第三話:剣と魔法と勉強と
【前回のあらすじ】
謁見して、捜索願を出して、聖剣について話しました
廉たちが異世界に来て、一週間が経過した。
あの後、シルフィアの言う通り、魔力測定と属性検査が行われた。
行ったのは、そういうのを行う専門部署。
そこで、廉たち三人は魔力測定と属性検査を行っていたのだがーー
「ぎゃああああっ! また壊れたぁぁぁぁっっっっ!!」
叫ぶのは、この部の長、ウォーリー・レイム。
どういう訳か、廉たちの魔力を計ろうとすれば、次々と壊れていき、その度にウォーリーが悲鳴を上げるのだ。
「測定不可能、と」
叫ぶウォーリーの隣で、静かに記録していた女性は、そう結論付けて書き終わったのか、ウォーリーの頭を叩き、面々は属性検査に移る。
「何か、その、すみません」
「いや、直せばいいだけだ……」
申し訳なさから謝る廉に、ウォーリーが気にするなと言いたげに返す。
「やはり、異世界からの人間の魔力量は、我々現地人よりも多いのかもしれませんね」
シルフィアの言葉も人前のためか、前のようにやや敬語口調だ。
「そういう理由じゃ仕方ないけど、私たちとしては、何か申し訳なくなるわね」
「そうだよなぁ。壊したのは事実だし」
シルフィアの言葉を聞き、困ったように上を見ながら言う朱波と尻すぼみに声が小さくなる廉。
基本的に壊していたのは廉だ。
そもそも一銭も無いために弁償など出来るわけもないし、空気がどんどん悪くなる。
「で、でも、次は属性検査ですし、機器も壊れる心配はありませんからっ!」
シルフィアはシルフィアで、きっと何とか励まそうとしているのだろう。
「それでは、ここに手を置いてください。その際に魔力が集まるイメージも忘れずに」
先程の記録係の女性に言われ、廉たちは顔を見合わせる。
目の前にあるのは、手を置けと言われた、少し大きめの水晶玉だった。
「あの、私たち魔力の使い方とか分からないんですが」
そこが一番の問題だった。『魔力が集まるイメージをしろ』と言われても、そもそも廉たちは魔力が無い世界の住人だったのだから、どうやって魔力が集まってくるのかなんて分からない上に、そもそもイメージで集まってくるのだとしても、肝心の魔力とそのイメージがかけ離れていた場合、魔力は集まらず、魔力判定が零なんてことにもなりかねない(魔力量測定で計測器を壊しはしていたので、零ということは無いと思うが)。
しかも、ここに来るまで、廉たちには魔力についての知識など、何も無いわけで――……
そんなこともあってか、そんな朱波の言葉に、シルフィアが「あ」という顔をする。
「そういえば、魔力はおろか魔法についても説明してませんでした」
どうやら、純粋に忘れていただけらしい。
そんな彼女に慌てる騒がず、女性は言う。
「それでは、風をイメージしてみて下さい」
「風?」
「はい、風です」
女性の言葉に首を傾げれば、頷かれる。
「その風が、置いた手の方に集まるのをイメージをしてください」
そう言われ、廉は風が集まるのをイメージしながら、水晶玉に手を置いてみれば、何だか丸いガラスを触っているような感覚があった。
次の瞬間、水晶玉が光り出すのだが、そのことに驚いた廉はとっさに手を引っ込める。
「光属性ですか」
ふむ、と女性は記録する。
「では、次の方。どうぞ」
女性に促され、朱波が恐る恐るといった様子で前に出る。
そして、廉と同じように朱波が風をイメージし、水晶玉に触れる。
ふわり。
「風属性、と」
女性が記録し、朱波が手を離そうとすると、水晶玉の中に泡が現れる。
「あら、水属性も?」
水晶玉の泡を見ていれば、バチバチ、と火花を放ち始め、小さな火が現れた。
「あらら、雷属性や火属性まで……」
女性は驚いたように水晶玉と朱波を見る。
だが、それも再度生まれた風により、泡や小さな火は消された。
「どうやら、貴女は他のものも使えるらしいけど、相性としては風属性が一番良いみたいね」
水晶玉から手を離した朱波は、そうですか? と首を傾げる。
「じゃあ、次は私」
詩音が前に出る。
「手を置いて下さい」
女性に促され、詩音は水晶玉に手を置く。
水晶玉に現れたのは、廉とは違う光。
その後は朱波と同じように、水や火などの属性の適性があることも分かった。
「あら?」
「これって、芽?」
不思議そうな女性の声に、廉や朱波が覗き込む。
水晶の底に現れた土と、そこから出た植物の芽。
「土属性まであったとは……」
唸る女性に、驚いているのか、よく分からない表情の詩音。
「でも、惜しいですね。闇属性もあれば、お三方だけで全ての属性が使えたかもしれないのに」
「全ての属性……?」
というと? と、三人は首を傾げる。
「火に水、風に地。光と闇。これが、主な属性です」
「そこから、氷や雷などの派生があります」
女性とシルフィアが説明する。
「廉」
「何だ?」
「もう一回やってみたら?」
水晶玉から手を離した詩音は廉に言う。
「もしかしたら、廉も私たちみたいに出たかもよ?」
朱波の援護に、廉は顔を引きつらせ、観念したのか溜め息を吐いた。
「分かったよ。もう一回、やってみてもいいですか?」
「どうぞ」
女性に許可を取り、再度水晶玉に触れる。
そして先程、触れたときのように、水晶の中から光が放たれる。
だが、先程のように手だけは離さず、目を細めて、水晶玉を見つめる。
そんな水晶玉の中の光が少しずつ収まっていった後、小さな火や泡が出たことにより、廉には朱波や詩音のように、火や水などの属性が使えると分かった。
中でも、光属性と相性は良いらしい。
その後、手を離した廉は、朱波や詩音とともに女性に礼を言い、シルフィアに連れられ、昼食に向かった。
☆★☆
昼食後。
「というわけで、魔力測定と属性検査および昼食後は、勉強の時間です」
明後日の方向を見て言う朱波を、何とも言えない表情で廉たちは見ていた。
「誰に言ってるんだ?」
「結理が居そうな方角?」
「……」
笑顔で返事をする朱波に呆れつつ、この世界についての勉強会の用意をするシルフィアを見る。
「では、授業を始めたいところですが……字、読めますか?」
用意を終えたシルフィアが廉たちに尋ねる。
「定番だと、会話出来ても、字が読めないパターンと会話も字も分かるパターンがあるよな」
シルフィアの問いに思案しながら、廉は言う。
「あれって、大体魔法陣に会話や字が分かるようにって、元から仕込まれているパターンがあるよね?」
「けど、例外もいる」
朱波の言葉に詩音が返す。
それに対し、朱波は首を傾げる。
「例外?」
「廉や結理のような天才タイプ」
「ああ……」
朱波は納得したらしいが、廉が反論する。
「そこで納得すんなよ!」
「えーっと……」
進みそうにない授業に、シルフィアは苦笑いする。
「あ、構わないから続けて」
そう言われたシルフィアは一冊の本を出す。
「う、うん。とりあえず、この本のタイトル分かる?」
「えっと……」
「……」
「……」
無言になる三人に、シルフィアは何とも言えない表情で言う。
「読めないのね」
「いや、あっさり読みそうな人が頭に浮かんだだけだから」
言い訳みたいなことを言う廉に、朱波が横目で見る。
「それ以上、人外扱いしたらハリセン通り越して、夜道は背後に気をつけて歩かないといけなくなるわよ?」
「やめて! 本当になりそうだから! 本当にやめて!」
何故か涙目になる廉に、詩音が手を挙げて言う。
「というわけで、先生。私たちは、その字が分かりません」
「最初からそう言ってよ。もう……」
シルフィアは頭が痛くなった。
このペースで、本当に大丈夫なのかと不安になる。
武器の扱い方を覚えたり、魔法の使い方を覚えたりと、この三人には、まだやらなくてはいけないことがたくさんある。
そのためには、この国について、知ってもらわなくてはいけない。
だから、シルフィアは鬼になることにした。
「決めました」
「え?」
不思議そうな顔をする三人に、シルフィアは告げる。
「一週間で、この国について、魔法について、武器の使い方についてを覚えていただきます」
シルフィアの言葉に、三人がぎょっとする。
「ちょっ、フィア!?」
「この国についてや魔法についてはいいけど、短期間で武器の使い方を覚えるのは無理だ」
だが、シルフィアは首を傾げ、
「頑張って下さいね?」
と笑顔で告げた。
☆★☆
グラスノース世界。
その中にある国の一つ、ウェザリア王国。
王都はクロニクル。
時間の計り方は地球と同じ二十四時間制(一分や一時間についても同じ)。
「通貨は『イェン』です」
「『イェン』? 『円』じゃなくて?」
「はい、『イェン』です」
シルフィアは頷く。
仕組みも同じで、一イェン十枚で十イェンとなる。
つまり、一イェン=一円と思えばいい。
だが、この世界にお札はなく、五百以上は金貨や銀貨、銅貨となる。
四季もあり、四季折々の自然や花々、夜空の星々も美しく、ガイドブックなどにも載るほどだ。
産業は農業や漁業、工業が盛んで、港に行けば、漁師や豪華客船を見ることが出来る。
科学も存在するが、今はまだ魔法を使用することのほうが多い。
「さて、ウェザリア王国は北東西で他国と面しています」
シルフィアは地図を広げる。
北のセレスティ帝国。
東のリヴェルト国。
西のサリエル国。
セレスティ帝国とリヴェルト国は仲が悪く、今は停戦状態で、サリエル国には砂漠もあるとのこと。
だが、この三国との関係は良好であり、戦争も起こったことはない。
「次に国民についてです」
この国には、貴族や平民という地位がある。
穏やかな性格の人が多いウェザリア国民は、貴族だからと偉そうにすることもなければ、反対に困っている人を見かけたら助ける人の方が多い。
貧民街での生活をする者を貴族が助けて、平民にすることもある。
だが、例外として、平民や庶民、貧民街で暮らす人々を見下す者もいるが。
「やっぱりね」
「朱波」
朱波の言葉に、廉と詩音は苦笑いする。
朱波は差別的なものを嫌う。
それでもしてしまうのが、人間なのだろうが。
「はいはい、まだ授業は終わってません。さ、頑張っていきましょう!」
シルフィアの笑顔に三人は顔を引きつらせた。
☆★☆
「し、死ぬ……」
夜になり、廉はぐったりしていた。
ウェザリア王国についての勉強会後、今度は魔法について、勉強する事になった。
“習うより慣れろ”。
城の魔導師の人たちから、魔力や魔法の使い方や技の威力を教え込まれた。
魔力の操作方法。
攻撃の仕方や防御の仕方。
危険な使い方やとっさの判断など。
召喚当日よりハードスケジュールだ。
「明日は武器の使い方かぁ」
明日も疲れそうだ。
☆★☆
「皆さん、似合ってますね」
今日は汚れるから、とシルフィアから渡された服に三人が着替えれば、それを見た彼女がそう告げる。
「そういえば、今日は使用武器を決めるんだっけ」
「はい」
朱波の問いにシルフィアは頷く。
異世界に召喚されて三日目。
廉たちはシルフィアに連れられ、王国騎士団がいる訓練場に向かっていた。
「レガート」
「殿下!? 何かあったのですか!?」
シルフィアは目的の人物を見かけたのか、声を掛ける。
一方で、話しかけられた相手ーーレガートと呼ばれた男性は驚いたらしい。
「ふふ、騎士団の面々は元気ですか?」
「はぁ、何とか。それで、何かご用でも?」
シルフィアが尋ねれば、相手は頷き、尋ね返す。
そんな彼に頷いたシルフィアは、廉たちに彼を紹介する。
「こちら、我が国の騎士団団長、レガート・レオンハルトです」
次にシルフィアは彼ーーレガートに、廉たちを紹介する。
「レガート。今から紹介する彼らは、我が国の勇者として召喚された方々です。失礼の無いように」
「勇者?」
レガートは首を傾げる。
「篠原……じゃない、レン・シノハラです」
「アケハ・シノノメです」
「シオン・カサガネ」
それぞれ自己紹介する。
「お、おう。レガート・レオンハルトだ。よろしく」
レガートも戸惑いつつも、名乗る。
「それで、貴方に頼みたい事があるのですが」
「何でしょうか」
シルフィアの言葉に、レガートが首を傾げる。
「彼らに指導をしてもらえませんか?」
「えっと……何故、私が?」
レガートが尋ねれば、シルフィアは説明する。
「彼らの世界には、魔法が無いらしいのです」
「魔法が、無い……?」
怪訝そうなレガートに、シルフィアは頷く。
「魔法だけではありません。彼らの居た世界には、剣も無いらしいのです」
「いや、王女様。本当に無いわけじゃないですって。剣は昔に存在してましたし、魔法は架空のものですけど」
シルフィアの説明に不安になった廉が横から口を挟む。
「なるほど、それで?」
「ですから……」
「あのですね。私たちは貴方たちのように、戦いや戦争を知らない平和な世界から来たんです」
シルフィアの横から朱波が説明する。
「もちろん、武器の種類やその扱い方、何が有利で不利なのかさえ知らないんです」
「そんな私たちのために、王女様はここへ案内してくれた」
詩音が援護に加わる。
「戦いの最前線のプロである貴方たちの所に」
一歩踏み出す。
「ですから」
頭を下げる。
「彼や私たちに、武器の扱い方を教えて下さい」
「ちょ、ちょっと待て」
「ほら、廉も。あんたが一番、使えるようにならないといけないんだから」
「あ、ああ………」
レガートの制止も聞かず、朱波は横目で廉を確認し、頭を下げるように促す。
「レガート。私からもお願いします」
シルフィアも頭を下げる。
「殿下まで!? あーもう! 分かりました! 指導しますから! 頭を上げてください!」
さすがに、シルフィアに頭を下げさせたままでは、自分の身が危ないので、レガートは三人の指導を引き受けた。
「私たち、ちゃんと聞いたわよ?」
「言霊取った」
ニヤリと笑みを浮かべる朱波と詩音に、
(こいつら……)
と、廉は呆れ、
(良かったですね)
と、シルフィアは思い、
(嵌められた、だと……)
と、レガートは愕然とした。
その後、鬼教官とも言うべきか、レガートの厳しい特訓に、廉たちは何とか剣を持てるようになった。
その際、廉たちの間で「こういうのはチートで片付くんだろ!?」とか「チートは言語や規格外の魔力のみだったらしいわね」という会話がされたとかされてないとか。
それを見たレガートは、会話の内容に怪訝そうな顔をしていたらしく、その表情に副団長や団員たちが怯えていたらしいのだが、それは本人たちだけの秘密である。
☆★☆
異世界生活四、五、六飛んで七日目。
先に言えば、やっていたことはあまり変わっていない。
四日目。
廉たちは、午前に魔法の練習し、午後に騎士団に交じり、剣の特訓。
その際、
『ふふ、何か面白いことやってるわね』
と姿を見せた精霊に驚き、とっさに朱波が契約してしまい、朱波は精霊に関しての勉強のため、一人図書室で籠り、詩音は魔法の先生から防御魔法と相性が良いかもしれん、と告げられ、防御魔法の練習をしていた。
五、六日目。
魔法の練習に朱波が戻り、通常の魔法と精霊魔法を撃ち合っていた。
廉の場合、午後はいつも通り、騎士団での訓練に参加。
仲の良い騎士の友人も出来た。
そして、七日目。
「冒険者ギルド、ですか?」
「この国に無いの?」
廉が尋ねれば、シルフィアは困ったように答える。
「一応、あるけど……あんまりお勧めしたくないかな」
「何で?」
シルフィアの言葉に廉は首を傾げる。
「冒険者は荒くれ者が多いって、言われてるの」
「だろうな」
廉は頷く。
それは予想済みだ。
「後は、レン様たちがまだ剣や魔法に慣れていない、っていう理由もあるのだけど……」
「あー、それも納得できるわ」
痛い所を突かれたと、廉は思う。
一通り出来ないと、ギルドに行ったとしても、依頼すら受けられない可能性もある。
「けどさ、多分だけど、冒険者として動き回れば、結理たちも見つけられると思うんだよね」
腕を組んで言う朱波に、廉は頷く。
「確かに一理あるな」
「そう思うなら、真面目に剣や魔法の練習をしてください。アケハ様たちは、もう応用まで出来る様になったんですから」
「なっ、本当か!?」
シルフィアの言葉に廉が驚く。
「あんた、変な時に真面目なくせして、こういう時は不真面目だからいけないのよ」
「悪かったな」
いつもの癖で返してしまったが、あれ、と廉は思う。
今回は比較的真面目にやってるはずだったんだけどな、と廉は思っていたのだが、朱波たちから見れば、不真面目に見えたのだろうか。
「なぁ」
「何?」
「どうしたの」
「何ですか?」
話し掛ければ、三者三様に返ってくる。
「……その、俺はそんなに不真面目に見えたか?」
間が出来る。
「…………ぷっ」
それは、誰が噴き出したのか。
「あー、うん。ごめんごめん」
「まさか、真面目に考えるとは思わなかった」
「すみません」
謝る朱波に苦笑いする詩音とシルフィア。
「ほら、最近の廉って、部屋戻っても力抜いてないように見えたしさ」
「必死なのは分かったけど、違和感があった」
「それで、冗談でも言ってみよう、ということになったんです」
朱波、詩音、シルフィアの順に説明する。
ああ、そうか、と廉は理解した。
廉自身が倒れたら元も子もないのだと。
『死なないで』
泣き叫ぶような幼馴染の声が頭の中で響く。
「そう、だよな。倒れたら意味ないもんな」
拳を握りしめ、気合いを入れる。
「そうそう。再会前に倒れられてたまるもんですか」
「うん」
「はい、私も早くお会いしたいですし」
朱波たちは笑みを浮かべた。
そんな廉たちを見ていた騎士団員たちはーー
「レンの奴、許せん……」
「羨ましくないぞ、コノヤロー!」
「俺だって俺だって……」
「これは、詳しく事情を聞く必要がありそうだな」
と、怒ったり、泣いたりしていた。
☆★☆
「これが、この一週間にあったこと」
暗闇に蝋燭の灯りで浮かび上がる影の主。
影の主は窓を開け、風を感じる。
「明日から、また楽しい一日になるといいわね。勇者様」
影の主は窓を閉め、灯りを消し、部屋を出る。
金の髪を靡かせて。
読了、ありがとうございます
誤字脱字の報告、お願いします
あと、プロローグと第一話の一部を直しました。
直したのは、
・プロローグと第一話の改行すべき場所
・第一話のシルフィアの容姿
・第一話の城の外側の描写
・第一話の句点の付け足し
・第一話の会話文(?)の訂正
さて、今回は魔力測定したり、属性を知ったりと波乱の一週間だった廉たち
それにしても、女子三人に囲まれても反応無しの廉
まあ、今まで周囲にいた女子の性格がねぇ……
次回はギルドに行きます
一体、何が起こるやら
それでは、また次回