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第六章、いざ開幕!

ねぇ、名前なんていうん?

え?何て読むかわかんないの?

どんな字なんだよ?書いてよ!


地面に文字を書く


うーん…すずたろう?

いや、りんたろうかな?

じいさんは何て言ってんだよ?

は?自分で決めろってこと?

おれのじいちゃんもやばいけど、

おまえのじいさんもやばいやつだな…

まぁ、だから友達なのかもしれないけど…

どっちにすんだよ?どっちかだろ?

なに悩んでんだよ!

え?おれの名前?

おれの字は〜


そう言って、地面に文字を書いた


おれはたつお!りゅうせいじゃないかんな!




カラコロカラン


「はじめまして、探偵さん」


知らない男性が入ってきた。

僕はタバコを吸いながら、軽く頭を下げた。

橘が元気に話しかけた。


「どうも!どうしたんすか?」

「いえ、探偵って言うからには、頭が良いんだろうなと思いましてね…」

「…はぁ…」

「俺と知能比べをしませんか?」


橘は困った顔で僕を見てきた。

うん。こっち、見んな


「えーっと、何か困ったことあったんすか?」

「そうではありませんよ」

「…はぁ…そうすか」

「貴方も探偵ですか?」

「いや、俺は助手っすけど…」


そうですかと答えた後、カウンターに座った。


「貴方が探偵さんですね?どうですか?」

「お困りではないなら、お引き取りください」

「ふふっ、まぁ、そう言わずに…」


面倒臭いやつがきたなと思いながら、

僕は天井に煙を吐き出した。


「俺の謎が解けないと大事な人を失いますよ?」

「そうですか。どうぞ、お帰りください」

「ふふっ、信じてないんですね…」

「そうですね。どうぞ、お帰りください」


僕は入口の方に手を向けながら話した。

彼は一枚の写真を見せてきた。

椅子に女性が縛られている写真だ。


「これでも、信じられませんか?」

「お、おめー!まさか、栞ちゃんを!」


橘が彼の胸ぐらを掴む。

橘をキッと睨んだ後に、ふふっと笑い橘の手を払う


「助手の方はやる気みたいですが?」

「僕はお断りします」

「俺の用意したゲームをクリアできたら、無事にお返ししますよ?」

「そうですか。どうぞ、お帰りください」

「リンちゃん!」

「ふふっ、お待ちしてますね。探偵さん」


そう言って、一枚の紙を置いて立ち去った。


カラコロカラン


「リンちゃん!」

「ただの嫌がらせだろ…」

「本当だったらどうすんだよ!?」


大事な人って…

僕はため息をつきながら、紙を見た。

紙には8桁の数字と9桁の数字が書かれていた。


「くそっ!なんなんだよ…これっ!」


僕はコーヒーを飲みながら、

緯度と経度じゃない?と伝えた。


橘はパソコンで調べると見つけた!と答えた。


「お待ちしてるって言ってたからね。ここに来てくださいねってことじゃないの?」

「リンちゃん!すぐに行こう!!」

「…面倒だな…」

「いやいや!栞ちゃんが危ないんだぞ!」

「そもそもあれは雨宮さんだった?僕の大事な人って誰?雨宮さんのこと?」

「いや…それは…」

「僕は彼のことを知らない。そんな彼が僕のことを知っていると?本当にそう思う?」

「…でも!それでも!誰だろうとさ!危ない目にあっている人がいたら助けたいだろ!」


僕はため息をついた。

わかった、車だしてと伝えると

よし!きた!と橘は出て行った。


カラコロカラン


タバコの煙を天井に吐き出した。

本当に面倒だなと思いながら、僕は電話をかけた。

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