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ブックマーク並びに評価をして下さり、本当に有難う御座います。


今回は少し短めのお話となっております。


誤字脱字や内容の矛盾などがありましたら、私の方までご報告の程を宜しくお願い致します。

なお、ご感想の報告の方でお知らせ頂ける場合は、作品タイトル、サブタイトルなども一緒にお教え頂けると幸いです。

私は記憶力がよくありません。

ですので、お手数をお掛け致しますが、ご配慮の程を宜しくお願い致します。

 「お疲れさまでした」


 「お疲れ~。気を付けて帰ってね」


 「はい。お先に失礼します」


 「お~」




 その日は午前勤だった。

 終わったのは昼の刻より少し前。

 帰る支度を終え、挨拶をして職場である図書館を出る。

 お昼で帰るので、折角だから外でお昼をとる。

 そして午後からは特に予定もなく、家でゆっくりしながらこの間買った新刊を読もうと思いながら帰っている最中だった。

 歩き慣れた道を歩いていると、何処からか小さく物音がした。

 私は昔から人よりも少し耳が良く、皆が聞こえないような音も拾っていた。

 本を読む以外特に用事もなく、お昼も済ませていたので空腹でもなかった私は少し気になって音がする方へ歩いて行った。

 音がする場所は路地裏で、人気はなく薄暗い。

 ここ等辺は飲食店が多く、あるとしてもゴミ置きぐらい。

 何かなと思いながら音がする場所に行く。

 



 「此処ね・・・・・」




 其処は路地裏に入って直ぐの処だった。

 近い訳でも遠い訳でもない処にあるゴミ置き場。

 近付いて見てみると、何か灰色のモップの先のようなものがあった。




 「・・・・・・・何これ」




 灰色のモップのようなものはモソモソと動いており、如何やら何かの動物のようだ。




 「却説、如何しましょうか・・・・・」






















 「で、拾って来てしまいました・・・・・」




 今、私がいるのは家のお風呂場。

お風呂場にはぽわぽわとシャボンが飛び、私がわしゃわしゃと洗っているのは持って帰って来た灰色のモップのような何かの動物。

 洗い始めると、泡は白から一瞬にして黒くなって行った。

 一回洗っただけでは汚れは落ちず、洗い流しを数回行う。

 すると灰色だったものは段々と元の色を取り戻して行った。

 綺麗に洗い終わる頃には泡と共に灰色から白へと変わって行き、初めでは考えられないくらいにまるで新雪のような白さになった。

 洗い終わると、ブルブルっと水を撒き散らされないようにすぐさまタオルで体を拭いてあげる。

 魔道式温風機(ドライヤー)で乾かして、ブラシで梳いてあげると、拾った時とは大違いな程変わった。

 

 色は白。

 額には模様のようなものがあり、瞳の色は紫。

 何の種類の動物かは分からないけど、犬なのには間違いないと思う。

 猫みたいな細長い尻尾じゃないし。

 にしても幼いながらに結構凛々しい顔立ちだ。

 前に見た事のある狼に近い犬種の子犬だと思う。


 洗い終わったので今度は動物病院へ検査して貰い、ワクチンを打って貰いに行く。

 検査結果は良好。

 特に大きな怪我もなく、病気も持っていないとのことだった。

 ワクチン注射では騒ぐことなく順調に終わったのでお医者さんが凄いねと褒めていた。

 それと、先生の見立てでは大体三か月から四か月ぐらいではないかとのこと。


 その後は犬用のご飯用と水用のお皿を二枚と子犬用の餌。

 おやつも。

 洗った後に使ったブラシは私が前に使っていたものを洗って使ったので、長毛種用のブラシを買う。

 後は細々したもの。

 首輪は苦しそうなのでドッグタグと、体に着ける用のリード。

 それに爪切りや犬用トイレに寝床用のクッション等々。


 色々と買い揃え、帰宅。

 帰った時にはもう既に八つ時を過ぎていて、お昼を食べるにしても夕ご飯にしても中途半端な時間。

 なので、買って来たばかりのおやつを少しあげることにした。

 あまりあげ過ぎると夕ご飯が食べれなくなってしまうから。

 



 「そう云えば、名前如何しましょうか・・・・・」




 この子を飼うと決めたものの、肝心の呼ぶ名前がない。

 どんな名前がいいだろうかと、私は頭を傾げる。

 因みのこの子は男の子らしい。

 



 「シュウ、レン、クロス、ライ、ジン、セシル、クロード、ミスト、カイル・・・・・・」




 知っている名前を挙げて行っても、どれもしっくり来ない。

 如何したものか・・・・・。

 私は子犬をじっと見つめる。

 子犬は私の視線を感じたのか此方を向いて、私をじっと見つめ返して来る。




 「リーラ・・・・。うん、リーラがいい」




 リーラとは紫色のこと。

 この子の瞳と同じ色。

 



 「お前の名前は今日から『リーラ』だよ」


 「アンッ」




 一寸女の子っぽいけど、色の名前だから問題ないと思う。


 それから時間が過ぎて夕ご飯の時間になり、二人そろってご飯を食べる。

リーラはやっぱりお腹が空いていたらしく、勢いよく食べてる。

そして早々に食べ終えてしまい、私の足に擦り寄ってからリーラの寝床であるクッションへ向かい、数回クッションをふみふみしてからその上で丸くなり、直ぐに寝息を立て始めた。

どのぐらい彷徨っていたのかは分らないけれど、確実に疲れがあったのだろう。

今日も病院へ行ったり、買い物へ行ったりしたし。

兎に角今はこの子が元気に育ってくれることを祈るばかり。



私も夕食を食べ終え、食器を洗い、お風呂に入り疲れを取る。

寝支度を済ませ、今日のことをベッドの中で思い浮かべながら静かに夢の中へ旅立った。



















朝起きて、いつの間にか私のベッドの中にリーラが潜り込んでおり、私に寄り添って寝ていたのがとても可愛かったのは此処だけの話。

此処まで読んで下さり、本当に有難う御座いました。

これからも頑張って投稿して行きますので、宜しくお願い致します。

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