表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/16

魅了魔法しかない序章5.5

キースが仲間に相談しに行ったときの内容です。

「キース、本当にあの依頼を受けるのか?」


キースに声をかけたのは先程の威圧的な態度を示した男・ドドルだった。


「ドドルはあの場にいなかったな。彼はあのダース・トーチ・ウルダとパーティーを組んでくれたんだよ」


「ふうん、領主様のご子息様とはいえ散々な評価だな」


ドドルはダースに対してそこまで酷い感情は抱いていないようだった。彼は思い浮かべていた、ダースがこのパーティーを組んでいた頃を。


「特に強い訳でもないけど、防御に関してはお墨付きだろ?お前の」


ドドルはキースを指して言った。


キースは肩をすくめて笑いながら不敵に目を細ませた。その目の奥には何が見えているのだろうか、何かを謀っていることだけはその場にいる誰もが分かった。


「そうだね、でも俺がEランクで学びたいことには彼は必要なかった。それだけさ」


「本当に食えないやつ」


「俺はありのまま話してるじゃないか」


「そうじゃない」


「なんなのさー!」


ドドルとキースは笑いながら明るいやり取りをしている。それを見ていたもう一人のパーティーメンバーである女・リカが声をかけた。


「仲良しね。で、どうするの?」


アッサリ、クールが売りのリカである。


「答えは出てるよ。彼は俺にとって今後も必要だ。と直感が言ってる」


何、言わせたいの?と言わんばかりのキースが照れくさそうにそう言った。


「はいよ、悪いやつには見えなかったし賛成ー」と、ドドル。


「あの子も苦労する、賛成」と、リカ。


「なんだその言い方」


「別に……」


ドドルがリカに突っ掛かっている。だけどそれはいつもの風景でキースは答えが決まったことをナナシに伝えに行くのだった。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ