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玄関の方から笹原康夫と知らない女性が歩いてきた


「へ?この方誰すか?」


橘がキョトンとした顔で尋ねると

なんとも言えない表情で笹原康夫は答える


「その、霊能者の方で…」


なんともはっきりしない紹介だなと思った。


「私?私は楠木柚葉。霊能力者よ」


綺麗な声でハッキリと自己紹介され、

はぁとしか答えられなかった。


「その、橘さんも見られた様に…瑞穂は、その…コックリさんをしていたみたいでして…」


警察には関係ないだろうと言われたが、

少しでも可能性があればと、藁にもすがる思いで

霊能者の方にお願いしたらしい


「うげぇ、俺、そう言うの信じないんだよね〜」

「そう?信じるか信じないかは貴方次第だものね」


そう橘に言うと、お願いしたものはある?と

笹原康夫に問いかけた。

どうやらもう事情は話していたようで、

こちらにありますと笹原瑞穂の写真を渡していた


「じゃあ、今からしますけど…」


楠木柚葉はそう言った後に、僕らの方を見て

貴方達は誰なの?と尋ねてきた。

タイミングが少し違う気もしたが…

笹原康夫が探偵さんですと紹介してくれた。


「そう、貴方達も見るの?」

「何か問題がありますか?」


僕がそう聞き返すと、そうと言った後、

何も言わず僕の目を見つめ続ける。

ふと視線を外すと、では、始めますね?と

笹原康夫に確認をした。

頷いた笹原康夫にわかりましたと返事をした後、

鞄からおもむろに大幣を取り出すと

笹原瑞穂の写真をテーブルの上に置き

エンヤーエイヤーと奇声を上げながら大幣を振った。

その後、呪文のような言葉をブツブツと呟きながらも

大幣を振り続ける。


笹原康夫は目を瞑り、両手を祈るように組みながら

頭を下げ続けている。


なんだこれ?え?それあってんの?

そう思いながら、楠木柚葉を見つめていた。


ふいに動きが止まると

「終わりました。瑞穂さんのお祓いは写真を介してになりましたので、少し効力は落ちますが…無事、お祓い成功です」

そう笑顔で言い放った。

ありがとうございます、ありがとうございますと

お礼を言う笹原康夫。

見つけたいのにお祓いの意味ってあるんだろうか?

不思議に思っていると、突然写真に手をかざしながら

「瑞穂さんは…まだ、生きています。暗い…とても暗い場所にいるようです…」

うぬぬと言う表情で話した後、

ここまでしかわかりませんと汗を流しながらもそう話した。


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