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6の2

「ここか…」


橘はそう呟いてから車を降りた。

僕も車を降りて、目の前を見上げた。


ここは数年前まで営業していたホテルだ。

今は誰もおらず、真っ暗だ。


「行こう」


橘はそう言ってから歩き出した。

ため息をついて、ついていく。


入口は開いていて、どうぞ、お入りくださいって感じだ

ロビーを歩いていると奥から音が聞こえた。

二人で部屋に入る。


ザザ…ザザ、ザー


元々、従業員がいた場所だろうか…

テレビが砂嵐でついていた。

突然、テレビの映像が変わり、

仮面をつけた彼が現れた。


「お待ちしていましたよ。探偵さん」

「てめーっ!栞ちゃんは無事だろうなっ!」


あ、やっぱり、雨宮栞だと思ってるんだ。


「今からゲームをしてもらいます」

「あっ?何言ってんだ!?」


突然、目の前が真っ暗になり足が浮いた感覚がした。

それも少しの時間で、気づけば痛みを感じた。


「っつつ、イッテーな…」


どうやら、落とし穴があったようだ。

天井を見ると、穴があいていた。


「落とされたみたいだね」


落ちた所にもテレビがあり、仮面の男が写っている。


「これで、ゲームをクリアしなければここから出ることはできませんよ」

「なんだとっ!」

「あの…質問してもいいですか?」

「…どうぞ」


橘みたいな反応を期待していたのか、

僕が聞くとちょっと反応が遅れた。


「ここって禁煙ですか?」

「…はい?」

「いえ、ですからここは禁煙ですか?」

「いや、禁煙とか…その…」

「考え事する時に吸いたくなるんですよ。携帯灰皿もありますので、タバコを吸ってもよろしいですか?」

「あっ…どうぞ…」

「ありがとうございます」


僕はタバコに火を灯した。


「…あ、貴方たちは俺のゲームをクリアできるかな?」


そう言って、テレビが消えた。


煙を吐き出しながら、橘に声をかける


「行こっか」

「お、おう」


なんとも言えない表情で橘は返事を返した。

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