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設定資料集 終焉の謳い手~破壊の騎士と旋律の戦姫~  作者: 柚月 ひなた
第一部・完結記念 伏線・意味注釈 ネタバレ語り
13/16

≪第一章~第二章≫

 章のタイトル通りです。

 序盤からのあれこれ、ストーリーラインに沿って、ネタバレ全開でぐわっと語って行きます!!

 抜けてたりここに書いてなくて気になる描写があれば、質問も受け付けてます……!


 ずっと語りたくてうずうずしてました。

 コミカルに語っている部分もあるので、本編の雰囲気とは違った印象も時折受けるかもです。




 ★作品のテーマ


 「愛」

 「歌」

 「絶望(試練)と希望」

 「何を救う為に何を犠牲にするのか」

 というテーマを書き初めに決めていました。


 「何を救う為、何を犠牲にするのか」については、ルーカス、イリア、ノエル、三人の対比を描いています。


 ノエルは姉の為、世界中の人間を犠牲にする事を選び。

 イリアは世界を救う為、自らを犠牲にする事を選び。

 ルーカスはイリアと世界どちらも救う道を選ぶ。


 一部の終わり時点では失意の底にいるルーカスですが……大丈夫、このままで終わる男ではありません。

 イリアも()かれた〝心の強さ〟をバネに、絶望から立ち上がってくれるはずです。




 ★世界観/各地の名称


 作者が大好きな某ゲームをリスペクトした世界観の仕上がりになってます。

 セフィロト・クリフォトの樹がモチーフとして背景にあって、各地の名称は関連したものを引っ張っての命名が多いです。


 エターク王国を例に挙げると、

 Keter/ケテル→eterk/エターク

 と、アナグラムになっています。




 ★第一章



 ・PROLOGUE、呪詛(じゅそ)


 イリアがノエルにプスッとされて呪詛を受けるシーン。

 場所は一部の決戦の場、北の大神殿・神の神威(ダアト)です。


 ノエルが術式改変(リベレイション)の事で話があるとイリアを呼び出す。

 イリアは応じ、ここでもノエルの説得を試みたけど失敗。


 ノエルはイリアを守る為に呪詛を~といった流れ。

 フェイヴァが不在の理由は、イリアにある人物の護衛を頼まれたからです。

 これが誰であるのかは二部で明らかに。


 さて、この呪詛ですが、イリアを殺す気満々のアインによって用意された〝アイフェの(とげ)〟で穿(うが)たれたもの。

 刺された者は必ず死ぬ。と言われる、アイフェの槍。一般的にはゲイ・ボルグの名称が有名ですね。

 五部の締めくくりにアインが短剣を操ってましたが、これがそうです。

 

 記憶を封じるだけじゃなく、あわよくば死に繋がるような仕掛けに。

 第五部の終わりにも、ここで受けた呪詛が影響して嫌な仕事をしました。


 


 ・イリアの瞳の表現「勿忘草(わすれなぐさ)色」


 勿忘草の花言葉はご存知でしょうか。

 〝真実の愛〟〝私を忘れないで〟です。


 第一部の締めをご覧になればおわかり頂けると思います。そういうことです。

 最初からあの終わり方は決まっていました。



 

 ・第三話で登場した魔熊(まゆう)さん


 アインが放ったものです。イリアを害するために。

 ちょっと先のお話、不穏②でアインが女性と話してますが、〝首尾〟というのが「イリアを殺せたか?」という事だったり。

 通信相手は、アインのお母様です。




 ・エターク王家の紅眼(ルージュ)、魔獣の赤眼


 これは作中でも示唆(しさ)していますが、魔神の力の影響です。

 色も重要なワードですね。




 ・女神の特徴とイリアの容姿


 五章でシャノンも言ってますね。そっくり。




 ・目覚めたイリア、お腹の虫が鳴る


 食いしん坊の片鱗その①。

 安心したら彼女の本質が出て来たようです。




 ★第二章



 ・リエゾン編から登場した(ゲート)


 はい、これもアインの仕掛けです。

 作中一の働き者ですからね。

 各地の(ゲート)(ほとん)どがアイン、つまりは帝国が絡んでいます。


 (ゲート)の性質については、用語などで語ってるので省きます。




 ・ルーカスとの朝食、目を輝かせるイリア


 食いしん坊の片鱗その②。

 可愛いですよね、ハラペコリン。




 ・リシアが撫でた、イリアの腹部の〝(あと)


 聖痕(せいこん)です。リシアは怪我を負って倒れているイリアを見つけた時に、傷痕=聖痕も目撃しています。

 最初は気付かなかったリシアだけど、イリアの持つ力とオタク知識を照らし合わせて、彼女が旋律(せんりつ)戦姫(せんき)と呼ばれる使徒である事に気付きました。




 ・この名に()けて


 へたれなのにこういう時に限って行動派。

 こんだけ好きなのに、トラウマ払拭出来ずに六年間も想いを秘めてたとは。

 何というか、凄いの一言ですね。

 リライト版では剣も捧げました。




 ・不穏②のアイン


 先にちょっと書いてしまったけど、アインは女神の使徒(アポストロス)としてノエルに従いつつ、アインのお母様=皇后の指示を受け、魔神の信徒・アディシェス帝国の皇女ノーチェとしても動いています。




 ・(おぞ)ましい様相(ようそう)(てい)した「独創的な料理」


 料理音痴なイリアが生み出したオムライスの成れの果て。

 コゲマコ君。

 食べる事が好きな割に、料理は出来ない。

 記憶が戻った完全体イリアを見てもらうとわかると思うのですが、細かい事を考えるよりも体が先に動くタイプなのですよ。

 それが料理にも表れてます。

 考えるべきところはちゃんと考えているけど、料理とかそういうのは「なんとかなるでしょ!」のノリです。




 ・イリアに語りかける声


 これは記憶を無くす前の自分自身、あるいは太陽の神秘(アルカナ)ですね。




 ・イリアの魔術の名称にある〝ディ〟


 魔術の改名時に定めたルールです。

 作中の魔術はフランス語をベースに、その他の言語も取り入れた造語になっているのですが、ディ=フランス語でdieuディユあるいはデュー、神を意味する言葉から取ってます。




 ・闇に紛れるアインの能力


 クリフォトとの(ゲート)を繋ぐ空間魔術の応用ですね。

 凡庸性(はんようせい)高い。

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