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心静止(アシストール)とクリーンルームの崩壊

自分自身の切断された義手を第零の君主ソベラーノ・ゼロのむき出しの心臓に突き立てても、炎と硫黄の爆発は起こらなかった。絶対的な熱的「心静止アシストール」を引き起こしたのだ。熱力学における、一直線の波形フラットライン


ほんの1ミリ秒、時が凍りついた。俺の顔は奴の顔の数センチ前にあった。その実体の目にある星屑の虚空が、突如として黒と紫の静脈に飲み込まれていくのが見えた。俺の寄生体の酸の血と、『バベルのコード』のサイバネティック・ウイルスの混合物が、神の完璧なマトリックスを内側から外側へと引き裂いたのだ。今や医学史上最大の異物フォーリン・ボディとなった俺の黒水晶ブラック・クリスタルの腕は、奴の胸郭の内部で粉々に砕け散った。


君主は口を開けたが、宇宙的な叫び声は出なかった。ただの、しゃがれた、人間らしい、そして恐ろしく欠陥のある溜息だけだ。


『完璧さとは……』彼の声は致命的な静電気ノイズへと崩れていく。『……墓場なのだ』


彼の胸の内部の光が消えた。フラットライン(直線)が宇宙のモニターに表示されたのだ。


第零号患者の体が崩れ落ちた。前や後ろに倒れたのではない。細胞の結合コヒージョンを失ったのだ。深紅のアーマー、俺が奴に無理やり培養させた壊死した肉、そして汚れなきリネンの残骸は、重く不活性な灰色の粉塵の雲へと溶解し、沸騰する床の上に崩れ落ちた。


俺は死んだ神の灰の真ん中に膝をつき、激しく息を喘がせた。俺の左肩は今や、寄生体の血の黒いかさぶたで塞がれたいびつな切断端スタンプにすぎず、鈍いリズムでズキズキと痛んでいた。痛みは容赦のない山のようだったが、俺はその頂に立っていた。


「先生!」グリッスルの声が、耳鳴りを切り裂いた。


緑色のタコだらけの手が俺のタクティカルベストの襟を掴み、俺を持ち上げた。火傷とガラスの切り傷だらけのオークは、俺が膝をついていた床が崩れ落ちたまさにその瞬間、俺を後ろへ引きずり倒した。


君主の死は、感染症を治療しただけではない。深淵の空間を支えていた土台ファウンデーションをも取り除いたのだ。


地殻の圧力を遠ざけていた奴の魔法の意志がなくなり、巨大な球形の空間が自重で崩壊し始めた。黒曜石の天井に亀裂が走り、家ほどの大きさのブロックが雨のように降り注ぐ。


「ヴァレリア! ウインチを!」ルナが数メートル先で砕け散った黒い氷の塊を避けながら叫んだ。エンパスの音波の杖が狂ったように唸りを上げていたが、それは魔法ではなく、地震による大異変カタクリズムの音だった。


エンジニアはすでに、漏斗じょうご状になった穴の中央に吊るされた高張力鋼のケーブルに向かって走っていた。


「上のトラックのモーターは限界だよ! シートベルトにしっかり固定して!」


グリッスルに繊細な作業をしている時間はなかった。彼女は太い鋼鉄のケーブルを自分自身の腰に巻きつけ、無事な方の腕で俺の腰を骨が砕けるような力で掴み、まるで俺が空の点滴袋(IVバッグ)であるかのように自分の胸に固定した。ヴァレリアはルナを背中に引っ掛ける。


「緊急巻き上げ(エマージェンシー・リトラクション)!」ヴァレリアが手首に固定されたリモコンのボタンを押した。


上方のバシリカで1000メートルの高みに停められているドレッドノート・トラックが、機械的な暴力をもってケーブルを巻き上げた。俺たちは、壁が完全に崩れ落ちたまさにその1秒間に、球形空間の床からもぎ取られた。第零号患者の墓は、自然のマグマと砕けた岩の海へと飲み込まれていく。地球は、魔法が開いた潰瘍アルサーを塞ごうとしていたのだ。


上昇は、閉所恐怖症を引き起こしそうな、耳をつんざくようなぼやけた光景だった。かつては完璧に滑らかだった黒水晶の縦穴の壁が、俺たちの周囲で崩壊していく。死んだ魔法の粉塵が肺を詰まらせた。俺は出血性ショックによる気絶の寸前だったが、寄生体による腐食性のアドレナリン注射のおかげでかろうじて意識を保っていた。


ガァァァン!


俺たちは主祭壇ハイ・アルターの亀裂を突き抜け、ゴシック様式のバシリカの内部へと放り出された。ウインチが残酷な衝撃とともに停止し、俺たちの体の下で震えるモザイクの床に俺たちを投げ出した。


ほこりと煙を咳き込みながら、グリッスルのホールドから抜け出した。トラックのタクティカルライトが大聖堂の内部を照らしていたが、俺たちの目の前で展開していた光景こそが、真の医学的奇跡だった。


何千人もの紫色のガラスに凍りついた市民たち――バシリカの身廊や、大陸中の広場を埋め尽くしていた膝をつく彫像たち――が、崩れ去ろうとしていたのだ。


『原初の種子』を失い、魔法の極低温状態クライオジェニクスを維持する君主を失い、旧世界オールド・ワールドの凍てつく熱はついに下がったのだ。


彼らは水や血だまりに変わったわけではない。時間がその代償を要求したのだ。不透明なガラスは細かく白い灰へと変わり、太古の骨は平和な石灰の粉末へと崩れ落ちていった。大公がバッテリーとして使い、数千年の悪夢の中に閉じ込められていた魂たちは、彼らが否定されていた宇宙的な安楽死エウタナジアをついに受けていた。


「音楽が……止まったわ……」ルナがヴァレリアの肩に寄りかかり、バシリカの淀んだ空中に舞う灰を見つめながら呟いた。「絶え間ない嘆きが……終わったの。彼らは休んでいるわ」


人間の右手をドレッドノートのへこんだボンネットに当て、ゆっくりと立ち上がった。呼吸は重く肺が焼けるようだったが、左肩の痛みは「清潔」な痛みだった。戦いの傷跡だ。『原初の種子』の重みはもはや俺の頭の中で囁くことはない。『バベルのコード』は、その終末的な目的ターミナル・パーパスを果たしたのだ。


「患者は死んだ」額のすすを拭い、息を喘がせながら言った。「だが、大陸の隔離クアランティンは正式に解除された」


体をひきずりながらグリッスルが近づいてきた。その傷だらけの顔には、鋭い歯を見せた満面の笑みが浮かんでいる。彼女は無傷の手で俺の右肩をバンと叩き、俺は危うく再び床に倒れそうになった。


「先生、あんたは公式に、地球を歩いた中で最も汚らしくて、狂ってて、そして腕のいい外科医だよ。自分の腕を切り落として、それで神様をぶん殴るなんてね。平原のオークどもは、太陽が冷たくなるまでこの話を歌い継ぐだろうよ」


ヴァレリアがトラックのキャビンへ走り、システムをチェックした。


「アーサー、外の嵐が……センサーによると、気圧が安定したよ。風が止んだ。温度レベルが、地球の生物圏バイオスフィアと互換性のある基準まで上昇してる!」


ヨーロッパの永久氷河が溶けつつあった。大陸を孤立させていた黒水晶の城壁と停滞した氷が、大西洋の塩水に溶けていく。何世紀にもわたって死んだまま純粋に保たれていた旧世界は、ついに腐敗、進化、そして生命に対して開かれたのだ。俺たちが体現する有機的なカオスが、変異した地球の血にまみれた懐へと、ヨーロッパを奪還しようとしていた。


俺は大聖堂の砕け散ったポルティコ(入口)に向かって歩き出した。黒い血、火傷、そして傷ついた栄光にまみれた俺のチームが続く。


骨とガラスの境界を越えた。


外では、サイトカインストームは消え去っていた。かつては無気力な魔法の鉛色の雲に遮られていた空が、開け始めていた。目も眩むような無菌の光ではなく、黄金色で暖かな本物の太陽の光の筋が、ゆっくりと解け始めたピレネーの山々を切り裂いている。


自分の右手を見た。タクティカルグローブはボロボロになり、寄生体の爪は引っ込んで、震え、汚れ、そして素晴らしく「人間らしい」指だけが残されていた。最大の魔法の力を失ったが、黙示録においては、回復力レジリエンスこそが最も鋭いメスなのだ。


深呼吸をした。空気はもはや漂白剤、オゾン、あるいは虚無の味がしなかった。濡れた土の味がした。集中治療室(ICU)からたった今出てきたばかりの世界の味がした。


「装備を整えて、エーテル・エンジンを掃除しろ」白衣の焦げた襟を正した。俺の笑顔は疲労に満ちていたが、本物だった。「この惑星の地表には、まだ診察コンサルテーションを必要としている怪物がたくさんいる。そしてヴェラス先生のクリニックが……今、ヨーロッパに支部を開設したばかりだ」



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