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カラコロカラン
「橘さん!彩花ちゃんつれてきました!」
「おー!彩花ちゃん久しぶり〜」
「お久しぶりです!」
僕は挨拶し合っている三人の会話を聞きながら
コーヒーを淹れる。
「あれからどう?怪我とか治った?」
「山の中を走りましたからね!身体中キズだらけでしたよ!でも、なんで走ったんでしたっけ?」
あれから二人を抱えた橘に追いつき、山を抜けた。
たまたま通りかかった車に乗せてもらい、
僕達は帰ってきた。
雨宮栞も真島彩花も旅館に行ったことは覚えていないようだ。
もしかしたら、間宮亮太が何かをしたのかもしれない…
「あーなんでだったっけ?覚えてないや!」
「橘さん!なんですか〜それ〜!」
橘はもちろん覚えているが、わざわざ話す必要もない。
間宮亮太と話したことは橘にも話していない。
「神影さん…私にもコーヒー入れてもらえますか?」
「あぁ、真島さんも飲まれますか?」
「はい!」
「ねぇ〜鈴〜私もおかわり〜」
「…はぁ…柚葉さんの分もですね…」
僕は自分の分のコーヒーをカップに入れ、
二人分のコーヒーを淹れる。
コーヒーを一口飲み、タバコに火を灯す。
「楽しい旅行だったかな?かな?」
「…柚葉さんも行きたかったですか?」
「そうねー。鈴と2人なら?」
「…はぁ…そういう冗談を言って楽しいですか?」
バレた〜?と笑っている。
真島彩花は楠木柚葉をじーっと見てる。
コーヒーどうぞとカウンターに二人分のコーヒーを置くと、真島彩花はありがとうございますとコーヒーを持って雨宮栞の方へと歩いて行った。
何やら雨宮栞と話している。
あ、橘が会話に混ざろうとして嫌がられてる。
そんな風に観察しながらも、天井へと煙を吐き出す。
「無事に帰ってこれてよかったね〜」
「…まぁ…そうですね…」
「鈴も子供の頃は、あんな感じだったの?」
「…あんな感じとは?」
さぁね〜何だろうね〜と楠木柚葉は笑っている。
僕の子供の頃か…
「あんな感じではありませんでしたよ」
これにて第四章完結です。
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ゆっくりですが、続きも書いていきますので、
優しい気持ちで見守ってくださると嬉しく思います。
今後とも、お楽しみいただければ幸いです。




