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◆Middle 06◆メイドに変わっておしおきよ! ScenePlayer――ユエ

GM:では、第3階層にのぼる階段

ユエ:(侵食ダイス振る。「9」と出る)

GM:ユエの端末がなります。それをとるユエ。


ユエ:「……もしもし?」

ユエ:「任務に支障はない」

ユエ:「……今、そちらに向かっている最中……」


ここまではみんなから見えてるやり取りですけど、その裏ではGMとこんなやり取りをしてました!


GM:トゥルルルル。携帯端末がなります。

ユエ:「はい? もしもし……?」

GM/ジルバ:「ジルバです。首尾はいかがですか?」

GM/ジルバ:「サンプルBの位置はつかめましたか?」

GM/ジルバ:(淡々とした調子で)「絶対にアレをFHに奪われてはなりません。以前ユグドラシルは拡大しています。第2のユグドラシルを出さないためにも、サンプルBの確保をお願いします。くれぐれもFHに奪われないように」

GM/ジルバ:「分かりました。健闘を祈ります」

ユエ:メールではグレイマウスについての調査を依頼する。

GM:というと?

ユエ:グレイマウスがどういう人物か、ユエは知らない、と思うから。まずそこを押さえておきたい。

GM:ああ、ではリサーチをどうぞ。ダイスふってください

ユエ:神楽さんが頼まれて、サンプルBを渡そうとしていることだけしか知らないから。〈情報:UGN〉で。(ダイス振る。「7」と出る)

GM:7ですか。


グレイマウス

UGNにもFHにも属さないオーヴァード。

2組織の調停を仕事としており、プランナーとも密接な間柄。

プランナーがFHを離脱してからは、ゼノスの力を利用した調停で活躍している。


GM:これくらいかな

ユエ:了解!


という裏でこんなGMとの悪巧みをしつつ、表ではみんなに話を振っています!


ユエ:それからみんなの方を見て。「ジルバからの連絡……」

藤咲みこ:登場するかな。(侵食率ダイス振る。「5」と出る)

古森神楽:登場しとく。話振るなら(笑)。(侵食率ダイス振る。「10」と出る)おのれ(笑)。「シルバから?」

藤咲みこ:「どんな連絡があったのかなっ?」

古森神楽:「……ん? ここ、携帯通じるんだな」

ユエ:「ええ、分かってるわ」(電話に向かっていってから)

古森神楽:神楽も自分の携帯出してみるけど。電波来てる?

GM:ええ、通信は可能です

ユエ:「任務の確認の連絡……」

藤咲みこ:「随分用意周到な事だねっ」

ユエ:「とりあえず、一度、連絡切るけど、ちょっと調べて欲しいことがあるから、メールするわね……」(と電話にいって切る)

藤咲みこ:「……ん、ちょっと通信しとくっかなっ」。周囲に襲い掛かってくる敵がいないか確認してから移動しつつ電話しとくっかなっ。

GM:階段のあたりには特に敵はいませんね

ユエ:じゃぁ、メールの返事を見て、それを神楽さんとミコさんにも見せる。「うーん……間違いない……?」

藤咲みこ:うんうん。

古森神楽:「グレイマウス……? 彰さんか」

ユエ:「……うん」(こくん)

古森神楽:メールを見てちょっと不安そうな顔になる。

古森神楽:そういえば、ケガしてたけど、大丈夫だったかなとか、そもそも誰にやられたんだ?とか。

藤咲みこ:あ、それを口にする? 調査対象迷ってたからそれ調べようかな。

ユエ:「今までの情報を見て、サンプルBは恐らく、ユグドラシルの種」

古森神楽:じゃ、口にしよっかな。

藤咲みこ:では〈情報:UGN〉でコネつかって調査するよっ。いいかな?

古森神楽:「……ゼノスにFHにUGNっ。……誰が彰のおっちゃんにケガさせたのかも調べないとなぁ……」

藤咲みこ:「怪我? 負傷してたのかい?」

ユエ:「……怪我?」

藤咲みこ:「じゃ、そこも裏がないかちょっと電話してみるっかなっ」

古森神楽:「……ケガして帰ってきた。それでも、調停続けようとするから、神楽が代わった」

藤咲みこ:ダイス振っていい?

GM:何についてどうやって調べますか?

藤咲みこ:グレイマウスの最近の調停対象について、電話でUGN幹部からUGN側への接触がなかったか?

GM:〈情報:UGN〉でどうぞ

藤咲みこ:はい。(ダイス振る。「15」と出る)ふー。

GM:高いなぁ。

古森神楽:さすが10個振るとすごいな(笑)。

GM:草木悠人の保護に関して、グレイマウス側からUGNへ接触はありました。UGNとしては渡りに船でしたので、グレイマウスに草木の保護がが円滑に進むように交渉を頼んだとのこと。ただし、これに関しては一部、中枢部の議員から反対意見や、彼を危険視する意見が出ていました。これくらいかな。

ユエ:「あのね……聞いて欲しいの」

藤咲みこ:「何かなっ?」

古森神楽:「……うん?」

ユエ:「わたしの任務は……サンプルB、ユグドラシルの種がFHに渡らないようにすること……。そのためなら、どのような手段をとってもいい、と言われている。でも、正直、めんどくさいこと、考えるの、苦手……。神楽……種が欲しいなら、わたしを上手く出し抜くのね……」(そして珍しく少し笑ってみせる)

古森神楽:「神楽だって面倒なことは苦手だっ」

ユエ:「神楽ならできる、神楽はできる子……だから、任せた」

古森神楽:「……任せたってなぁ」

ユエ:「なお、できなかった場合は敵認定」(ぼそっと物騒なことを言う)

GM:では、そんなやりとりをしてるうちに階段の終わりが見えてきました。どぅんっ!!

古森神楽:その爆発の音を聞いてちょっと眉をしかめる。

GM/護:「ちっ、爆発音が前よりちけぇ。おい、急ぐぞ」

ユエ:「急ぐ……」

古森神楽:「わかったよ。神楽、やってみる」

藤咲みこ:「そうさねっ」

ユエ:「うん……」

古森神楽:「だけど、とりあえず……」ぽんっとユエに銘菓「もみじまんじゅう」を投げ渡す。

ユエ:「……?」(受け取って驚いた顔をする)

古森神楽:「買収! それとも、情報料かなぁ。とりあえず、今は神楽の敵に回るなって事っ」

ユエ:「……買収、されておく」(素直に受け取って、嬉しそうにもぐもぐ食べる)

古森神楽:ユエとはロイス結んでたっけか。

ユエ:そっちからは結んでない!

古森神楽:じゃあ、結んでおく。「P:誠意/N:脅威」で。

ユエ:ラジャー!

GM:では、そうやってるうちに皆さんが階段を登ると。

GM/護:「おいおい、マジかよ」

ユエ:「んっ……?」

GM:第3階層……そこにいたのは。人、人、人、人……。うつろな目をした人の群れが一斉に皆さんの方を向きます。

古森神楽:「な、何だか様子が変だなっ」

藤咲みこ:「んー」

ユエ:「あれは倒してもいい敵……?」(嬉しそうに鞭を手に持つ)

GM/護:「悠人と一緒だ……こいつら操られてやがる……。従者が使えないからって……こういう手できやがったか」

古森神楽:「て事はまだ生きてるって事?」

GM:人々の群れはゆっくりとみなさんの方に歩いてきます……。その数50!!

ユエ:ワーディング!

GM:すでにここはワーディングの中です。

藤咲みこ:手に武器とかは?

GM:石とかビール瓶とか持ってますね。

古森神楽:周囲の状況を確認。どっか突破できそうな場所ないか? 非常用通路とか。バックルームとか。一般人があんまり入ってなさそう=人が少なさそうな道。

GM:こちらは5人一組のトループが10体です。フロアはこのトループで封鎖状態と考えてください。

藤咲みこ:封鎖、封鎖かぁ……。

ユエ:天井って、丈夫そう?

GM:割と丈夫ですが?

ユエ:さっきの木の根とどっちが丈夫そうに見える?

GM:天井ですね。

ユエ:窓はある?

GM:たくさんありますね

GM/護:「ちっ、数がしゃれならねえな。とりあえず死なない程度にぶったぎってくしかねえか?」

ユエ:えっと……異形の歩みで窓から外に出て、多分非常用はしごとか上の階にある可能性あるから、それをおろして、みんなに上の階に上ってきてもらうことはできるかな?

GM:異形の歩みなんかとってたんだ(笑)

ユエ:うん(笑)。

古森神楽:「それかすり抜けるか、だなっ。……うぅ。この敵のディフェンスラインを突破するのは神楽でも難しいよっ」

ユエ:ユエが高いところから登場できるように(笑)。

古森神楽:それだけのためにか(笑)。

藤咲みこ:そういう「それだけのため」こそイージーエフェクトの真髄かも(笑)。

GM:窓から出るのは簡単です。登るのは肉体で判定してもらいます。上にはしごがあるかどうかは上がってみないとわからないですね。

ユエ:じゃあ、素直に突破した方が安全かな。上の階に何があるか分からないし。了解! トループだけど、攻撃しても殺さないで無力化できる?

GM:HP0でもトドメをささなければ戦闘不能であって死亡ではありません

ユエ:了解!

古森神楽:ちなみに、今の距離とエンゲージ状態は?

GM:[トループ×10(ただしエンゲージバラバラ) 5m PC]

古森神楽:ひとつと頃にいて欲しかったよ(笑)。

GM:トループは手元の武器でみなさんに殴りかかろうとしています。

古森神楽:この部屋ってホールみたいな場所?

GM:ですね。

古森神楽:んー。さすがにそれじゃ、小細工してる余裕はないか。

藤咲みこ:ちょっと前に出ていい?

ユエ:どうぞ!

藤咲みこ:他の皆に下がってもらって、一ラウンド耐えて、ポイズンフォッグでびしっとするのが良さそうな。

ユエ:ポイズンフォッグって、範囲選択じゃない?

藤咲みこ:ほら、アルティメイド服だから10点までは防ぐ。うん、範囲。だからイチラウンド耐えて、集まるのを待つ。

古森神楽:なるほどなるほど。まあ、手元の武器で殴りかかる~だから。近接攻撃しかけてきそうだしなぁ。

藤咲みこ:と、いうわけで皆の前にでるよっ。いいねっ?

ユエ:OK! 「ミコ……?」

藤咲みこ:「ちょっとお説教してみるしかないっかなっ。皆は下がっててくれるかなっ」

ユエ:「う、うん……」(言われた通り、おとなしく下がる)

古森神楽:「お説教……?」。まあ、下がる!

GM:では、突出したミコに人々が群がります

藤咲みこ:十回攻撃耐えるぞー。

GM:ではいきますね。(ダイス10回振り、それに対してみこさんがドッジする)まぁ、ぶっちゃけアルティメイド服を抜ける可能性があるのは10を超えた3つだけなんですけどね(笑)。というわけでその3つのダメージ。(ダイス振る。「16」と「7」と「6」ダメージ)

藤咲みこ:6点びしり。

古森神楽:強いな。メイド服(笑)。

藤咲みこ:ではお説教たーいむ。

GM:みこに群がる人々、みこの姿はたちまちそれに飲みつくされた……ように見えた。

古森神楽:「みこーーー!?」

藤咲みこ:「大丈夫っさねっ」

古森神楽:とりあえず、お約束のように名前を呼ぶ(笑)。

ユエ:「……大丈夫」

GM:こっちはインベイジョンで回避は7固定です。

藤咲みこ:「コンセ+絶対の恐怖+ポイズンフォッグ」。ちょい緊張するなあ。では! (ダイス振る。全員に命中し、ダメージ「33」点)

GM:瞬間。人々がいっせいに弾き飛ばされるようにばたばたと倒れる。HP5ですから、全員戦闘不能です。ただ一人みこだけがフロアに立っています。

古森神楽:「あれが、みこのお説教……?」

藤咲みこ:「さて、お説教完了っ。みんな先へ進もうかなっ」

GM/護:「ヒュー、嬢ちゃん、やるねぇ」

ユエ:「凄い……あれだけの人数を……一瞬で……」

藤咲みこ:100%超えないと後は単体だけだがっ。

古森神楽:「……神楽、みこの前では大人しくしとくかっ」。あのお説教喰らったらやだなぁと(笑)。

藤咲みこ:「さあさあ、目を覚ます前に行くよっ」

古森神楽:「おうっ」

ユエ:「んっ……」(こくっ)。ということで、次のフロアへ!

GM:では、第4階層へ!!

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