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◆Middle 07◆それぞれの決断 ScenePlayer――古森神楽

古森神楽:侵食値! (侵食率ダイス振る。「6」と出る)86%。ん……いい感じにレネゲイドもあったまってきたなっ!

GM/護:「ようやく、ここまで来たか、ここを抜ければ、、悠人のとこだ」

古森神楽:「ここで……。第四層かっ」

ユエ:(侵食率ダイス振る。「8」と出る)73%。

藤咲みこ:私はちょっとだけ様子見るっかなっ

古森神楽:「……悪いけど、3分だけ時間いいかな」。といって、神楽は先に進む前に携帯電話を取り出す。

ユエ:「うん……? いいけど……?」

古森神楽:んー。繋がらないだろうけど、彰のおっちゃんにかける。通信傍受されづらいように「タッピング/オンエア」で適度に電波をかく乱んしつつ。

GM:トゥルルルルルル……。

古森神楽:この先、電話してる時間なんてないだろうからな。

GM:トゥルルルルルルル……トゥルルルルルル……。

古森神楽:「…………」

GM:トゥルルルルルル……トゥルルルルル……ガチャっ。

古森神楽:「(やっぱまだケガ、治ってないのか……)」

GM/彰:「こちら、グレイマウス」

古森神楽:「……あ、出たっ?」

GM/彰:「神楽か」

古森神楽:「えとっ……。あーっと。あのっ……」。何か言おうとして、何も言えなくなって。「……うん」

GM/彰:「……状況は?」

古森神楽:「状況って……。それよりも、そっちの……」と、いいかけるけど。

GM/彰:「神楽」

古森神楽:「……わかったよっ。“プロキオン”は無事にUGNと合流、合同でユグドラシルへ向けてTタワーを上ってる」。あとはカクカクシカジカ! まあ、こっちが知ってる事は話すよ。

GM/彰:「そうか……神楽もう一度言う」

古森神楽:「……うん?」

GM/彰:「俺はお前の実力は認めている。やることはわかってるな……以上」

古森神楽:「(笑って)了解。……彰のおっちゃんも今やることはわかってるよなっ? 体力の回復が急務だと神楽は思うけどっ」

GM/彰:「お前に心配されるほどやわではない」

古森神楽:「……うん。じゃあ、状況報告はオシマイ! いってくるなっ」

GM/彰:「ああ。」

古森神楽:電話を切る。ちゃんと状況報告できてたら、万が一の事があっても、彰さんなら最悪の最悪は防いでくれると神楽は信頼しているよ。

GM/護:「終わったか?」

古森神楽:「おぅ! 行くぞ。護っ」。迷いとか不安とか色々と吹っ切ったような感じで護るに笑いかける。

GM/護:「ガキが呼び捨てにするんじゃねえよ」ぽんっと頭を叩いて。

ユエ:「……わたしもいる」(ちょっとすねた風に言う)

古森神楽:「……わ、忘れてたわけじゃないからなっ」

GM/護:「頼りにしてるぜ」

ユエ:「……本当に……?」(じーっ)

古森神楽:「(こくこくこくっ)」

ユエ:「それと護……もしユグドラシルと戦闘になった場合、戦闘は私たちに任せてもらえるかしら……? 護から吹き付ける、レネゲイドの風……荒れているように見える……」

GM/護:「あ? どういうことだ? 足手まといにはならねぇぜ?」PDWを構えて。

古森神楽:「レネゲイドの風……? ……確かに沢山、力使ってるからな。護は」

GM/護:「レネゲイト風? なんだそりゃ?」

ユエ:「そうじゃない……なるべくオーヴァードとしての力をこれからはセーブして欲しい。じゃないと、還ってこれなくなる」

GM/護:「ああ、そういうことか。それなら心配いらねえよ、あいつを倒したらどうせ俺は……」

ユエ:「私には見えるの。別の言い方をすると、あなたのレネゲイドの高まりが……」

GM:どぐぁぁぁぁぁぁんっ!! 瞬間、フロアの窓が割れて突風が吹き荒れる!!

ユエ:「!!?」

古森神楽:「……爆発? ……今度のは、近いな」

藤咲みこ:そこで登場していい?

古森神楽:悪役顔でみこが!?

藤咲みこ:イイネ! ってタイミング的に見に来るんだよっ。

古森神楽:ここまで良く踊ってくれたさー、とか言って!?

藤咲みこ:ちょっと先行してただけ!

GM/白スーツの男:「はーーっはは。わざわざ妨害がある中を通る必要なんかなかったな。やはり俺はさえてる!!」

古森神楽:了解(笑)。

藤咲みこ:ではダイスります。(ダイス振る。「7」と出る)

ユエ:「って、あなた……誰……?」

GM:といって、黒スーツに抱きかかえられた白スーツの男が(笑)。

古森神楽:「うげっ。趣味の悪い白スーツ!!」

GM/白スーツの男:(その場に立って、眼鏡をくいっとあげて)」「ん、なんだお前らは?」

藤咲みこ:「みんな、今の爆発は何だいっ!? って……」

古森神楽:白いスーツが黒スーツにお姫様だっこされてる光景が!!

GM:うむ、そんな感じ(笑)。

GM/護:「ちっ、追いつかれちまったか」

ユエ:「私達はFHの先行部隊よ、か……なんとかという無能な上司の支援をするように言われている……。とか言ったら、どうする……?」

GM/白スーツの男:「先行部隊だと? ここにFHは俺以外は……って嘘か!! さては、お前達UGNだな。どこから入り込んだのか知らんが、このディアボロスの行く手を阻むつもりなら容赦はしない」

古森神楽:「FHが何しにきたんだよ!そもそも、FHとは色々と調停が済んでるはずだぞっ」

GM/白スーツの男:「調停? ……ああ、お前は灰色のねずみの手下か? ということは、サンプルBを手に入れたのか?」

古森神楽:「これから手に入れるところ。そっちが邪魔さえしなければなっ」

GM/白スーツの男:「馬鹿め、ネズミとの約束などしょせんは保険だ。俺たちがサンプルBを手に入れれば、条件など飲む必要はない。」

古森神楽:「それに、灰色ネズミの手下じゃなくて、"プロキオン"だっ。覚えとけっ。……センスだけじゃなくって頭まで悪いのな。白スーツッ! 保険ってのは、事故とか病気とかが起こった時に使うもんだろっ。それに……」

GM/春日恭二:「白スーツではない、俺こそがFHにその人ありと言われた、不死身のエージェント.ディアボロス、春日恭二だ!!」

藤咲みこ:「…………」

ユエ:「……だから、誰……?」

GM/春日恭二:「俺を知らないのかっ!!(がーん)」

古森神楽:すっと投げナイフを構える。「ここで邪魔しなけりゃ、サンプルBが手に入るのに、神楽まで相手にする気?」

GM/春日恭二:「うるさい、それでは俺の手柄にならないだろうが!!」

古森神楽:「……あ。わかった。手柄が欲しいって先走ったから、後には引けないんだな」。ダメな大人を見るような目で春日恭二を見る。

GM/春日恭二:「そんな目で俺をみるなっ!!」

GM/護:「おい、ガキ……いや、神楽」

古森神楽:「……うん?」

GM/護:「持ってけ」そういって、神楽にPDWをウェポンケースつきで投げる。

古森神楽:「護? ……何考えてんだ!?」

GM/護:「ここは、俺が食い止める。お前たちは上に行け」

古森神楽:「馬鹿っ。そういうのは死にフラグっていうんだぞっ!!」

GM/護:「そのかわり……約束してくれ。悠人を……助けると」

ユエ:「んーっ……私はここに残る」

古森神楽:「勝手にそんな約束すんな馬鹿っ」

藤咲みこ:「んー。……ん、じゃあ任せるっさ」

ユエ:「こいつら、一分で倒せば、支障はない」

GM/春日恭二:「このディアボロスを1分で倒せるというのか?ずいぶんなめられたものだな。。それにそっちの男も一人で俺たち3人を……!?」

ユエ:「だから……知らない」

古森神楽:「……皆で戦えば一分が30秒になるかもしれないな」

GM/春日恭二:「(護をみて)貴様………ことごとく俺たちを邪魔してくれた……サンプルAの従者!! なぜ、お前がそいつらの味方をしている!!」

GM/護:「あーあ……ばらしちまいやがった」

古森神楽:「従者……?」

ユエ:「……神楽……? って……護……従者だったんだ……」

古森神楽:「サンプルAって……ユグドラシルの?……どういう事だ?」

GM/護:「そうだよ。俺はこいつ、、ユグドラシルの従者だ……。だから、ユグドラシルを破壊すれば……どのみち俺は消える。嬢ちゃん(みこに)あんたらの仕事はこいつの破壊だろ?」

藤咲みこ:「……そうさっ。……けど」。ロイス結ぶ。「信頼/憤懣」で。護に。

古森神楽:「だから、ここで捨て駒になろうって考えてんのかっ?」

ユエ:わたしもロイスを結ぶ! 「連帯感/不安」で。

GM/護:「おい、神楽、馬鹿いうな……俺があんな白スーツに負けると思ってるのか?」

古森神楽:「同じだっ。……そのやり方じゃ、草木悠人を助けられたりするもんかっ」

GM/護:「あんなのひねりつぶしてすぐ追いつくさ。だが、上のユグドラシルは手ごええぞ。こんなやつらに余計な力使えないくらいにな」

藤咲みこ:「……神楽、ユエ。チームリーダーとして指示するっさ。仲間を、護の言葉をここで信じる」

古森神楽:「みこっ……」

GM/護:「助けてくれなきゃ困るんだよ。こいつは取引だ。俺はこいつらを食い止める、、だから、お前はあいつを助けてくれ」

藤咲みこ:「そうさっ。行くよっ」

GM/護:「あいつは、ずっと一人ぼっちだったんだ。神楽、お前なら……いや嬢ちゃん達ならあいつの力に……友達になってやれるだろ」

ユエ:「何度も言わない。私は残る」

藤咲みこ:「……分かった。神楽っちは?」

ユエ:「ここで護と離れたら、私は私を貫けなくなる」

GM/護:「わかんねぇやつだな……。ユグドラシルをたった2人で倒せると思ってるのか? おまけに今のあいつは、悠人を支配してる。一人でも抜けてもらっちゃ困るんだよ。俺はどのみち死ぬんだ、構うんじゃねえ」

ユエ:「……それでも残る。その考え方が気に入らない」

古森神楽:「神楽はな……。護のいう事なんて全然信じられない。悠人さえ助かれば、自分はそこにいなくてもいいって考えてる奴の事なんてなっ。だから、神楽はユエを信じる。……ユエ。護のこと、頼んだ」

ユエ:「うん」(こくん)

古森神楽:「神楽は神楽で、悠人、助けてきてやるっ。……みこ、それでいいな? 神楽もそれは譲れないからなっ」

藤咲みこ:「構わないさっ。…………。よし、各自己の信念を貫くべしっ」

ユエ:「分かった」(こくん)

藤咲みこ:先へ行く。

古森神楽:「おうっ」。返事をして先を行く。

ユエ:戦闘準備!

GM/護:「ったく……これで悠人を助けられなかったら。一生おまえらゆるさねえぞ」

古森神楽:30秒で倒して来て(笑)。

ユエ:「あの二人は大丈夫。でも、早く駆けつけるに越したことはないから、さっさと倒す」

GM:一応いっておきますが、こっちはディアボロスとエージェント2人の3人ですからね

ユエ:了解!

GM:OK、じゃあ、二人が上にのぼったところでシーン終了!! クライマックスへ入ります。

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