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どうしてこうなった・・・ 11.5

書き終わって思った。

どうしてこうなった。



Side シャル


「マホテプ」の首都を離れ、早や3日今俺達は前線基地に補給物資を届ける小隊に紛れています。


だが俺はとてもここから離れたい。ってか離れよう。


「シャル・・・なんだかあの二人こわい・・」


そうかそうかサフィもそう思うか。いいかサフィ、サフィはあんな風になっちゃだめだぞ?


「シャルが浮気しないならサフィならない!」


・・・・・・まぁ・・・いいか・・・、よしサフィ一緒に離れるぞ!そーっとだ、そーっとだぞ・・・



ガシッ


あぁ、神よ、なぜ俺を見捨てた・・・・


「あらぁ、シャル君?お姉ちゃんをおいて行くなんてだめな子ねー?」


「おいヘタレシャル。お姉さまをおいて行くとはいい度胸だな?」


「あらぁ、シャル君は私の弟よ。その手を離してくれないかしら?」


「あっれー、あたしの耳腐ってんのかなぁ? この変態痴女の口からシャルの事を弟って言ったような気がするなぁ? シャルはあたしの弟だからさっさと手はなせよ泥棒猫。」



・・・・・・どうしてこうなった。


というか肩がいたい・・・・離して・・・












首都出発1日目―――。


そうとても平和な時間だったんだ。アイシャとユリアさんは衝突するかと思っていたんだけど意外と仲良くなって二人でアレスの腕をがっちり捕えて嬉しそうにしているだけで、小隊の皆さんからの殺気だった目を向けられてるだけでいたって平凡な一日でおわるはずだったんだ・・・。



「ねーシャルー」


なんだサフィ?


「お姫様抱っこして!」


今は色々と危険だから後でしてあげるからねー。


「ぶーっ」


ほっぺた膨らませてもだめー。


「うっ・・・」


な・・・泣いてもだめなんだからっ!


「じゃ手つなごっ?」


あーはいはい、それならまだ小隊の皆も見逃してくれるよな。うん。


きゃっきゃっ、と喜ぶサフィを見ながら平和だなぁと思う今日この頃、唐突に、そう・・・すごい意表をつかれてとんでもない爆弾がいまかいまかと爆発の時をまってるなんて俺は知らなかったんだ。



「あっ、そうだシャル君」


ん? なんですかユリアさん?


「シャル君にね、お願いっていうか、約束したい事があるんだけど大丈夫?」


んー? なんでしょ?


「私、シャル君のお姉ちゃんになるからこれからお姉ちゃんって言ってね❤」


・・・・・はい? なぜに?


「ちょっとまった! こいつはねあたしの弟分なの。姉役はあたし一人で十分なのよ!」


・・・・・初耳ですが?


「あらぁ、でもシャル君はそうは思ってなかったみたいよ?それに私、こんな可愛い弟ほしかったの」


いや、たしかにアイシャを姉とは・・・・無理だな・・・。


「なによ!バカシャル!」


ごめんなさい! ってかアイシャ俺より半年早く生まれてるだけじゃね?


「いいのよ! シャルは黙ってろ! っていうかねユリア! アレスの事はまぁいいわ。こっちにも色々といい条件だったし協力関係にはなったけどね!こいつの事は別問題よ!」


いつのまに協力関係になったんだよ。


「いいじゃないー。こんな可愛い弟ほしいんだもん。それにシャル君が弟になればサフィちゃんもその内、義妹になってくれるんだし・・・」


その内って何!?


「っっっ!! なおさらシャルは渡せないわ! それにねサフィとシャルはすでに夫婦なんだからあたしにとっちゃ義妹なのよ!」


おーけい、俺は物じゃないし、サフィと夫婦じゃないからね?それに君達俺の姉じゃないからね?


あっこらサフィ拗ねないでっ!


「仲良いと思ってたけどそうだっのね! きゃーっ、なおさら欲しいわっ」


テンションあがってますねユリアさん。何度も言いますが俺とサフィは物じゃないです・・・


ちょっ、サフィ狼化しちゃだめぇぇぇええ!


「とりあえずシャルはあたしの妹よ!」


「だーめっ、シャルちゃんとサフィちゃんは私のよ」


いつのまにか俺の扱い女になってませんか?


「「ちょっと黙ってて(!)(ね)」」


はい・・・・・






っていうか二人とも当然のように心の声読まないでくださいな。



「「シャルは妹なんだから当然(よ?)(でしょ!)」」








だから、妹じゃ・・・・もういいや・・・・・







「シャル・・・・今日は飲もう・・・」


おお、アレス・・・・やっぱりお前は俺の親友だよ・・・


あっサフィ、こっちおいで、今日だけもふもふさせてね・・・。





登場人物を振り返って見てみたら、基本的にバカしかいない事に気付いた。

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