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いよいよ決断の時が訪れた。
「君!ここは私たちが引き留めるから、君は急いで逃げなさい」
校門から出て来たのは、魔法学科の中でも戦闘魔法を担当する、セリーヌがよく知るモナクスら、数名の教師だった。教師たちは横並びに列を作ると、各々攻撃魔法を唱え、道に大きな火柱を作った。
セリーヌが突然の光景に目を奪われていると、道にできた火の壁だが、時々、その火の中から全身を炎に包まれながらも、数騎の騎士が現れ、教師たちに向かって槍を一振りし、すぐに火の中に戻っていく。
騎馬隊が交代して、それを続けているのか、それを繰り返しているうちに、騎馬隊の槍の一振りで負傷する教師が出て来始めた。ちょうどセリーヌの正面で、体を斬られ、地面にうずくまったのは、モナクスだ。驚いてセリーヌが駆け寄ろうとすると、
「何してるの。さあ、逃げるのよ」
セリーヌの腕をつかみ。そこから引き離したのは、アネモア先生だった。




