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「なんで僕まで…」
「いやいや、リンちゃんいなきゃダメっしょ!」
「お願いを聞いたのは橘だろ?」
「うぐ。そ、そうだけどさ…」
ほら!俺って助手だし!と話す橘にため息をつく。
楠木柚葉がお祓いを頼まれたマンションにきていた。
各階二部屋三階建てのマンションだ。
「あの〜…あなた方はどちら様で?」
「あ!俺たちは探偵っす!」
「た、探偵さん!?えっ?な、何を調べに来られたんですか?」
まさか、住人の誰かが不倫とか?と
心配そうな顔で聞いてきた。
探偵の僕が思うのもおかしな話だが、
自信満々に探偵ですって言うのはいかがなものか…
「あなたはこちらの管理人の方ですか?」
「はい…そうですが…」
「こちらに事故物件があるとお聞きしまして、調べてほしいと依頼があったんですよ」
「そ、そうだったんですか…」
「あまり話されたくないお話しかもしれませんが、話せることだけでもよろしいので、知っている事を教えていただけないでしょうか? 」
そうですか…実は…と管理人の方は話したくれた。
二階の一部屋。入口から見て左側の202号室。
そこに女性の方が住んでいたそうだが、
部屋の中で自殺していたことがあったそうだ。
その後、空室が続いたそうだが、事故物件に住みたいという変わった女性が住みはじめた。
どうやら、部屋の中で怪奇現象を動画に収めて配信していたそうだが、この間二階から転落して入院中らしい。
「そうですか。教えていただきありがとうございます」
「いえ…本当に幽霊がいるんですかね?」
「どうですかね…」
僕は二階の部屋を見上げた。




