表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

おめでとうの仮面越しに

作者: イツカ

お気軽にお楽しみください。

「早く告白しなよ。」

「なんて告白したら良いかな、さや俺のこと好きかな大丈夫かな。」

「そのくらい自分で考えなって。」


いつもの3人で食堂に来た。

わたしとさやとたけるの3人。

たけるからさやの事が好きと相談を受けていた。どこからどうみても、お互い好きあってるのにいつまでも友達という関係を崩したがらない2人なのだ。




定食を三人で取りに行く。

いたずらを思いついてしまった。

予約済みとテープに書いて、さやに貼った。


「なになに?」

さやは、そのテープを見ると言う。

「ゆきとたける、好きあってるんでしょ。これはゆきのだよ。」

「え。あ、もうお互い勘違いしてるなら一回話しな。わたしは違うとこでご飯食べるから、じゃ!」


2人の顔にえって書いてあるけど、気にしない。もっと早く2人で話せばよかったんだ。これからは3人でいることもあまりなくなるのかなぁと思って、少し寂しくなった。私も好きな人欲しいな。




きっとわたしが次の授業で戻ってきたときには2人から笑顔の報告が待っているんだろう。

自分じゃない家族じゃない誰かが自分を選んでくれるということがないことに少し虚しさを感じてしまう。そして、2人が気持ちを確かめ合ったあと、妙に気を遣ってしまって、2人といることがきっとしんどくなってしまうのだと思う。




その時、私は何を思うのだろうか。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ