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カラコロカラン
「あれ?リンちゃん早かったね」
橘は先に帰っていたようだ。
「どうだった?」
「調べてきたよ〜。そうだね〜…」
そう話す橘から調べてきたことを聞いた。
マンションに住んでいるのは、丸山順子を含めて五人。
一階に大家兼管理人の筒井茂。
最初にマンションの前で会った管理人さんだ。
二階は201号室に宮本裕一、202号室に丸山順子
この202号室が臼井怜子が住んでいた部屋でもある。
橘が言うには宮本裕一は爽やかでイケメンボーイだったそうだ。臼井怜子の話を聞いたところ、それなりに仲良くしていたかな?と言われたらしい。
三階は301号室に水野朋子、303号室に筒井悟
筒井悟は管理人の筒井茂の甥っ子らしい。
橘が訪ねた時は留守だったそうだ。
水野朋子にも臼井怜子の話をしたが、
覚えてないと言われたらしい。
「あんまり関わりがあったって話は聞かなかったかな〜」
「そうか…」
「怜子ちゃんのストーカーって誰だったんだろうね?本当にいたのかな?」
返事は返さずに、タバコに火を灯す。
カラコロカラン
「あの…お願いがあるって聞いたんですけど…」
「あー、日村さん。お待ちしてましたよ」
「あれ?リンちゃんが呼んだの?」
「日村さん。申し訳ないのですが、丸山さんのお部屋に一度、入れてもらうことはできませんか?」
「順子の部屋に?」
「はい。実際に部屋の間取りなどを確認させていただきたいと思いまして…」
「…はぁ…」
「難しいでしょうか?」
「いえ、ちょうど今から順子の着替えを取りに行くとこだったので、その時に少しだけなら大丈夫ですけど…」
「申し訳ありません。お願いできますか?」
「わかりました」
タバコの火を灰皿でもみ消してから、
日村孝介と一緒に丸山順子の部屋へと行った。




