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カララコカラン

扉、壊さないでほしい。


「おい!神影!調べたか!」

「山村さん…もう少し、ゆっくりと優しく、扉を開けられませんかね?」

「あ?なんだって?」


こんな人が警察の人だなんて信じられない…

力の加減ってものを知らないのかもしれない


「おい!いま失礼な事考えたろ?」

「…はぁ…そういう勘は働くんですね」

「まぁな!警察なめんなよ!…って、やっぱり失礼な事考えてんじゃねーか!」


ため息をついた僕にカウンター越しに睨みをきかせてきた


「美咲ちゃん、怒りすぎてるとシワふえちゃうよ〜」

「おい…龍生…テメェ〜!」


僕から橘に標的が変わり、山村さんは説教をはじめた

シュンとしながら怒られてんなと思いながら、

コーヒーを淹れ、タバコに火を灯す。


「それで!ちゃんと調べたんだろうなっ!」


あっ、こっちに戻ってきた


「個人情報ですよ。教えられません」

「内容を教えろってんじゃねーよ!じゃあ、ちゃんと調べたんだな!」

「まぁ、現在調査中ですね」

「そうか!それならいいんだ!」

「有村由美さんって、そんなに仲がいいんですか?」

「あ?…まぁ、そうだな」

「山村さんがそんなに心配されてるので」


あーーーっ!と頭を掻いた後、

山村さんは睨みをきかせながら僕に話した。


「そうだよ!親友だよ!なんか文句あっか!?」

「いえ、珍しいなと思っただけです」

「まぁ…由美が心配ってのはあるが…どうせ、不倫でも何でもねーんだろ?」

「個人情報ですので」

「チッ…んなこたぁ、言われなくてもわかってんよ!わざわざ何度も言うんじゃねぇーよ!…ったく。まぁ、由美は心配症だかんな。旦那のこたぁ知ってるが、不倫なんてするやつじゃねぇこたぁわかってる。ちゃんとお前らが仕事できてんのかって思ってよ…」

「…僕たちの心配をしてるんですか?」

「あ?ワリーかよ!?」

「いえ…ありがとうございます」

「…まぁ、なんだ…ちゃんと仕事できてんなら問題ねぇな!危ないことには首突っ込むんじゃねぇぞ!」


そんときゃ警察を頼れよ!と言ってから、

立ち去っていった。


カララコカラン

扉、壊さないでほしい。

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