表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/22

退院、まだまだ成長できるはず

今回で最終回です。

超個人的体験談にお付き合い下さり、ありがとうございました。

 [5月28日]

 退院の朝、朝食後に旅行鞄に持ち物を詰めて、着替えて準備万端の私でおます。

 ちなみにこの日の私の体温は36.8°で、血圧は120ー70という健康体。


 家族が迎えに来てくれて、支払いを済ませて病院を後にしました。

 ありがとうございました、病院の全てのスタッフ様。ごきげんよう〜


 今回の入院、健康保険の高額療養費制度のおかげで、支払い金額はかなり少なく済みました。

 国民皆保険制度って本当にありがたい。加入している健保組合と収入によって入院費用は違ってきますが、柳◯さんとか三◯谷さんのような方でない限り、相当助かると思います。


 さて、暇に任せて『杖なしでスタスタ歩いて退院した人がいると聞いて、何故私はショックを受けたのか?』を考察してみました。


 私は結構な年ですけど、人工股関節置換術を受けた人の中では、まだ若いほうです。

 だから、自分は手術を受けたらすぐシャキシャキ歩ける、みんなが驚くくらい回復は早いに違いない、勝手にそう思い込んでいたんです。


 事実、シャワーも初日からひとりで好きなように利用できたし、歩行器見守りもすぐ解除になったし、リハビリも時間が来たら一人で体温を測って行ってたし。


 『自立した入院患者』みたいな気になっていたんです。自分は他の方より回復が早い、とうぬぼれていたんです。

 実際は、他の入院患者さんとなんら変わらない。

 食事の世話も病室の掃除も全部してもらわないと、一人では何も出来ないんです。

 それなのに自分を特別視する痛い人、それが私。


 唐突に、若かりし頃に通った自動車教習所での出来事を思い出しました。

 私は運転に不向きで免許取るのに苦労しましたが、この日もボロクソに怒られながら一時間の教習を終えました。最後に教官からいろいろ注意がありますが、「自意識過剰なんじゃないですか」って言われたのです。

 私は意味が分からず、「はあ。ありがとうございました」って返事して車を降りました。


 降りてから、じわじわと頭に来て、教習所で仲良くなった男の子に「こんなこと言われたんだけど、どういう意味だろう? なんかムカつく」と言ったら、彼は笑って「さあ? でもあの教官、女の子に泣くまでネチネチ文句言うって噂だし。変な人なんだろうから、気にしなくていいんじゃない」なんて慰めてくれました。


 ええ子や。なんで彼と交際に至らなかったんだろ? 私の一存では、どうにもならないことではあったが。

 って、そんなことは今、全然関係ないことやろ。


 歳をとってそろそろお迎えが(以下略)

 私はわかりました。入院生活ですら、人目を気にしすぎていたんじゃないかと。

『ええかっこしい』だったんじゃないかと。優等生であろうと意識していたんじゃないかと。

 くだらねぇな。


 何十年も忘れていた『自意識過剰』という言葉。私はどちらかと言うと、『無意識過剰』と言われるようなタイプ(これはこれで問題)なのですが、根っこは『ええかっこしい』で『承認欲求の塊』なのかもしれません。


 今回の入院をきっかけとして、まともな人間になれるよう、鋭意努力していきたいです。


 〜終わり

 現在の私は、杖さえあれば一時間はラクに歩けます。

 来月の検診で主治医の先生からお許しが出たら、自転車も乗りたいと思っています。

 体重が1.5kg減りました。

 毎日熱心にリハビリしたとか、ダイエットしたとかでなく、どう考えても入院中に浣腸したり下剤飲んだことが影響してると思う……

 って最後までシモ話、失礼しましたぁ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ