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うちの元リーダーが幼女となりました  作者: 森林千花
第一章 再会であり、再開
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第六話

「ありがとう」

 クララがそう口にした瞬間、彼女は糸が切れたようにその場に倒れ込んだ。

「クララ様!」

 ヤーミィが駆け寄り声をかけると、彼女はゆっくりと目を開く。

「おにいさん、だぁれ?」

 その声はこれまでとは全く違い、外見通りに幼く、たどたどしい声だった。

「クララ様……?」

「くらら?あたしはアンだよ」

「おいおい、いったいどうなっていやがる」

「もしやこの様子、完全にクララ様としての記憶が消えたのでは……?」

「……かもしれねぇな」

 そう結論づけたゲッカとヤーミィはアンと名乗った幼女に語りかけた。

「アン、明日また起きたら話しましょう」

「そうだな。アン、今はしっかり寝とけ」

 すると彼女は眉をひそめた。

「呼び捨てしないで。様をつけなさい、様を」

「あぁ、これは失礼しました。アン様」

「様付けを強要するなんて、幼女の割にえらそうだな……」

「そっちの人、なんか言った?」

「えっ、あぁいや、気のせいですよ。アン様」

「それならいいけど。それじゃあ寝室まであたしを抱っこして連れていきなさい」

「はい喜んで!」

 アンを抱きかかえたヤーミィが階段を登っていく音を聞きながら、ゲッカは呟いた。

「記憶を完全になくしたとはいえ、クララ様の性格を引き継ぎ過ぎだろあの幼女……」

 こうして、幼女と男二人による奇妙な生活が改めて幕を開けたのだった。

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