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「リンちゃん!この部屋なんかオシャレじゃね?」


僕は返事を返さずにタバコを吸っている。


もうさ…謎とか解くつもりないよね…


僕は本棚にあった本を手に取った。

ん?本じゃなくて日記かな?

その日記にはこう書かれていた。


俺は恋してはいけない人に恋をした

わかってる。わかっていたんだ。

だが、この気持ちは止められなかった

俺は殺されるんだろうか…

いや、そんな訳ない

それは飛躍しすぎているな…

だが、このホテルはもう終わりだろう

ありがたいことに俺が死んだ後に

ホテルを買い取ってくれる人も見つけた。

きっと、俺みたいな人は多くいるんだろう…

恋しちゃいけない人に恋してしまった人を、

実らない恋を、俺は応援したいと思う


なんだ…これ…

僕は煙を吐き出しながら読んでいた。


「リンちゃん!この謎解けた?」

「まぁ、なんとなくわかるけど…」

「えっ?マジで!?」

「連想ゲームみたいなものだよ。二つ目は少し違うんじゃなくて別の人だけどね…」

「んー…どゆこと?」


ため息をついた。あー、コーヒー飲みたいな。


「てかさてかさ!こういう感じの部屋でさ!推理系の話みたいな感じだったらさ!時計の中とかにあるんだよな〜」


なんちって!と言いながら時計を調べ始めた。

うん。本当はもっとこの謎について考えてほしかったんだろうな…わかるよ。頑張って考えたんだよね。でもさ、本当に…本当にごめんね。

僕はそう思った。


あれ?なんか鍵見つけたんだけど!と橘は言った。

うん。わかってた。


「なんかさ!俺、謎解いちゃったよ!」

「橘は謎を解いたんじゃなくて、強行突破だよね」

「え?そうなん?」

「さっきの紙に書いてた意味わかってた?」

「いや!全然、わからん!」


だよね…僕はタバコの煙を天井へと吐き出した。

この大きな時計も可哀想だな。

古い物なのか秒針は動いてなかった。


橘は鍵を使い、次の扉を開く。

もういいかな?さすがに帰りたいんだけど…

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