梨奈とのSEX
ホテルに入ってもお互いに色々な感情もあってか、少し緊張していた。特に梨奈からすると、彼女の人生を根底から揺るがす程の秘密を知る唯一の存在である僕の事が、恐怖でしかないのではないか……。
「梨奈さんって、本当の先生だったんだね。道理で前戯とかを教えるのも上手いはずだよ。」取り敢えず、僕から会話の口火を切ると、彼女は、
「ごめんなさい、ホントに良くしてくれたのに嘘ばかりで……。」と梨奈は頭を下げてきた。まずは自分の1年間に亘る虚言の数々を詫びることで僕の機嫌を取りに来ている……。流石に自分の立場を感じており、僕を敵には回したくないようだ。
「いや、謝らなくて良いよ。梨奈さんの経歴だったら無理もないよ。もしバレたら仕事辞めるだけで済まないだろうし……。気になってると思うので、まず、鍵付きのインスタに辿り着いた経緯を話しておくね。」 僕が知っている彼女の秘密の破壊力を仄めかしつつ、まずは梨奈が不安に感じたであろう、彼女の鍵付きのインスタアドレスに辿り着いた経緯を説明した。謎が解けて安心したかも知れないが、一方でストーカーまがいのやり口に彼女はどう反応するのだろうか……。
「マラソン!そう言えは写真撮ってました!でもよくわかりましたね、ヒロキさん凄いです。そこまでして私に会おうとしてくれたんですね!ありがとうございます!」気持ち悪がられるかと思っていたが、意外にも梨奈の反応は肯定的なものであった。尤も、この段階で梨奈が否定的な反応をすればこちらも敵対姿勢を取らざるを得なくなる、彼女の自己防衛の為の虚偽の反応だろうか。
「忘れないうちに、お約束のお金をお渡ししますね。」この手の相場は本来3〜5万円であろう事は理解していたが、彼女に僕と会う事の壁を乗り越えさせて、自分自身の行為を納得させる為に必要な投資と割り切り、事前に封筒に入れておいた10万円を渡した。彼女の秘密を知る僕の方が大金を払うのもおかしい話なのだが、こちらにも社会的な立場とリスクがある。大抵の女性トラブルは金払いが悪くて表面化するのが原因だ。それに脅迫まがいの関係は彼女の負担が一方的になってしまう。彼女の精神的な負担の大きさからすると、こちらが継続的に経済的な支払をする位の方がサステナブルで妥当な仕組みだと判断した。金額は大きいが、そもそもこれだけのお嬢様がデリヘルで働いていたという事は、間違いなくお金が必要だったのだ。会う度に10万円を渡せば、花梨は僕との関係を手放せなくなるほど依存するようになってくれるのではないか、との邪な思いがあった……。
「……ありがとうございます。でも今日来たのはお金だけじゃないんですよ。ヒロキさんだから来たんです。……もしヒロキさんじゃなかったら来ませんでした!」自然に嬉しい事を言ってくれる。これも彼女のスキルの一つだ……、秘密を知る僕の事を味方に引き込みたいのだろうか。
「どうしましょうか?」彼女からの質問に、
「取り敢えず、以前みたいに一緒にお風呂行きましょうか。」と答え、約半年前まで1年間週末に続けたルーティンをお互い久しぶりに再現してみた。彼女は僕の局部を泡立てたボディソープいっぱいの両手でフルートを扱うように丁寧に大切そうに触れ、以前のように上目遣いで僕を見つめてきた。その後、二人で浴槽に浸かると僕の股の間に彼女は座り込み、直ぐに局部の先端が届きそうな状態で僕は後ろから彼女を抱きしめ、
「ホントに会えて嬉しい、ありがとう!」彼女に感謝の気持ちを伝えた。浴室を出て、水で喉を潤した後、ベッドに移り、まずはデリヘル通い時代のお攫いから始めた。キスは少し長めに行い、梨奈さん直伝の両乳首2回攻め、太腿から徐々に核心に迫り、久し振りの彼女の秘部を下から上までゆっくりと一気に舐めあげて味わうと、梨奈は「……はぁっ……。」とよがりはじめ、唇をクリトリスにピッタリとつけたままキスのように愛撫を続けていると、以前のように脚をピンと伸ばしてきて僕の顔を太腿で挟みながら、自分の局部に押しつけ、
「……イギそうっ……。」との報告の後、久し振りの「イっちゃいました……。」を聞いた。その後も、1年間の講義を思い出すかのように、仰向けの姿勢で右手の中指を蜜壺に差し込み何度も繰り返したGスポットへの中指押しなどで彼女を絶頂に導いた後、うつ伏せの姿勢のまま「入れるよ」と伝えた。
……彼女は以前のように「ダメです」と否定することなく、何も答えなかった為、僕は枕元のコンドームを装着し、耳元で「いいね。」と念を押した。……梨奈は小さく「……はい」とうつ伏せのまま頷いた。
僕の局部は、1年以上の長期間に亘り彼女への侵入を許されず『お預け』を食っていた事から、涎を垂れ流し、固く聳え立っていた……。彼女が好きだと言っていた寝バックの体勢で後ろから挿入すると、梨奈は「……はぁっ……」と声を漏らす。挿入後、馴染むまでそのまま動かずにいると、
「……気持ち良い……♡」と彼女から僕を受け容れる言葉が伝えられた。挿入後の事はまだ梨奈から習っておらず、どうなるか不安だったが、彼女の一番好きな体位である寝バックを最初の体位として選択した事が功を奏し、5分程度の前後運動の末に「……イギます……。」との彼女の声が聞けた。挿入で女性をはっきりと絶頂に導ける事ができたのは初めての経験である。
「梨奈さん!僕、挿入で女性をイカせられたの生まれて初めてなんです!スゴい嬉しいんですが……、長年デリヘルくらいしか経験してないので、SEXでどう動いたら女性が気持ち良いのかホントにわからないんです。どうしたら梨奈さんが気持ち良いか、またデリヘルの時みたいに教えてもらえませんか?」改めて、梨奈に性技指導を依頼すると、梨奈は、
「えっ、今、私イっちゃったところじゃないですか!ヒロキさん、十分上手だから自信持ってください!その……、丁度良い大きさでとても固いですし……。私、好きですよ♡」本当に彼女は人を褒めるのが上手い、褒められても大抵はわざとらしく感じるものなのだが、ここまで自然に人を気持ち良くする能力が高いのは本当に稀有だ。
「いや、今のは元々梨奈さんが『寝バックが好き』って言ってたのを覚えていたからで、多分、他の体位だとこんなに上手くいきません。」
「……じゃあ、他の体勢も試してみますか?」彼女は悪戯っぽく微笑み、次の行程を促してきた。彼女の意向通りに、バック、正常位の体勢で梨奈と色々な体勢を試してみたが、自分の予言を証明するかのように、その後20分程度ひたすら動いていたが、中年の悲しさか、そこで疲れてしまってぐったりとしてしまった……。
「一旦休ませてください。ダメだ……。」と疲れ果てて合体を解消させてもらった。疲れて休んでいると、梨奈は以前のように攻撃に移ってきてキスから両乳首2回攻めを経て、蟻の門渡りからの亀頭までの舐めあげからの、亀頭を丁寧に吸いながらのフルート奏者フェラで自動的に精子を搾り取られ、一瞬で射精させられてしまった。
「……久しぶりでしたが、凄く気持ちよかったです。ところで梨奈さん、ホントにどうしたら挿入でもっと梨奈さんを気持ち良くさせることが出来るんですか?」
「ホントにヒロキさん上手ですよ。気持ち良いです!でもそうですね……、そんなに頑張って激しく動かなくても良いんじゃないですか?ヒロキさん、固くて丁度良い大きさなので……、くっついて少し揺らすくらいでも気持ち良いですから。『突く』んじゃなくて『押す』感じです!……後は体力ですかね、走ったり、スクワットしたりするだけでも随分違うと思いますよ。体力付けて、いっぱい可愛がってもらえたら嬉しいです♡」僕に必要で、出来るであろう範囲の指導を、僕のプライドを傷つけないように伝えてくる……。流石は教師だ、大したものだと思う。
「わかりました、次回までにイメージトレーニングと身体トレーニングやってみます。『突く』じゃなくて『押す』ですね!」
「はいっ!トレーニングの成果、楽しみにしてますので頑張ってくださいね!」こうして初めての梨奈とのSEXは終了した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
梨奈は自宅に帰ると、父親と顔を合わせたくなくて直ぐに部屋に戻り、部屋着に着替え、そのまま浴室に向かった。現在梨奈はタワマンの3LDKに父親と2人で住んでいる。妹は東京で一人暮らしをしているし、母はもう長い間、一緒に住んでいないからだ……。
浴槽に浸かり、ゆっくりするとようやく落ち着いて来た。
(とうとう挿入れられちゃった……。でも、教師だってこと知られちゃってるし……、お金もたくさん貰ったし……、断れなかった……。……うんっ!気持ちを入れ替えてヒロキから貰うお金で何をするか考えよう!明日からまた学校だし、頑張らないと……)




