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「リンちゃんこれわかる?」
「まぁ、なんとなくだけど…」
「え?マジで!?」
「こんなん簡単だろ…」
マジか〜と言いながら、部屋を調べている橘。
「あれ?この人形ってサンタさん?」
「まぁ、そうだろうね」
「サンタさんってさ!プレゼントくれっからさ!俺、サンタさん好きなんだよな〜」
そう言った橘はサンタ衣装を着ている人形を手に持った。
「ん?なんか袋ん中入ってる」
サンタ衣装の人形は白い袋を持っている。
「これ!鍵じゃね!?」
橘は袋の中から鍵を取り出し、
僕に見せてきた。
うん。それ鍵だね…
扉の方に歩いて行き、扉に鍵を入れる。
カチンと音が聞こえた。
うん。あいたね…
「なんだよ!謎解かなくてもいけんじゃん!」
「そうだね…」
「ちなみに、その数字の意味はなんだったん?」
「あー、これは携帯とかで文字を打つようにしたらすぐにわかるよ。11があ、12がい、二つの数字で一つの文字になるんだ」
「ん?どゆこと?」
ため息をついてから説明した
2個の数字で1つの文字
11これはあ行の一つ目、だからあになる
21これはか行の一つ目、だからかになる
こうやって文章を作っていく。
最初の数字は1121126323224493だった。
これを文字に直せば、あかいふくきてる、になる。
まぁ、鍵はあったんだ。
もう解く必要はないだろと言うと、
よくわからんけど、わかった!と返された。
扉を開いた先には階段があった。
二人で階段を上っていく。
「栞ちゃん、無事だといいけど…」
よくそのテンション保てるなと思いながら歩く。
長い階段を上がった先に、また扉があった。
その扉にまたカードが貼り付けてあった。
ベリッと剥がして見ると
かおりがちか
づく、ちかづ
くしのかおり
なみだするか
こう書いてあった。
「またなんか書いてんな…」
「そうだね…」
面倒だな。もう帰りたいんだけど…
扉を開くとすごい匂いがした。
うわ…これは香水の匂い…かな
「これって香水?」
「かもね…僕は苦手だな…」
「え?いい匂いじゃん!ちょっと強めだけど」
ちょっとどころではない。
部屋中に香水ぶっかけたのかよと思った。
部屋の中は明るく、鏡台やクローゼット、
ぬいぐるみなど置いてある。
女性の部屋…なのかな…?
部屋の真ん中にはテーブルがあり、
一枚の紙が置いてある。
その紙には矛と盾の絵が描かれていた。
「今度はどんな謎だよ!絶対解いてやる!」
さっきの謎も解いてないけどなと思ったが、
僕は何も言わず、タバコに火を灯す。
香水の匂いのせいで、タバコが不味い…
はぁ…ため息をつきながら、目の前の扉を見る。
さっきと一緒で謎を解いて鍵を探せってか…
扉は鍵がかかっていて開かない。
部屋の中を見る。
少し古い感じはするが、女性の部屋だろう。
女性の部屋でタバコを吸っていることに、
ほんの少し悪いなと思った。
まぁ、いま誰かが泊まっている訳じゃないけど…
クローゼットの中にはドレスやタキシードなど
高そうな服が並んでいた。
鏡台には化粧道具などたくさん置いてある。
「なんか高そうなドレスがいっぱいだな…」
「そうだね」
「リンちゃんのタバコの匂いがうつったりして…」
「僕は確認したからね」
「まぁ、そりゃそうだけどさ」
そう言って、橘は調べはじめた。




