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明晰夢

作者: 白夢

明晰夢というものがある。


簡単に言うと、夢だと自覚している夢のことだ。そして自覚すると自由に動けるというものだ。


僕はその明晰夢を毎日見ることが出来る、そんな特技を持っている。現実は周りの言う通りに動かなきゃいけないからつまらないけれど、夢の中なら僕は自由だ。


だから色んなことをした。例えばサッカー、俳優業、一日中ゲーム三昧なんてこともあったかな。


どうしてそんな現実的なことばかりをやってるのかって?現実は周りに縛られっぱなしで苦しいからだよ。現実でやりたいけど出来ないことを、夢でやるからこそ楽しいんだ。


それに夢の中だから疲れも無い、多少無茶なことをしても痛くも痒くもない。素晴らしいじゃないか。


しかし数年経った今、現実でやりたかったことは全てやりつくしてしまった。これから夢で何をしようか。そうだ、次は現実では絶対に出来ないことをやってみよう。


真っ先に思いついたのは身体1つで空を飛ぶことだった。まさに夢の中でこそ出来るものじゃないか。


僕は早速実践した。街で1番高いビルからジャンプした……









………「続いてのニュースです、あらゆる分野で凄まじい才能を発揮して国民の人気者であったA氏がお亡くなりになりました。原因は自殺とのことです。彼の知人にインタビューをいたしました。」


『彼は凄い人でした。本当に疲れ知らずで、多少怪我をしても全く気にせずあらゆることを成し遂げてきました。だからこそそんな彼がどうして自殺してしまったのか、今でも信じられません。今でもこの現実が夢なんじゃないかって………』

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