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勇者は女神(クソガキ)と話す。

「はっ!ここは…どこだ?」

俺は気がつくと真っ暗なものすごい広いところにいた。

「落ち着け…思い出すんだ…」

そして記憶を巡っているとここにいる理由がわかった。ついでに嫌な思い出も。

「そうだ。俺は林檎にぶつかって死んだんだ…だとするとここは地獄か天国だな。」

この無愛想な世界だから地獄でも天国でもなさそうだけどな。


~聞こえますか?勇者アモドよ。~


「はっ?お前誰だよ。」

いきなり話しかけられてびっくりしてしまった。いや聞こえての方が正しいな。


~私は女神ゲラフ。あなたをここに呼びました。~


めっ女神?!うわぁー俺なんかに構っていいのだろうか?女神だし忙しいと思うけど。


~さてっ堅苦しいフリおしまーい。じゃっ早速本題に入るね。~


「待て待て待て。いきなり態度変わったな!さっきまでは厳格な雰囲気だったのに今じゃただのクソガキだよ?近所に住んでる女の子と同レベルでクソガキだよ?」


~えー私いっつもこの喋り方なんだけどなー。ほら!やっぱり第一印象って大事じゃん?あの喋り方をすると第一印象爆上げなんだよね。~


この喋り方の印象が強すぎて第一印象もクソもないだが…


~そんなことはどうでもいいの!あなたをここに呼んだ理由は生まれ変わらせるためよ!~


どうでもいいのかよ…女神としての威厳に関わる問題なのに。


~あなたの転生先はもう決まっているから言うね。魔王だよ。しかもあなたが倒した魔王の子供として。~


「は?俺は勇者だぞ?勇者を魔王にするってアホなのか?」


~まあそんなに怒らないで。ちゃんとした理由があるから。~


「なんだよ。」


~あなたは魔王側の事情も良く知ろうともせずに魔王を倒しました。それが人間にとっては偉業でも魔族達にとっては自分たちの王を殺された上になんのお咎めもナシなのよ?それって受け入れられる?それを伝えたくて転生先は魔王の子供にしました。~


「そん理由があったなんて…さっきは怒鳴って悪かったな。」


~というのは嘘で面白そうだったからよ!勇者が魔王になるってめっちゃ強い奴ができそうじゃん!~


…前言撤回。転生した瞬間魔王を倒す。その後自害する。と、その時体中が光出した。


~あっいけない!時間を忘れて話しちゃった!それじゃ次死んだ時に会いましょうねー。~


次死んだ時って…まあ今後会うようなことがあったら痛い目を見せてやる。


~あっ忘れてた!ここでの記憶は無くなるから気をつけてね。~


「それを早く言えよ!!」

そして俺は光に包まれた。

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