万円貰えるのは大きい!せっかくだから割り切ってヒロキから貰うお金で前からやりたかった事をしよう!ヒロキと後5回も会えば目標が現実になる……。