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始まる

ふぅ。


どうにか心を落ちつかせて教室についた。


「じゃ、また後で」

「うん」


瞬は自分の席に戻っていく。結構私と離れてる。名前的に当たり前か。


私も自分の席に戻ると、さっきメアド交換した子達がやってきた。


「ねぇ、佐渡瞬ちゃんと同じ中学校だったの?」

「めっちゃ仲良くない?」


「…え、全然違うよ」


「そうなの〜?」

「あの子かっこいい〜イケメンって感じ」


やっぱ誰から見てもそうなんだ。


「ちょっとアンタ周りに男子いないからって手だすんじゃないよ〜?」

「何言ってんの私は男狙いですぅ彼氏作るんですぅ」

「ちょっとごめんね〜この子男に飢えてるから気にしないであげてね〜」



「う、うん」



(彼氏、か…)



先生がガラッと前の扉を開けて入ってきた。


今まで喋っていた生徒達が一気に静かになる。


「えー、ではね、簡単にこれからのこととかを話ましょうかね。そしたら自己紹介なんかをね、やりましょうかね」


先生の話が始まる。


いきなり受験の話をされてうんざりする。


自己紹介が始まる。


自然と瞬の自己紹介に耳を傾ける。


自分は当たり障りのない自己紹介をする。




始まる。




私達の高校生活が始まる。

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