序章:所詮世界の超越者
転生した俺は永遠の命を与えられた。
まぁ、よくある話だ。
これで、四六時中イベントが発生して忙しない人生を歩むことになるのが普通。
過酷な人生に身を投じる事もあるだろう。
なにせ、世界最強というか、思い通りに世界を変革できる力までもらってるんだからな。
ただ、おれは考えた。
この力、使えるんじゃね?
いや、むしろ使わずに置くべきか!!
神様に事情を説明されて召喚されてからというもの、俺はこの力ですべてのイベントをぶち壊した。
で、趣味の読書に明け暮れてはや2000年。
発展途上だった文明もかなり大きくなってきて、今じゃ未来都市見たいなのがバンバン立ち並ぶ世界になったわけよ。
ま、魔法というものがあるからいろいろと違いもあるけど。
でだ、この世界に召喚されてからというもの、俺は趣味に没頭している。
え、趣味は何かって?
本に関するすべてだ!!
読む・書く・集める
で、そうやって集めた本が今や膨大な量になってるわけよ。
それを管理するために建てた図書館も、今じゃ無限書庫と言われるくらい膨大な量になってるし。
で、まぁ、その本も一般人に開放してるから、来るわ来るわの変人・奇人・科学者・魔法研究者・一般市民・王族・貴族。
人外やハーフも結構来てるな。
果ては幻想種とまで言われたドラゴンや冥府をつかさどるはずの死神、神様なんかも偶に暇つぶしに来るわけよ。
何せ、すでにこの世界の書物だけじゃなくて、近隣世界全域から本が集められてるしね。
もちろん、オーバーテクノロジーはいろいろ危険だから図書館自体はいろいろと区画分けされてるよ?
この世界の人とかしか入れないエリアと、その他の上位種向け。
で、もう一つあるのが禁書庫。
この禁書庫は、たとえ神様でも入れないように結界張ってあるから完全に俺専用かな。
え、どうして神様が入れないようになんてできるのかって?
本の力をなめんな!!
の一言に尽きるね。
俺の知識はすでに神をも超えているわけよ。
なにせ、集めた本の中には神様が管理しきれなくなるくらいのやばい世界の本もあるわけでね。
そんなものを徹底的に集めてできたのがこの禁書庫。
中には世界創造や絶対法則改変なんかもあって、ここらは神様だからこそ扱えない領域だね。
世界を調停する神様だから、いろいろと縛られてるみたいで。。。
てことで、説明長くなったけど、そんな図書館『無限書庫』の管理者たる俺の奮闘記…
いってみようか!!