運命の人達[前世版]
第三幕最後の『人物一覧』を纏めたものとなります。ご参考までにどうぞ。
日本〖主人公並びに主要人物〗
★乃木 花南音【のぎ かのん】
大手玩具会社の社長令嬢で、1人娘。黒髪黒目の生粋の日本人。
髪を腰ぐらいまで伸ばし、和服が似合うお人形のような可憐さがある。
(日本人形のような可愛さだが、自分では全く気付いていない。)
父に会社経営でアドバイスしており、父親の良き助言者でもある。
(母親が既に他界しており、父と二人三脚で会社を盛り上げる。)
開発室のメンバーとして、商品の開発の為のアイデアを出していた。
年上の幼馴染(途中から)と共に、ゲーム作製に関わることとなる。
母や杏里紗や時流は『カノ』と呼ぶ。時流は呼び捨てで呼ぶことも…。
時流と知り合いになった縁で、時流の従兄妹の野乃歌とも仲良くなる。
小学校では麻乃江と、中学では麻乃江の知り合いの蒼唯とも、親友に。
只管に真っ直ぐな性格で、色眼鏡で見ることがなく、真実を見極める。
人に頼ることを知らず、また母との約束を忠実に守ろうとする。
★八代 時流【やつしろ ときる】
大手企業である八代コンツェルントップの社長令息(三男)。
彼が小学5年の時に、花南音と知り合う。花南音の4歳上の幼馴染。
(前世の記憶がうろ覚えの時から、無意識に花南音を探していた。)
花南音が探す相手だと知り、近づく時期を見計らって声を掛ける。
花南音を助けたいと、彼女の父親の会社で仕事を手伝うようになる。
(開発室のメンバーの1人となり、この当時から社員扱い同様。)
大学入学と同時に、正式に花南音の父の会社に就職した。
彼専用の部署が設けされ、主にゲーム作製を手掛けることになる。
前世の記憶保持者。前世世界をゲーム化しようと試みる。
(但し、自分と花南音を敢えてゲームに登場させていない。)
偶然再会した碧琉をヘッドハンティングし、ゲーム作製に巻き込む。
野乃歌とは従兄妹の関係。
★遠田 杏里紗【とおだ ありさ】
花南音の1歳年上の従姉妹。遠田グループトップの社長令嬢(長女)。
幼くして母を亡くした花南音を、実の妹のように心配し溺愛する。
(彼女のことになると、おかしな妄想癖が起こることも…)
花南音母の実姉の杏里紗母が、遠田家に嫁いだ為、苗字は異なる。
弟は2人で、3歳下の弟と6歳下の弟を、率先して面倒を見る。
弟達の面倒の所為で、男子っぽいガキ大将みたいな存在となる。
明るくハキハキした性格で、大人っぽい印象を受ける綺麗な少女。
当初は時流を警戒していたが、花南音を任せられる人物と判断した。
時流の従妹・野乃歌と意気投合し、姉のように慕う。
★槇野 野乃歌【まきの ののか】
八代コンツェルンの一族である、槇野家の長女。兄がいる。
私学の有名なお嬢様学校(女子中高)に通う、時流と同い年。
時流の従妹という縁で、花南音と・杏里紗と知り合い仲良くなる。
時流の大切な少女に紹介してもらえず、自分から会いに行く。
末っ子で我が儘な面もあり、気に入る人物にしか心を開かない。
少々落ち着きがなく、弾丸のように走り出したら止まらない。
人の視線に敏感で、一目でその人物の性格を見抜く特技を持つ。
(幼い頃、誘拐されそうになった結果、身に付いた。)
杏里紗よりも大人っぽく、セクシー系のお姉様。
★鈴宮 麻乃江【すずみや まのえ】
大手企業鈴宮カンパニーの社長令嬢の次女。姉と弟がいる。
大人しげで温和に見えるが、キツイ皮肉も言うしっかり者。
花南音の小学時代の同級生で、小学生の時からの大親友でもある。
お嬢様には珍しく、漫画もアニメも何でも来い的な趣味を持つ。
恋愛小説も大好きで、様々な乙女ゲーにも嵌っている。
現実の男子には今のところ興味なく、気になる異性はいない。
時流を牽制していたが、親友を任せられる唯一無二だと協力関係へ。
時流製作の乙女ゲーを攻略し、漸く前世の詳細を思い出すことに…。
★名倉 蒼唯【なくら あおい】
中小企業である名倉物産の末っ子。兄が2人いる為、甘えん坊。
幼馴染の恭典とは両想いで、素直になれず友人関係の状態でいた。
高校生になった頃に恭典からの告白を受け、恋人同士となる。
乙女ゲーには興味がなく、同級生の友達(他校)から聞いた程度。
元々知り合いだった麻乃江の紹介で、中学で花南音とも親友となる。
(地元の公立小学校に通い、中学から松園中学校に入学した。)
よく気が付く、少々気が強い天邪鬼な性格で、中々素直になれない。
花南音と背丈が変わらず、可愛らしい雰囲気の少女。
★日高 恭典【ひだか やすのり】
有名な日本舞踊(日舞)の家柄の跡取り息子。姉と妹がいる。
名倉家の隣に住む、蒼唯の幼馴染。色白で線の細いイケメン。
アオの気を引く為、髪を金髪に染めるなど一時期は荒れていた。
蒼唯に嫌われたと思い込み、日舞を止めると宣言したことも…。
彼の熱狂ファンにモテても全く自覚なく、蒼唯一筋である。
虐めを受けた蒼唯を助けたいと、彼の両親が松園に推薦した。
★高白 碧琉【たかしろ へきる】
大企業を経営する高白家の末っ子で、家柄と関係なく公務員となる。
時流の作製した試作品を試したことで、前世を思い出す。
時流とは元々知り合いで、中途採用で花南音の父の会社に入社した。
時流と花南音達とは、前世でも面識がある様子を見せているが…。
前世の世界をゲームにしたい時流に、全面的に協力することに。
年齢は20代中盤で、大学院卒業後1~2年ほど公務員だった。
前世とは異なる何の制約もない世界に感謝し、人生を謳歌する。
視力はよく、眼鏡は掛けていない。細マッチョ系のイケメン。
★成野宮 律夢【なりのみや りつむ】
成野宮家は有名な資産家一族で、また皇族とも縁者の一族でもある。
彼自身も将来後継者候補の1人で、経営者の素質を持つ優秀な人物。
八代家とは共闘関係で、幼馴染の時流を実の兄のように慕う。
本来は時流と彼に恋する姉が、恋人になることを望んでいたが…。
見掛けはチャラい系の明るさだが、恋愛は意外と一途なタイプ。
小学校・中学校は別の私学に通う。暫く海外の学校へ留学していた。
高校からは、海外から戻って来た直後から、松園高校に通う。
★秋庭 千菜子【あきば ちなこ】
ごく普通の家庭に生まれた、小学生の少女。奏司の年子の姉(三女)。
年の離れた高校生・中学生の姉達の影響を受け、乙女ゲーに嵌る。
生まれ変わったら、乙女ゲーヒロインになりたいと本気で願う。
恋愛小説や恋愛漫画も好み、弟を巻き込み乙女ゲーにつき合わせる。
勉強嫌い、宿題を頻繁に忘れる問題児。運動は得意。容姿はごく普通。
運動会ではリレー選手に選ばれ、見た目も体育系っぽい髪型である。
曲がったことは大嫌いで、思い込みや気性も少々激しい性格。
★秋庭 秦司【秋庭 そうし】
ごく普通の家庭に生まれた、小学生の男子(長男)。
年の離れた姉など、3人いる。祖父母も含め8人家族。
千菜子とは仲も良く、乙女ゲーに付き合わされる程、常に一緒。
将来の夢は研究者という程の、天才児。年子の姉を常に心配する。
大人しい性格と女子に見られる容姿で、コンプレックスを持つ。
弟が虐められると、千菜子が遣り返す。そういう姉が好き。
穏やかで静かな性格だが、本気で怒らせると後が怖いタイプ。
★遠田 来留【とおだ らいる】
遠田グループトップの社長令息で末っ子(次男)。杏里紗の弟。
花南音とは従姉弟に当たり、実の姉と同様に大好きなお姉さん。
花南音が遠田家に来る度に、強請って遊んでもらっていた。
おっとりして優しく真面目な性質で、滅多に本気では怒らない。
花南音を杏里紗同様に心配するあまり、腹黒っぽい性格となる。
5歳上の花南音に一時期は、淡い初恋の気持ちを持っていた。
時流と知り合った直後、実の姉を盗られた気分となった。
(時流には勝てないと悟って以降は、2人を見守る。)
★乃木 冬真【のぎ とうま】
乃木グループ『乃木・トイ・コーポレーション』の社長。
会長は冬真の父。花南音の父親。愛する妻を、亡くしている。
未だ妻一筋であり、再婚の話が来ても全て断っている。
花南音には多少頼りないものの、経営者の素質は十分にある。
娘を溺愛し、時流に取られるという危機感を、当初から持つ。
(以前、時流から娘を紹介してほしいと頼まれ、警戒中。)
今は時流を信頼し、彼の大学入学時に入社するよう勧誘した。
(将来は娘婿として、2人に会社を任せる気でいる…?!)
★乃木 杏南【のぎ あんな】 (故人)
乃木グループ『乃木・トイ・コーポレーション』の元社長夫人。
元々はそれなりの家柄の令嬢で、杏里紗の母は姉に当たる人物。
花南音の母親。花南音のことを、最初に『カノ』と呼んだ人物。
元々病弱で入退院を繰り返す。花南音が6歳の時に病気で死亡。
おっとりした性格で滅多に怒らないが、本気で怒ると怖いタイプ。
生き別れる娘を思い、生まれ変わって会えることを願いながら。
泣かないでと娘に約束させた所為で、正直に受け取られてしまう。
(花南音が幸せを逃さぬよう笑顔でいてね、という意味が…)
★前世:山羽 滝巳【やまば たきみ】
高校2年生で、ゲームオタク。戦闘系とパズル系を得意とするオタク。
当時の好きな女子の影響で、時流が作製した乙女ゲーに嵌る。
花南音達に唯一会えた顧客。大会に出るほどの実力があるゲーマー。
双子の兄がいる一般人。
【補足】
☆松園小学校・松園中学校・松園高校とは
お金持ちの令息令嬢が通う小・中・高の一貫校の私学の学校。
現在は花南音、麻乃江、蒼唯、杏里沙、日高、成野宮が通う。
奨学金制度がない為、裕福な家庭の生徒しか通えない。
同系列の大学もあるが、大学だけはエスカレート式ではない。
内部生も、試験を受ける必要がある。但し、上位成績者は免除。
中学からの外部入学は、ほんの数人程度は推薦での面談のみ。
高校からの外部入学は、1~3クラス程度外部生が入学する。
時流は松園小中高の卒業生で、今は同系列大学に通っている。
今回は、第三幕用の登場人物一覧です。
筆者の覚書きも兼ねています。第一幕とは、内容も一部変えております。
いつも読んでいただき、誠にありがとうございます。これにて、第三幕完了となりました。幕ごとに、登場人物が増えていますので、今回も登場人物一覧を、現代版に合わせ投稿しています。人物紹介の内容も一部変えています。今後も応援をしていただけますと、嬉しい限りです。
※暫くお休みとなります。第四幕開始まで、暫しお待ち願いたいと思います。宜しければ、第四幕の方も是非ともよろしくお願い致します。